ちょっとずつになるけど、すぐに観たいという時用に配信サイト情報を載せて行く。
単独記事には配信で観られるサービスのタグをつけます、まとめ系は本文中に情報を載せて行きます。
が、料金や対応タイトルは調査時のものなので変わる可能性があります。
また、全ての配信サイトを網羅しているというわけでもありません。
ひとまず歴代500の作品を優先して対応する予定。
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また、全ての配信サイトを網羅しているというわけでもありません。
ひとまず歴代500の作品を優先して対応する予定。
タイトルから想像するほどひどくないというか、まぁひどいんだけど、最後にごまかされるというか。
主役の子達はアホ丸出し(特にセス)だけどそれなりに可愛いです。
同じ監督の40歳の童貞男も随分前に見たことがあった気がするが、内容はほぼ覚えてない。
多分つまらなかったのでしょう。
感想というほどの事はありませんが、まぁ一応。
一度観れば十分だろうという感じだったのでTUTAYAの配信レンタルで。
(再生速度を変えられるので途中から1.2倍速にしてしまったw)
いつもは仲間はずれにされていてパーティに誘われたことなんてない高校卒業直前の男子校生3人組が初めてパーティーに誘われるんだけど、そのパーティにはそれぞれの意中の子も参加予定の為浮かれちゃうわけ。
調子に乗って、酒の調達係をかって出るのだけど道中トラブルに見舞われまくってなかなかパーティにたどり着けないし、トラブルの副産物で友情にもヒビが入ったり修復したりという感じでバタバタするお話しです。
◎歴代最高の映画500:487位作品
なんてことない話ですよ。
ちょいちょい笑えるところはありましたけどね。
けど、セスとエヴァンのキャラがまあまあな感じなので、最後にほっこりするシーンで、それまでのおふざけがちょっと中和される。
見てても良かったねって思えるのでいいかなと。
コメディだけど自分は爆笑するようなところは無かったですね。
ところどころで「ははっ」ってなる程度だったかな。
(同じ下ネタ系でも前述のデトロイト・メタル・シティのアニメ版はお腹が捩れるくらい爆笑したのですがね)
どっちかっていうとほのぼの系に近いのかなぁ??
しかし、セスの発言は8割くらい下ネタだから、ほのぼのというも違う気もするか。
そして、エンドクレジットの映像がすごいことになっている。
本編に追い討ち+αといった具合で殆どビョーキですよw
悪霊が憑いてますからねw
音楽はまぁまぁ良かったよ。
それ以外だと、ちょっとイミのない場面が多すぎる気もしたけど、どの道最初からあまり意味など求める作品でもないのだろうし、いいのかな。
自分にとってはぼんやりしながら流しておくレベルでしたが、エンディングの潔さにちょっとおまけ。
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Amazonビデオ:300円~
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TUTAYA:324円~
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総評:★★★
物語:★
演出:★★
映像:★★★
音楽:★★★
役者:★★★
<ジャンル>
青春下ネタコメディ
<オススメ>
とりあえず下ネタがNGの人は絶対観ない方が良い。
というかタイトルの時点で察して避けるよねw
ひどいタイトルだもの。
アメリカのバカっぽい感じ全開が好きな人は好きなんじゃないかな。
◎購入
スーパーバッド 童貞ウォーズ コレクターズ・エディション [DVD]
究極に放置したな、、。
再開いたします。
面倒で書いていなかったわけではなく映画自体を暫く観ていなかった。
再開の一発目がコレというのも微妙だけど、いざ。
実は、元々この作品のアニメ版が好きだったので実写はいかがなものかと、偶々Huluで見つけたので観てみた。
好きなところ
・松雪泰子(社長)の演技は良かったです。イメージよりちょっと綺麗過ぎだけど。
・SATSUGAIやエンディングなどは良かった。
嫌いなところ
・根岸くん時の松山ケンイチ。
気弱というよりオカマみたいだった、なんか違うでしょう。
そこは笑いを取る場所じゃないでしょう。
オシャレに憧れがあるはずなのに、口だけで少しもそれを目指している感じがしない。
・加藤ローサ。
相川さんのイメージと違う。
相川さんは天然系女子ですが、加藤ローサだとチャキチャキしすぎててなんか違う。
・全体的にテンポが悪く、流れが切れる、勢いが死んでる。
・梨元さんがいない!
これが一番のマイナスポイント。
梨元さんの存在は需要ですよ。彼を再現しないならこの作品自体取り扱いしないで欲しかった。
資本主義の英雄を無視するなんて許せない、、
・なんであんなプロットにするかね。
漫画やアニメが実写になる時にかなりの確率で発生する、無理矢理泣かせようとするシーンをねじ込もうとするアレですね。
(これがほんとに泣けるシーンになってるならいいが、ちっともなってない。)
そもそもがアホらしくて、だけどそれが突き抜けているところが見所の作品なのにその部分を端折っていらんものを詰め込むなんて、あんまりじゃないか。
特に、根岸くんが良かれと思ってやったことが雪だるま式に逆効果を生み出して行くという流れと、なんだかんだ言いながら興奮すると好きでやってるじゃんっていう部分が大事なんだと思うんだけど、終始イヤイヤっやってます風の雰囲気が強くて違う感じがした。
大人の事情はある程度までは許容ですが、上限突破ってことでNGでした。
アニメとの比較の関係で余計に辛口になってしまったけど、まぁ残念過ぎました。
◎今すぐ観たい!
Hulu:見放題
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ビデオパス:432円~
YouTube:300円~
総評:★
物語:★
演出:★
映像:★
音楽:★★
役者:★
<ジャンル>
メタルモンスターコメディ
<オススメ>
薦めない
個人的に↓こちらのアニメ版の方がずっとオススメ!!笑いすぎてお腹痛くなった。
原作にもかなり忠実じゃないかな。
◎購入
デトロイト・メタル・シティ スタンダード・エディション [DVD]
悲惨にならないところがポイント
陰惨な話なのかな?
って想像しちゃったんだけど、そうでもないのね
そこが、上手いというか、感傷的にならずに物語にしっかり入っていける感じで、結構好きだった。
だからといって、社会と戦った英雄みたいに美化しすぎても逆に冷めそうだったから、そういう意味で温度がちょうど良い。
演技は確かにすごいですね。
主演男優と助演男優を取ってるのも頷けます。
昨今じゃ、役作りの為に体型をコントロールするっていうのは珍しい事じゃなくなりましたが、演技と噛み合って初めてスゲー!って事になるわけですからね。
そういう意味ですごいです。
見事に不治の病なのにすこぶるやんちゃな人を演じています。
余命30日って突然言われたらどうしようか。
一応実話が元だっていうのだからそれに近い事がきっとあったわけだよね。
まぁ、宣告前からどうもちょっとこの人痩せすぎじゃない?
ってのは十分気になるのでw
健康にはあんま見えないけどね。
それでも、まさか後ひと月の命だなんて。。
呆然とするし多分リアリティは感じないかも知れない。
それでも、次第に絶望するだろうし、自分なら受け入れてしまうだろうな。
けどこの人はなんか違うね。
相当な悪あがきをします。
その精神力がすごい。
生きようとするエネルギーが尋常じゃない。
見たところ独り者で守る家族があるとかいうわけでもなさそうだし、応援したり支えてくれる人もいないの。
それまでの職場の仲間達も彼がHIVだと知ってあからさまに避ける様になってしまうし、唯一警官の知人だけは普通に接してるっぽいけど協力者というには程遠い。
それでも全く意に介さないw
今に見てろよっていう気迫に満ち溢れている。
最初は自分が延命することだけで頭がいっぱいだったはずなのに、だんだんと主旨が変わっていく。
あれ程毛嫌いしていた同性愛の人に対しても、一人の人間として向き合うように変わっていく。
自分がマイノリティの側になって初めて気づけた事があったのだろうと思う。
やっぱ、なんでも行動してみないとわからないし、その結果で得られる副産物の方が実は本人にとっての財産になったりするものなのだよね。
そう言う意味でこの人はホントに行動の人だよね。
動いて動いて、必要になればものすごく調べたりもする。
まあ、やり方はかなりハチャメチャだけど。
そうやって自分の中の哲学を貫いていく。
事なかれ主義では結果も知れてるって事か。
その結果1ヶ月後に死ぬと宣言した医者と数ヵ月後に喧嘩するぐらいになる。
やってやりましたねw
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↓ネタバレ
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受賞は史上初の黒人監督さんだそうですよ。
けど、こう言う作品が受賞したのは少し意外な感じだったりしました。
ハリウッドそのものが、だって、そういう社会の一端という感じがしていたので。
ま、それすらも商業的意図で流れに乗っただけかもしれないし、わからないけど。
さて、感想です。
かなりキツかった、、、
この監督さんの作品は初めて観ましたが、結構静かな間をたっぷり目にとってくるのでジリジリと来ますよねぇ。
疲労しますw
けど、観た方が良いとも思います。
これは実話が元になっています。
実在の自由黒人だった人が不当に奴隷として売り飛ばされ、正に奇跡的に家族のもとに戻るまでを綴った作品ですね。
原作(とは言っても体験談なのでノンフィクションですね)を実際に検分した人がいるらしく、体験談の事実性がかなり高いと認められているんだそうですよ。
つまり、殆どホントにあった事だと考えて良いって事ですよね。
それだけにシンドイ・・・
拷問シーン等は想像していたよりは少なめだったですが、その分どんより感は半端ないです。
なんというのか、何か恐ろしいこと、嫌なことが起こりそうな予感をずっと抱かされ続けるような、精神的負担を強いられます。
惜しむらくは12年間の奴隷生活を描いている割に時の流れを殆ど感じない事ですw
しいて上げるなら最後の最後、主人公の髪にちょっと白髪が混じってるかなくらいで、2年間の出来事だと言われても信じてしまいそうなくらいですね。
その辺りはやっぱり物語への厚みに繋がる部分だと思うのでもうちょっと演出なり、メイクなり頑張って欲しい感じでした。
流れが悪いというか、ちょーと全体的に演出に難アリな気がしてまった。。。
同胞の亡骸を埋葬した後の歌のシーンは良いです。
主演の演技も含めてですけど、この作品の虚しさと希望を絶妙に表現してる気がしました。
自由黒人がよくわからない自分には?という感じだったのですが、同じ人種でも白人と同等の権利を持つ裕福な黒人の人がいたのですって。
原題にもある通りなんだけど、人種差別より奴隷制度にスポットがあたってる作品です。
支配する側とされる側で一体何が違うというのか?
隷属問題と考えると我々現代人にとっても他人ごとではない部分があります。
勿論、肉体的な拷問は今ではそうあるもんじゃないと思いますが、その反動なのか、言葉の暴力に関しては今の方がおぞましいくらいでしょう。
肉体的暴力など行わなくても人を服従させる術など幾らでもある事を考えると、今の方が恐ろしい隷属問題が起きているような気がしたり。
演出に難があろうと、ほぼ実話には違いないです。
そういう意味で観た方が良いと思う映画ではあります。
オマケネタ
今回もベネディクト出てましたね(出てるの知らなかったから偶然
売れっ子さんですね。
今回の役どころは、基本善人だけどちょっと情けない感じ。
善人やお人好しでは儲からないのでしょうか?
↓ネタバレ
続きを読む監督:ジェルメーヌ・デュラック
紹介No:0012
ページ:36(下段)
La Souriante Madame Beudet - 1923 English ...
時間は短いです、38分くらい。
ただこれは映画という印象はあまり受けなかったです。
自分の理解が乏しい故かもしれませんが。
ある片田舎に住んでるプチブルジョアっぽい夫婦の話なんですけど、
ここのマダム(ブーデ夫人)がそんな生活に飽き飽きしていて、更には旦那のことも大っ嫌いなんですよw
もう、顔も見るのも嫌みたいな。
ほんと嫌そうにしてます。
「うざい、消えろ」みたいな感じでしょうね。
まぁ、旦那の側も見事にキモキャラとして作りこまれてます。
笑い方も下品だし、自殺の真似事をする癖も悪趣味だよね。。。
確かにストレスたまりそうだなぁ。あんな人。っていう人なの。
(なんで結婚したんでしょう?)
このころのフランスの事をあまり知らないので想像ができないのですが、時代劇みたいにお家が決めた相手と政略的に結婚させられたりとかそういうのが残っている時代だったのでしょうかね。
で、最終的に夫人は妄想の中に逃げ込んじゃうの。
妄想してる時だけが唯一の楽しい時ってことです。
微笑むブーデ夫人っていうのはその妄想の中にいる夫人のことを指しているんでしょうかね。
だがしかし、せっかく妄想に耽っていてもいつもリアル旦那にそれを邪魔されるわけですよ。
そしてとうとう、これはもう旦那消すしかないでしょ。っていう結論に達しちゃう。
んで、ピストルで自殺の真似事する癖があるからね、それに実弾を入れおけばいつか知らずに引き金を引いてホントに死ぬだろうってことですよw
ところがそんな時に限って旦那が冗談で夫人に向かって発砲しちゃうんだよね。
まぁ、幸い弾は当たらずに済むのだけど、計画が失敗した上に、死にかけるわでひどい目に合っちゃうんだ。
結局何も変わらない。
旦那は夫人が自分に殺意があった事すら気づかない。
という、虚しいお話ですよ。
女性観を表現しているとはいえ、今とは時代が違うので今の女性が純粋に共感できることは少なそうですね。
だけど、昔は日本も男尊女卑だったのだから、その時代に思いを馳せるとこの虚しさが伝わってくるような気がします。
テーブルの花瓶の位置が気に入らないっていう表現はすごく上手いですよねw
ああいうのって、ほんとに反りが合わないんだなぁって強く実感する内容だと思ったりします。
(この監督の実体験なのか?と思ってしまうほど)
技法についてもスローモーションや二重露光等結構凝った事やってる感じですが、二重露光については凄いの見たばかりだったのでそこまで「おぉ」とは思わなかったです。
そもそも、素人なので専門的な事はわかっておりませんが。。。単なる主観です。
世間的にはブラックコメディとして紹介されてますが、実際かなりシリアスというか、遣る瀬無い感半端ない内容ですw
コメディのつもりで観ようとしている人が居たら全力で止めてあげたい。
まぁ、まずはなんと言ってもメリルですよw
出だしからオーラ全開ですよ。
もう、怖いからホント。
このお母ちゃん癌に犯されていて、更には薬漬けというのもあってね、元から気が強い性分なんだろうけど、病がそれを加速させているのでしょう。
もの凄い嫌なヤツなんですよ。
凄まじく口が悪いし、嫌味で、皮肉屋。
しかも感が鋭い。メンドくさい感じw
普段は薬漬けだからちょっとこう、ろれつが回らない感じでグチグチ、ブツブツ言ってるのが、時々バチンって弾けたみたいに攻撃的且つ饒舌になるんですよ。
ほんと、怖いの。
なんかが憑依してる感じなの。
この大迫力を抑えてオスカーを受け取ったブルージャスミンのケイト・ブランシェット の演技は自然と気になってきますよね。
未視聴なので近いうちに拝見したいと思います。
さて本作はジュリアも助演女優でノミネートされておりましたが、
なるほど~とうなります。
今回ジュリア・ロバーツが良いです。
ま、勝ってはないとは思いますがそれでもメリル相手にかなり食い下がってまして、やるなコイツみたいなね。
取っ組み合いまで行きますからね。
観てるこっちがオロオロしちゃいますよ。
アイドル映画ばっかり出ている見掛け倒しっぽい印象があったのですが、ちょっと謝りたい気持ちです。
ユアン・マクレガーも女系家族の中で置き去りにされた肩身の狭い感じの旦那役を好演していたと思います。
とはいえ、言うことは意外とはっきり言ったりしますので、別に弱っちいだけの旦那って感じではないので、やけくそか大真面目なのか測りかねますがw
そして、ベネディクト・カンバーバッチですね。
クレバーな役(勿論例の探偵ですが)の印象が強かったのですが、今回はちぃと頭の弱い感じです。
けれども心優しい青年ですね。
お歌が聞けますよ。ベネディクトの。
あのシーンはこの映画の中で数少ないホッとできるシーンでもあります。
うーん、何故か素敵です…。
どうしても目が離せないというか、気になってしょうがないじゃないか。
それともうひとつね。
ベネディクトはジュリア達3姉妹の従兄弟役なんですが、彼の父親をクリス・クーパーが演じています。
でね、お母さんはメリルの妹(つまりジュリア達の叔母ですが)でマーゴ・マーティンデイルが演じてます。
この、マーゴ叔母が、自分の息子のベネディクトをすごく罵るのですよ。
頭がちょっと弱い役ですのでね、それに対して苛立ちを顕にするのですが、父親のクリスが息子をかばうシーンがありまして、そこはかなりグッときますね。
この父と息子の関係はとても素敵なんですね。
自分にも他人にも厳しい、いつも機嫌が悪い長女(ジュリア)、幸うすそうな次女(ジュリアン)、奔放過ぎる三女(ジュリエット)、そして気が強くて口が悪いお母ちゃん(メリル)、更にはそれを取り巻く親族達の愛憎劇で、愛より憎のパートが大部分を占めるという内容です。
ドロドロなヤツですね。
自分ドロドロは好きじゃないんだけど、この作品は単なるドロドロじゃなくてとても切ないんですね。
その物悲しさ故に心を惹きつけられてしまうという感じです。
アメリカ映画らしからぬ、華も救いも無いような話なのです。
好きですけどね。
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YouTube:300円~
↓ネタバレ
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面白かったです。
タイムトラベルものとしての根幹的な矛盾や、疑問はたくさん抱えていますけど、演出が良いので気にならずに観られました。
特に、序盤で掟を破った同僚が拷問される場面がありますが、タイムトラベルの設定を存分に生かした演出になってまして、これはかなり「おわ!」ってなりますね。
後は後半になると一人の子供が登場するのですが(重要な役割)、この子の演技がすごいの。
ピアース・ガニォンくんっていうらしいのですが、撮影当時多分6歳くらいだと思うんですよ。
表情とか感情の高ぶりとか見事なんです。
びっくりですよ。
自分が6歳の時はただのアホだっただろうから、比較すると虚しい限りですが。。。
ライアン・ジョンソン監督はちょっと前にBRICK ブリックを観た時から、気になってました。
あれが長編デビュー作でしたからね。
なんか、この人もしかしたら来るかも・・みたいな予感がしてましたけど、結構きました。
(個人的にだけどw)
長編を今まで3本撮っていて全部自分で脚本してますもんね。
昨今の日本では売れた小説や漫画をアニメ・実写ドラマ・映画・舞台みたいにこれでもかと言うほど使い回すのをよく見かけますが、そんなハイエナみたいな事ばかりしてないで、多少綻びがあっても、こうやってオリジナルで作るっていう情熱をもっと見せて欲しいなぁとか少し思ったりもします。
(全否定するわけじゃないけど)
ブルースとジョセフのダブル主演っぽい扱いになっていますが、実際は、ジョセフくんが主演です。
こんな老けてたっけ?って思っちゃったけど、ブルースが未来の自分っていう設定なのでメイクとかで老け顔にしてるっぽいです。
格の違いがあるでしょうから、ブルース側に寄せるしかなかったのでしょうねw
若干不自然ですけどw
微笑ましいという事で。
さて、話の方は最初はギャングっぽいノリで始まりまして、所謂裏社会のアクションものとして進んで行くんですね。
ジョセフの役どころは未来から送られてきた人間を始末するという、少し変わった始末屋を生業にしています。
ブリックもそうだったですが、退廃的な匂いがします。
この監督はそういう路線が好きなのかな?
等と思いながら見てましたが、映像も哀愁が漂う少し荒れた感じで、
好きです。
硬派な感じですね、ブリックもかなりのハードボイルドでしたが、これもなかなかです。
個人的にハードボイルド、ノワールは大好きなので、だとするとこの監督は結構自分に合うかもしれないなぁなんて思います。
設定がちょっと複雑な上に色々無理があるのでこの辺は省きますが、とにかく未来の悪の組織が送り込んできた「組織にとって有害な人物」を始末するのです。
そして、こういう職業が存在している事を知っている人も未来の組織にとっては有害な人物とみなされてしまう為、当然その職についている本人達も未来では邪魔な存在になっちゃってると。
だから、未来から送られてきた将来の自分を自分で始末するんです。
その代わり未来の自分を始末すると大金がもらえるんですね。
そのことをループを閉じるって呼んでます。
自分で自分の人生を終わらせるっていうことですね。
その後は残りの30年間を遊んで暮らすんですね。
但し、未来の自分を始末しないと重罪になります。
序盤で、ジョセフの同僚がそれをやっちまうのですよね。
自分だって気がついて、逃がしちゃうんです。
最終的には組織に捕まって拷問されるんですが、ここの演出が見ものです。
拷問シーン自体は一切映らないのですが、未来から送られて来た将来の自分が拷問の最中ずっと映し出されてて、つまりその。
現在の(若い方の)同僚の指が詰められる、、、と、突如おっさんの方の同僚の指がなくなるわけです。
そうやって、どんどん体の部位が消えていくのですよ。
これは恐ろしい。
ゾクッとしますね。
で、ジョセフくんにもその時が来るんですが、未来の本人に逃げられますw
そこから奇妙な本人同士での追いかけっこが始まります。
前半はギャングアクションだったのが、後半になるとちょっと雰囲気が変わってきます。
人とは、憎しみとは?
みたいな、人生を紐解くような深い感じになっていきます。
SF設定に無理があってもOKなのはその辺りの後半への布石だからってのもありますね。
じゃないとオイオイっていうだけになっちゃうところなんだけど。
上手いこと流してます。
後、冒頭でTKっていう超能力者の存在がちょっと扱われるんです。
時は2044年。近未来ってやつですね。
モノを浮かせたりなんかできる超能力を使える人が人口の10%くらいの割合で現れるっていう設定になってまして、ほうほう、なる程そういうの出すからにはTKはキーワードになりそうだ。
と思いながら見るのですが冒頭にちょっと出てきて以降全くTKが出てこなくなります。
あの伏線はなんだったんだよ。
って思うのですが・・・
↓ネタバレ
回収されますよ。後半に。
子役くんは、実は30年後の未来の悪の組織の親玉になる子だったのです。
30年後は悪の親玉でも今はまだ小さな子供です。
けれでも、未来の本人(ブルース)は悪の組織に自分の奥さんを殺されてしまいますので、その因果を断ち切る為にもなんとしてでも、この子供を始末したいんですね。
一方で若い本人(ジョセフ)は、未来の自分を消さないと今の組織に自分が狙われますから、こちらの方は未来の自分を始末したいわけです。
そこで、ジョセフは、ブルースが将来の親玉である子供の所に来る事を予測してその家で待ち伏せするんですが、だんだんその子供と母親に情が湧いてくるのです。
最初はただ単に未来の自分を始末する事だけが目的でしたが、この親子の事も守りたいと思うようになってくるんですねー。
そんな矢先に未来の自分より先に悪の組織の方に嗅ぎつけられちゃって絶対絶命のピンチになるのですが、ここできました。
TK!
その子供が強力なTKの才能の持ち主だったのですね。
当時はせいぜいコインを浮かせる程度の能力を持つ人しか居なかったところに、もうポルターガイストみたいに家中の家具やら人まで持ち上げるとんでもない力を持っていたわけですよ。
そしてその力でいとも簡単に悪の組織からやってきた使いの人間を始末しちゃうんです。
但し、まだ子供なので力のコントロールはできていなくて感情が高ぶった時に勝手に発動しちゃうみたいな状態なんです。
(この時の演技も、ぞっとするほどですよw)
そして、ジョセフはその時初めてそのことを知りますから、この力をコントロールできるようになったら、かなり危険な人物になっちゃうじゃないか!
っていうんで、一転して子供を始末しようとするのです。
けど、その子の悲しそうな顔をみたらもう、そんな事できなくなっちゃうんですね。
親子には逃げるように言い渡して、自分は未来の自分&悪の組織と対決する為に待ち構えます。
親子の運命そして未来の自分の運命、今現在の自分の運命、どうなることやら・・。
親子にしろ未来の自分にしろ、守る為に抗っているだけで、どっちかが悪という風に割り切れるような問題じゃないのですよね。
だけどそうやって自身の利害にだけ囚われてしまったら、不幸な出来事が連なっていくだけ。
彼が決断しなければ未来はもっと荒廃する運命だったことでしょう。
憎しみの連鎖を断ち切る事で、何かが変わってくれると信じましょう。
だって、この出会いと出来事がなければきっとずっと「サラ」って呼び続ける。
そういう関係を続けていく運命だったって事だものね。
それにしても人が浮いているシーンはもうちょっと上手にというかw
中国押しなのがちょと気になったのですが、
お金出してくれる人への敬意は必要でしょうから、
監督さんがやりたい事やれてる範疇なら別に良いのでしょうけど。
そういうのが強くなり過ぎてくると、お金の匂いしかしない映画が増えちゃうのでちょっとだけにして欲しいなぁなんて。
監督:ヴィクトル・シェストレム
紹介No:0010
ページ:35
↑のポスターかパッケージかわからないけどデザインも素敵ですね。
残念なことに、日本版のDVDは発売もレンタルもされていないので、
無理してインポート買うよりネットで見ちゃった方がいいかなと。
あらすじを少しずつ書いていたので、拝見してから時間が経っちゃいましたが・・。
自分が観たバージョンには音楽がついていて、カリガリ博士の時と違ってなかなか合っていて良かった気がします。
(今はもう見れなくなってしまったみたい)
以下は、サイレントです
1921 - The Phantom Carriage - VICTOR SJOSTROM - Korkarlen | FULL MOVIE - YouTube
シェストレムっていう監督さん自らが主演しています。
セルマ・ラーゲルレーブという人が書いた原作が元になっていて、原作は未読ですが本書によりますとかなり原作に忠実に作られているそうです。
そしてこの映画の成功が彼の名前とスウェーデン産映画の存在を確固たるものにしたのだという事ですね。
今でも北欧の映画というとちょっと退廃的で、物静か、それこそセリフ(言葉)より表情や映像で語りかけてる印象の方が強い感じがするので、サイレントは向いているのでしょうか。
そしてなんといっても芸術的なセンスですね。
北欧の芸術センスというのはドイツのそれとは違った良さがあると感じます。
ドイツの芸術はかなり前衛的な印象を受けましたが、こちらは幻想的で少しひんやりしているような、正にホラー方面に持って来いという感じでしょうか。
幽体離脱等、所謂霊魂の世界が表現されているのですが、
二重露光で背景の現実部分に死の馬車や死んだ人の霊体の映像等を上に重ねる事によってスケスケな感じにしているんですね。
凄く手間がかかっているので作り手の気合を感じることができます。
また、本書によりますと「血も涙もない冷たい社会の中で少しずつ崩壊していく人間の尊厳」と「それによって狂気に駆り立てられ蛮行に及ぶ社会の犠牲者たち」がこの作品のテーマという事です。
5部構成になっています。
シーン毎に区切られているのですね。
<あらすじ>
第一部
救世軍のあるシスターが病気で床についています。
【聞いた事ない病名ですw
結核の一種であるのは解りますが、なんでしょうか?
=結核の中でも急速に進行するものを言うそうです】
もうかなり末期だった為、母の居る実家に帰ってきていました。
母親は静かに娘を見守っています。
もと同僚もそばで、彼女に励ましの言葉をかけています。
シスターがダヴィド・ホルムを呼んで来いと言い出します。
【誰それ?
=この時点ではわからなくて良い、関係はわからないけど男です】
同僚の女性がダヴィド探しに部屋を出ます。
けれども、ダヴィドは見つけられませんでした。
その代わりにホルム夫人を連れて戻ってきます。
【嫁がいたのか?
=いましたね、ってことは既婚の男ですね】
その間にグスタフという男性もダヴィドを探しに街に出ます。
同僚の女性は、グスタフが多分連れてきてくれるからとシスターを励まします。
そして、ホルム夫人を見たシスターは「可哀想に!」とホルム夫人に同情しています。
【この人達一体どういう関係なんでしょうかね?】
その後、同僚がホルム夫人を家に送り届けに行きます。
場面が変わって男たちが野外で酒盛りをしています。
この日はちょうど大晦日の夜だったのですね。
もうすぐ新年だからと騒いでいるのです。
そのうちの一人が他の男達に向かって話し始めます。
新年になる前にちょっと面白い話を聞かせてやろう。ってな感じですね。
彼は友人ゲラーの話をはじます。
場面は変わってゲラーを映し出します。
心理学に深い造詣を持つゲラーは大晦日の十二時に死んだ者は次の一年間死神の馬車の御者と成って死者の魂をその馬車に積み取る為に労々として働くものだと信じて居ました。
第二部
そして彼は去年の大晦日深夜の十二時に死んだらしいのだと男は飲み仲間に話しました。
場面は変わってシスターのターンです。
まだダヴィドは見つからないのかとかイライラになっています。
そしてまた場面が変わり飲んだくれのターン。
飲んだくれの所に一人の男が近づいて来て
一緒に来てくれ、ホルムさんと言っています。
シスターが危篤であなたの事呼んでるのです。だから一緒に来てくれと。
【=話しかけた男がグスタフで話しかけられたのがダヴィドですね】
ところが、グスタフを邪険にして追い払っちゃうんですが、一緒に飲んでた仲間がダヴィド責め始めます。
【どうやらダヴィドはろくでもない男のようです】
危篤なんだったら今行かないと間に合わなくなるぞ、さっさと行って来いよ。
という具合で、だんだん激しいもみ合いになります。
弾みで頭を石にぶつけたダヴィドが昏倒します。
一緒に飲んでた男たちはトンズラしてどっか行っちゃいました。
残されたダヴィドが目を覚ましました。
そして、ゆっくりと起き上がります。
ところが・・・・
【ここですねー、幽体離脱!二重露光で肉体から魂が抜け出ます】
体は自分の下に見えているんですね、状況がよく飲み込めていないダヴィド。
そこへ一人の男が現れます。
【じゃじゃん。
もうわかりますね。
ゲラー出たw
死んだはずのゲラーが出ちゃいました】
ゲラーに気づいたダヴィドですが、未だに状況がよく理解できず、その馬車で俺を病院に連れてってくれよと、ゲラーに頼んでいます。
けれどもゲラーはこの馬車には生きた人は乗せられないんだよと説明しています。
自分でももう、死んじゃってるって気づいているでしょ?
とダヴィドに向かって語りかけるゲラー。
更に、君は死んでしまった事以上に生前の悪行に直面しないといけないんだよと。
場面が変わります。
過去の警察の留置所のシーンのようです。
ダヴィドがお縄になっています。
【酔っ払って暴れたんでしょうね】
ダヴィドが警官から明日までブタ箱だからね。って言われています。
けど、その事以上にもっと辛い事があるんだよと言って、ダヴィドを別の部屋に連れて行きます。
そこには。
なんと、ダヴィドの弟が、これまたお縄になっていました。
しかもこっちは殺人だそうです。
当然重い罪に問われます。
が、警官は弟が犯罪を犯したのはあんたが原因なんだから、あんたの方が寧ろ服役するべきだと思っているよと、辛辣な言葉をダヴィドに投げかけます。
そう言われて猛烈に反省するダヴィド。
そして、生まれ変わってやり直す事を誓います。
第三部
ダヴィドが妻子の居るアパートに戻ってきました。
が、もぬけの殻になっています。
そこで、近所の人に病気で入院でもしてるのかと聞いています。
近所の住人は、全然そんな感じじゃなかったですよ~と。
更に別の近所の住人とヒソヒソ、ウフフとダヴィドをせせら笑っています。
【「あの人嫁に捨てられたのよきっと」とか言ってるんでしょうね。】
絶望するダヴィド。
今度こそ生まれ変わって、幸せにやっていこうって思ってたのに!
俺の居ない間にこそこそ逃げるようにして消えるなんて!
絶望は怒りに変わりました。
必ず見つけ出して、今の俺と同じ気持ちを味わわせてやる!
復讐に燃えるダヴィド。
そして場面はまた変わります。
一年前今いる街にダヴィドがたどり着いたところです。
ちょうど、この街の救世軍が活動を始めたばかりの時でした。
【ここでシスター登場ですね、なる程これが出会いですか】
食物はいらないから、眠らせてくれと乱暴な態度で踏み込んで行きます。
そんなやつにも優しいシスター。
快く寝床を貸してあげます。
そして、同僚(最初にベッドサイドに居た人ですね)がどんな菌が付着してるかわからないし、消毒手段も今はまだないんだからやめておけと止めるのも聞かずに、彼の脱ぎ捨てたボロボロの上着を修繕し始めるシスター。
ダヴィドは立ち上げホヤホヤの救世軍にとって最初の尋ね人でした。
【張り切っていたんでしょうね。シスター。】
夜中までかかって漸く修繕を終え、自分も寝床につきました。
翌朝。
起きてきたダヴィドを同僚の方が迎えます。
シスターはまだ寝ています。
同僚に向かってあんたが直したのか?と尋ねるダヴィド。
違いますよ~。と同僚。
なおした人を呼んでくれとダヴィド。
【お、殊勝にもお礼の気持ちでも伝えるのかしら?】
そして起きてきたシスター・・・
【え?何を!!】
なんと、この馬鹿野郎はシスターの目の前で直してくれたコートをまたボロボロに引き裂いてしまいます。
そして、皮肉っぽくこっちの方が慣れてるんでね。ってな感じですよ。
【ムキーー】
そんな大馬鹿にも相変わらず慈悲深いシスター。
次の大晦日にはまた来てください。初めての尋ね人が幸せになれるように祈ったのでそれを確かめさせて下さい。って言うんですね。
【もう、見捨てたらいいのに】
更に皮肉なダヴィドは、神への祈りが通じなかった事を証明する為にまた来てやるよと言い返します。
【もうこれ以上口を開くな、外道め】
そして、現在に場面が戻ります。
ゲラーは言います。
君のせいでシスターは死に目にあっているのですよと。
【あの汚いコートにいた菌がシスターを蝕んだって事なのだと解釈しましたが、違うかもしれない】
そして今、彼女は君が訪ねて来るのを待っているんだよと。
せっかく自分の事を思ってくれる人が居たのに、全部失っちゃいましたねと。
もう、この義務(死の馬車の御者になる事)は君が次の一年間引き継ぐ事になっているから、この運命からは逃れられないですからねと。
第四部
場面は病床のシスター。
死に際だからでしょうか、シスターにはゲラーの姿が見えているようです。
そして、彼が死のお迎えをしに来た何かだということも気づいているようです。
あなたの事は怖くないし死ぬことは構わないけどまだやり残した事があるから、時間をくださいとゲラーに頼むシスター。
大事なことをある人に伝えないと死んでも死にきれないと。
シスターの懺悔が始まります。
自分はとても恐ろしい不幸を引き起こしてしまったのだと言っていますね。
それを解決するまでは死ねないって言うんですね。
そして、禁断の告白w
待ち人の事を実は好きなんです。とか言ってますけどw
【世の中とは理不尽なものでございますねー。シスターよ。尽くすタイプにも限度があるですよ。】
ゲラーは言います。
あなたの為になるのならばそうしてあげたいところだけど、この男は貴方の善意を再三打ち砕いて来たのですよ。
場面はまた過去へ。
シスターとダヴィドが出会ったその後ですね。
酒場で飲んだくれているダヴィドと飲み仲間。
そこへ飲み仲間の嫁っぽい人登場。
旦那が働きもせず飲んだくれているので責めています。
ダヴィドと付き合うようになって堕落したのだと、ダヴィドに矛先を向けています。
仲裁に入るシスター達。
もう一人の仲間にも救世軍集会のビラを渡します。
【こんなことしてないで、集会にいらっしゃいなって事ですね】
一人取り残されるダヴィド。
場面は救世軍集会場
何故か居るダヴィド。
【冷やかしだろうか、またなんか問題を起こす気なのでは・・・】
女性ともめるダヴィドとの間に健気にもまた仲裁に入るシスター。
そして、なんでそんなに憎しみが強いのか訪ねますが、
またしても可愛くないダヴィドは心配しなくてももうすぐこの街を出ると告げます。
止めるシスター。
【この時はもう好きだったんだろうなぁ、ほっときゃいいのに】
まだ諦めないと、結構強情なシスター。
それに対してダヴィドはどうしても見つけなくてはいけない人が居る事を伝えますが、それが誰なのか?については曖昧にします。
【勿論、探してるのは逃げた嫁ですけど、そしてシスターとのやり取りの間チラチラ映ってますねw 嫁よ。ここにいたのか】
立ち去るダヴィド。
残されたシスターの元に近寄るホルム夫人。
そして、シスターに自分がさっきの男の嫁であり、彼が探しているのが恐らく自分だということを伝えます。
更に、嫁は彼との生活に耐え兼ねて捨てて逃げてきたことも話します。
前の家から遠いからここなら見つからないだろうと思ったみたいですが、そうはいかなかったワケですね。
それを聞いたシスターはあなたは彼にとっての唯一の希望なのだから直ぐに呼びに行って知らせた方が良いと進言するのですが、ためらう夫人。
空気を呼んだシスターは今すぐじゃなくてもいいと引き下がります。
そして、どのくらい時間が経過してるのかはわかりませんが、夫人が旦那に会う決心をしたのでしょう。
ダヴィドと夫人を引き合わせるシスター。
満足げです。
第五部
病気が悪化するシスター。
大晦日以来調子が悪いのだと同僚が説明しています。
【やっぱりダヴィドの衣服の菌にやられたのでしょう】
ダヴィドと出会ってシスターはどんどん不幸になっていると同僚が心配しています。
だからこそ、真実はシスターには伏せておかないといけないと。ヒソヒソ。
【ん?なんかあったんですね】
場面は再会後のホルム夫妻
あぁ、やり直すのかと思ったんですけど、またもめてますね。
夫人は子供身を案じて旦那の行いを責めています。
【この後は見ていればわかりますが、結構有名なシーン。
シャイニングっぽいヤツがでます、キューブリックはこのシーンにインスパイアされてシャイニングしたのでしょうか
迫り来る恐怖感をがっちり感じますよね、すごい】
そしてまた現在、病床のシスター。
ホルム夫妻を引き合わせた事に責任を感じて自分を責めています。
そして再び、あの夫婦がやり直すのを見届けるまでお迎えは待ってくれと懇願します。
シスターの前で改心するダヴィド。
それを見届けて召されるシスター。
シスターの住まいを後にするゲラーとダヴィド。
何故か、ホルム夫人の住まいへ向かいます。
慌てるダヴィド。
お迎えが必要な人がこの家にいるってのか?
ドキドキ。
室内。
子供共々無理心中を図ろうとしているホルム夫人。
それを悟って更にうろたえるダヴィド。
ゲラーに家族を助けてくれるように懇願しています。
けれども、ゲラーは死んだ人の魂を迎えに来ただけなので生きている人に対して自分にできる事は無いのだと説明します。
益々パニックになるダヴィドは、自分はどうなってもいいから家族だけは助けてくれと、祈ります。
その祈りが通じたのか、魂は肉体に戻り、大慌てで家に駆けつけるダヴィド。
なんとか間に合ったようです。
嫁に今度こそ良き夫・父になるとシスターと約束したのだと伝えます。
嫁は最初信じませんでしたが、泣いている彼を見て心が動いたようです。
「あなたを信じます」と一緒に涙しながら思いを伝えました。
THE END
散々悪行を重ねて死んだはずなのに改心を誓っただけで生き返る等、ご都合主義感は感じますけど、時代が時代ですので走りって事で解釈するのでOKですw
映像は特に素晴らしいです。
冒頭で記載した通り自分が拝見した動画には音楽が後付けされていましたが、それが話を盛り上げていて、海を渡る死の馬車のシーン等はほんとに気味の悪い寒々しい感じがしました。
本書には数多くの大物監督やプロデューサーに芸術的センスが引き継がれたとありますが、インスパイアされる人がたくさんいても全く不思議ではないです。
Körkarlen
監督:ヴィクトル・シェストレム
原作:セルマ・ラーゲルレーブ
脚本:ヴィクトル・シェストレム
撮影:ユリウス・イエンソン
出演:ヴィクトル・シェストレム
アストリード・ホルム
ヒルダ・ボルグストレム
プレスリー主演映画といえば、これ!
なはず。。。
◎歴代最高の映画500:495位作品
出演した映画32本全て主演。と聞くとすご!って思っちゃう。
けど、殆どPVの延長の様な特性の映画でしょうから無理からぬという感じはします。
中でも有名なのがこの作品なのでしょう。
斯く言う私は一度も観た事ありませんでした。
そもそも、プレスリーの映画が初見にございます。
悪しからず。
やっぱプレスリーはお歌が本業な人であって、しかも、この映画も彼の歌ありきが前提で作られているという事を鑑みると、物語性のある映画としてではなく長いPVという位置づけで楽しんだ方が良いのでしょうね。
ただ、そう考えるほどにどうしても長く感じてしまう。
映画としては短めなのですけどね。
内容が空なので、見せ場が来るまで相当待たされたという感覚でした。
シンデレラストーリー仕立てになっていて、どん底から歌手として成功するという流れは、ある種本人の実生活とも共通してますよね。
後は、売れまくって調子に乗っちゃって初心を忘れて暴走しかける⇒不慮の事故に遭遇⇒思い直して更生する
というまぁ、この手の話は何百本と作られて来ただろうというステレオタイプの中でも更に王道のような話です。
つまりストーリーは退屈ってことですが。。。
90分台なのでギリギリ最後まで行ける。
さすがに歌のシーンは良いです。
映画じゃなくてもっと短いPVなら文句なし。
カテゴリーはミュージカルになるのですが、一般的にイメージするミュージカル映画
(散歩の途中で突然歌いだしたり、踊りだしたりするやつ)とは違っていて、歌は劇中劇のような扱いというのでしょうか、映画の中でのTV撮影シーンだったり、ショーのステージ上だったりするので、その点は突然系のミュージカルに嫌悪感を感じる人でも観やすい作品です。
実際そのあたりは全く気になりませんでした。
歌のシーンは必見ですが、それ以外は飛ばしてもいいよね。な作品でした。
◎今すぐ観たい!
Amazonビデオ:300円~
YouTube:300円~