ひと昔映画日記

素人の映画雑食日記 それこそ我が映画道

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004)

しばらくまた映画を観ていなかったので、少し再開してみるか。

わりと最近の監督で面白そうな人はいないかと物色。

エドガー・ライトでもいってみるか。

イギリスでコメディを得意にしてるみたいなので、ながら見にもぴったり。

監督初作品もちょうどHuluに入ってるという都合の良さもあり、いざ。

ショーン・オブ・ザ・デッド [DVD]

 

いやーw

久しぶりにパンチのある作品に出会ったわー。

ホラー×コメディ

 

揚げ足取りの駄作じゃなくて、オリジナリティがある。

 

出演者:ニック・フロスト、 ケイト・アッシュフィールド、 ビル・ナイ、 ルーシー・デイビスサイモン・ペッグ
収録時間:99分
レンタル開始日:2004-12-22

 

Story
公開当時、イギリスのゾンビファンたちを唸らせた傑作ホラーコメディ。母との関係がうまくいかず、パブに入り浸る自堕落な生活を送るショーンは、恋人に振られたことをきっかけに更正を決意する。しかし、突如として死者が甦り彼を襲い始めてしまう。 (詳細はこちら

好きなところ

・抱腹絶倒っていう面白さではないのだけど、こんな映画見たことないわ。

 っていう新鮮さがあって良かった。

・ショーンの親友エドがほんとに憎たらしい感じでよく作られてる。

・前半は完全にコメディなんだけどちょとしたシーンにホラーっぽい演出がされていて、オマージュなんだか馬鹿にしてんだかどっちだって言いたくなるところ。

 B級っぽさを逆手にとったような大胆さ。

・環境がちょっとずつゾンビ寄りになってきているのにまったく気づかず普通に生活しているショーン。

・ゾンビに囲まれてると気づいてからのショーンはなかなか男らしく戦っていてカッコよかった。

・プラン想像時のゆっくりお茶のウインク(最後だけビール)

・クイーンの曲に合わせて、、、

・一歩間違えたら自分の嫌いな、90年代のアメリカンコメディのようになってしまったかもしれない、紙一重感。

・テンポがいい、各シーンにキレがあってリズム感を感じる。

 

嫌いなところ

・オチが嫌

 自分が生き延びる為に戦うのは許容できる、とことんまでっていう方向性も嫌いではない。

グロやバイオレスの映画が嫌いなわけでもない。

それでも、嫌な気持ちがしちゃったので、ダメだった。

 

けど、普通の映画にはちょっと飽き飽きしていて、少し変わった作品が観たいという時にはもってこい。

 

<オススメ>  

新感覚を味わいたい人

グロいのがある程度OKな人

B級っぽさ歓迎の人

 

ショーン・オブ・ザ・デッド [DVD]

ショーン・オブ・ザ・デッド [DVD]

 

 

白いカラス(2003)

観てから結構時間が経っちゃったのでうろ覚えなんだけど、一応。

 

 

白いカラス、うまいこと言ったもんですね。

このタイトルの意味は映画を最後までみると、ほほーなるほど。

と思わせる。

なかなかのセンス。

 

収録時間:108分
レンタル開始日:2004-11-05

 

Story
アンソニー・ホプキンスニコール・キッドマン共演で贈るヒューマンドラマ。ふたりの男女の人生を通して、アメリカの人種差別の複雑さを提起する。人生最後の恋をした大学教授・コールマンは、掃除婦のフォーニアに50年間胸に秘めた告白をするが…。 (詳細はこちら

 

内容の方は重めのテーマを盛りすぎて、消化しきれていない印象。

人種差別問題や階級社会問題、年の差恋愛、家族との関係。

 

しかし、ニコール・キッドマンはとても美しく女盛りで、彼女のファンならばその演技を見るだけで満足できるのではないかと思う。

人生に疲れきって半ば投げやりで生きているような、やさぐれた役なので、

所謂、きらびやかな美しさとは全然違うのだけど、だからすごい。

飾り立てれば普通の女でもある程度キラキラにはできるけど、あんなにズタボロの役なのに輝いてるっていうのは彼女の自力を感じるよね。

 

アンソニー・ホプキンスエド・ハリスの演技も素晴らしく、その点はとても見ごたえを感じた。

静けさの中で堕落した魂が蠢いているようなヒンヤリとした作品の雰囲気も良かったと思います。

 

なので、良い映画になりそうな要素が割と多いのにもったいなかった。

役者の演技でだいぶカバーされているとは思うのだけど、

それでも残念ながら、痛みや悲しみが今一歩、こちらには届きにくかった気がした。

冒頭のシーンがもっと突き刺さる印象になるまで、引き込まれるものであったらとても良かったとのになぁと思わずにはいられない。

 

<オススメ>

ニコール・キッドマンが好きなら

 

 

黒部の太陽 (1968)

先日黒部ダムに行きました。あそこに行くとやっぱりこの映画観てみたくなるよね。

黒部の太陽 [通常版] [DVD]

2部構成で三時間強。

かなり長い、大丈夫かなーと。

心配だったけど、意外とすんなり観られました。

あの時代に黒部にダムを作ろうなんて、ほとんど無謀に近い計画をやり遂げたのですから、凄まじいガッツと執念です。

作品自体は黒部ダムの建設というより破砕帯突破の話になります。

大の大人が吹っ飛ばされる程の強烈な勢いの出水と土砂に阻まれ僅か80m程の距離を掘るのに7ヶ月を費やす事になります。

 

監督:熊井啓
収録時間:196分
レンタル開始日:2013-03-20

 

Story
昭和30年代当時不可能と言われた黒部ダム建設に命を懸けた男たちのドラマをかつてないスケールで映画化。トンネル掘りに対する父の強硬さに反抗した岩岡は、家を出て設計技師となるが…。石原裕次郎三船敏郎二谷英明ほか豪華俳優陣が共演。 (詳細はこちら

 

作品の中で関西電力の社長が言ってました「できるとわかってることをやるのは事業のうちに入らない、勝算7割で勇断を持って実行するのが本当の事業だ」って。

実際やってみたら、それ以上の綱渡りで肝を冷やしたことだろうけど。

そんな命懸けの物語を再現することも、また勇断が必要なプロジェクトだったことでしょう。

 

制作サイドとしては色々なものを背負い失敗が許されないというところで、プロットは無難な印象が否めなかったです。

記録映画的なものでもあるので、当然っちゃ当然ですけど。

それだけだと味気ないので、家族愛や恋愛もバランスよくきりばめときますかー的なものも見え隠れしてます。

宇野重吉寺尾聰のリアル親子共演のシーンはいるのか?

と思わなくもないのですが、それも制作側の大人の事情なのかな。

宇野さんの演技は良いですけど、その辺を削って時間を短くした方が映画としてはスッキリしそうではあります。

 

映像は圧巻ですよ。

今のように危険なシーンはCGで!とはいかないので、撮影自体も本当の危険を冒して作られています。

そういった本物の迫力っていうのはやっぱりすごくって、CGでは足元にも及ばないものだと思いました。

ラストの黒部ダムや周りを取り囲む山々の風景なども美しくて良かったです。

もちろん風景という点では、実際に本物を見たときの方が感動的でしたけどね。 

 

但し、冒頭のシーンで人が崖から落ちるところだけは例外です、、、

あれはね、人形なのがバレバレ過ぎて、今見るとどうしても、もうちょっとどうにかできないものかね、と思ってしまうのですが。

でも、それ以外はリアルさを徹底して追求した作りになっていて迫力満点ですね。

普通に作業するのも大変だろうけど、あんな水浸しの危ない場所でよくもまぁカメラ撮影などできたものだと。

 

裕次郎はさておき、三船敏郎はすごいねー

おっさんなのに、背筋がシュッとしてて見栄えがするし、存在感が際立っている。

威風堂々ってやつですね。

相当カッコイイです。

ラストにとてもおめでたい出来事ととても悲しい出来事が同時に起こるところはなんとも日本的な感じのシーンですが、その際の彼の演技は流石でした。

 

裕次郎は存在感自体はあると思うのですが、台詞まわしがなんというか、何をやっても裕次郎にしかならない感じで、サラリーマンとは思えないという点で若干雰囲気を壊してる感があった気がします。

演技もそんなに上手とは思えなかったし、彼はやっぱりお山の大将的な役をやるのが合っている感じがしてしまった。

まーでも、この作品でもぶっちゃけ美味しいところはほとんど裕次郎さんのものなので、ある意味お山の大将的ではありましたけど。

最後の貫通独り占めはないだろ、、、逆に引くわ。

 

音の使い方も結構凝っていて、水の流れる音にかき消されて聞こえないところを、表情や動きだけで表現することで緊張感を作ったり、鹿威しや蝉の鳴き声などを作品にメリハリを持たせる為にうまく利用していると思いました。

ただ、「音楽」という点ではちょっと微妙。

バリエーションも一辺倒だし、映像のスペクタクルに追いつけてない。

 

映像と三船氏の演技は観て損はないと思います。

でも、ヘルメットに酒を入れるのはやめてほしいw


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<オススメ>

三船敏郎万歳な人

三船敏郎とかよく知らないんだけど、どんな感じかちょっと興味あるって人

・カッコイイおっさんの演技が観たい人

・CGじゃない、本物の迫力ある映像を堪能したい人

・破砕帯って何?っていう人

黒部ダム行こうかな、とか行ってきたって人

・命を懸けて働くってどんな感じだろうって人


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黒部の太陽 [特別版] [DVD]

黒部の太陽 [特別版] [DVD]

 

ドクター・ストレンジ (2016)

別にマーベルフリークってわけじゃないんだけど、偶々が続く。

カンバーバッチが出てると聞けばとりあえず観ておくでしょ。

 

この話は天才外科医だったドクター・ストレンジさん(カンバーバッチ)が、交通事故で手の神経がマヒしてしまって、医者としての地位や名誉や富を一瞬にして失うところから始まる。

よくある導入です。

まあ、いいよ、アメコミだもの。

 

以前の自分を取り戻したい一心で最後にたどり着いたのが、ネパールのカトマンズにある修行場カマー・タージ、そこでワン師匠と出会う。

このノリも相当使い古されたステレオタイプだけど、まぁまぁ、見過ごそう。

 

ワン師匠役はティルダ・スウィントンが演じていますが、彼女の演技はすごく素敵でした。

見おぼえある顔だなーと思いながら観てたんだけど、最後の方になって「オルランド」の人だと気づいた。

忘れようもない、あの強烈な映画。

あの作品では、男性役と女性役の両方をこなしていたティルダ・スウィントンですが、今回の作品では頭をスキンヘッドにして、これまた性の超越を感じさせる素晴らしい存在感。

オーラを感じました。

あの人ならほんとに異次元の力が使えそうに見えるもの。

彼女のアクションシーンはドクターやその他大勢より、ずっとカッコよかった。

マーベル人選は冴えてる。 

 

話を戻すと、その後はマーベルお決まりの勧善懲悪です。

最初は、傲慢で、自分の手を治す事しか考えていなかった彼が

ワン師匠にその傲慢さと弱さを諭され、正義のスイッチがオン。

そして、天才外科医改め、魔術師ヒーローとしてやっていく決意をする。

 

収録時間:115分
レンタル開始日:2017-06-02

 

Story
SHERLOCK」シリーズのベネディクト・カンバーバッチ主演によるヒーローアクション。突然の交通事故により神の手を失った天才外科医、ドクター・ストレンジが、過酷な修業を経て魔術師として闇の魔術に立ち向かい、壮絶な戦いに巻き込まれていく。 (詳細はこちら

 

見せ場はやっぱり「魔術」の映像なんでしょうね。

それはわかってるけど、それにしてもちょっと話が薄すぎないか?

肝心の映像にしてもちょっと盛り過ぎ?

凄いのはもうわかったからって言いたくなる。

やり過ぎてて、ごちゃごちゃしすぎて観ずらい部分もあったし、

これはすごい!っていうのは腹八分目でいいわけよ。

もう少し、派手なアクションシーンを減らして、ドクターに正義のスイッチが入る部分を段階的に表現してくれてもよかったんじゃないのかなと思ったり。

 

でも、魔法のアイテムのマントは良かったね。

マントと空飛ぶ絨毯が合体したような少し古典的な匂いのする面白アイテムなんだけど、主従が逆転してる風で微笑ましい感じ。

それだけに、ドクターのキャラももうちょっと愛嬌割増しの方がこの世界観にあってるように思ったけど。

 

後、悪役はちょっと無いでしょ。

マーベル作品には「ロキ」っていうとても存在感のあるいかした悪役がいるもんだから、彼と比較しちゃうと小者っぽさが否めない。

 

ま、でも、カンバーバッチは相変わらずやっぱりいいし、今回はティルダ・スウィントンがとても素敵だった。

 なので、おまけ。

 

<オススメ>

・マーベル作品を抑えている人

・カンバーバッチにキュンとしてる人

ティルダ・スウィントンにもキュンとしてる人

・でかいスケールのCGが観たい人(CG酔い?に注意)

  

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014)

踊るグルートが、、、可愛すぎだった
収録時間:121分
レンタル開始日:2015-01-21

 

Story
犯罪歴を持つ宇宙のお尋ね者5人が、ひょんなことから銀河滅亡を阻止するヒーローとなって活躍するアクション。幼い頃に地球から誘拐されトレジャーハンターとなったピーター・クイルは、悪党たちから追われる羽目に。ジェームズ・ガン監督作。 (詳細はこちら

続編が公開したばかりで、予告編で見つけたちっさい木のような生き物が気になってしょうがなかった。

で、ちょうど期間限定配信をHuluでやっていたので観てみた。

 

ところが、1の方では「全然ちっさくない!」

むしろでかい。

ちょっとがっかりした訳だけど、あれはあれでなかなか味があっていいですね。

このキャラなしだと正直見る価値なしまで下がるw

けど、グルートのおかげで「話はつまらんけど、まっ、いっか」って思えちゃうスペシャルな存在。

 

こいつがちっさくなって続編で再登場する。

それだけの為に劇場に行ってもいいんじゃないかと思う次第。

でも、そういう人多いんじゃないかな。

ベビー・グルートに心奪われちゃった人ね。

 

それと、凶暴アライグマでグルートの相棒でもあるロケットですが、ブラッドリー・クーパーが声を担当している。

これがとても良かった。

ロケット自身というよりグルートの魅力を引き出す良い働きをしています。

 

映像はマーベルっぽさ全開で、あのお面はトニーを思い出させる。

宇宙船を連結バリアで止めようというところはなかなかの迫力。

 

内容は、はみ出しものが、はみ出しものらしさを生かしつつ悪と戦うという話なんだけど、ある意味娯楽に徹している。

ただ、悪の存在が全然恐怖感を感じない為、どうにもだれてくる感じがあった。

リタイアしかけたんだけど、何回かに分けてどうにか視聴完了。

最後までみるとちょっといい事があったので、結果からいうと頑張って観て良かったかな。

 

音楽は80年代のヒットソングになっていて、懐かしい人にとっては親しみやすくて受け入れ安い。

ジャクソン5に合わせ踊るグルートが忘れれられない。

 

 

 

スポットライト 世紀のスクープ (2015)

ひとつ前のアカデミー受賞作
監督:トム・マッカーシー
収録時間:128分
レンタル開始日:2016-09-07

 

Story
アカデミー賞作品賞脚本賞を受賞した社会派ドラマ。ボストン・グローブ紙の記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話を元に、事件の内幕を取材に当たった記者たちの目線で克明に描き出す。監督は『扉をたたく人』のトム・マッカーシー。 (詳細はこちら

 

展開が早く、抑揚がない作品だがそこがノンフィクションベースであることを観る側に強く意識させる。

うまい作り。

マイケル・キートンは若い頃よりお年を召してからの方が雰囲気あって素敵だった。

非常に静かな作品だけど、緊張感があって集中して見ることができた。

 

信仰はその宗派を信じる人にっとってとても大きな心の拠り所だから、言い方かを変えれば最大の弱点でもあるだろう。

神父の口からもっともらしいことを聞かされたら抗う術はないか。

子供なら特に。

罪を犯した神父はきっと罪悪感がないんだろね。

自分の行いを正当化してしまうのだろうし、言い訳ではなく本人自身がそう信じきっているのだろうから。

拠り所にされる側の物差しっていうのは、自分本位になってしまう。

比較する必要もなければ、咎められる事もないから、どんどん本人にとって都合良く形を変えてしまうのだろう。

もちろん全員ってわけじゃないだろうけど。

 

今でこそ昔ほどではないのかもしれないけど、一時代は教会が政治、経済、文化の全て意のままにしてきた時代もあったのだろうから、こういうことは悲しいかな起こるべくして起こってしまったのかも知れない。

野放しのままで終わりにならなかったことがこのケースでは唯一の救いだった。

それも氷山の一角なのかもしれないが、、、

 

 

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004)

オールドマン様様

うむ、前より随分良かったよ。普通に最後まで観れたもの。

 

 
収録時間:142分
レンタル開始日:2004-12-17

 

Story
前2作が驚異的なヒットを記録した「ハリー・ポッター」シリーズの第3章。魔法学校で3年生に進級したハリーは、両親を死に追いやったシリウス・ブラックが牢獄・アズカバンから脱走したことを知る。 (詳細はこちら

良くなったと思う点

・音楽

前作品の曲自体が嫌いということではないのだけど、似たような曲が多く単調だった印象が強かった。(それも飽きちゃう原因の1つだったんだけど)

今回はシーンに合わせて印象の違う曲が当たっていて、物語との連動性が感じられて良かった。

特に面白いものに変身させる授業で、恐怖と笑いが交互に来るところの音楽の使い方はうまいよね。

 

・演出

これも結構大きい、やっぱりこの辺はキュアロンならではなんでしょう。

良くなったというか、大人でも自然に観られる演出になった。

 

・映像

技術的なことは年々進歩していると思うので置いとくとしても、

以前はわかりやすい映像ではあったが、その分のっぺりとしていて

それもやっぱり単調に感じる要因に。

今回は多少疲れるんだけど、メリハリが効いていてスケールの大きさを感じられる良い絵になっていると思った。

 

少しネタバレ

ゲイリー・オールドマンの起用

何はともあれこれが一番デカイ。

シリウス・ブラック役での起用なんだけど、この役が持つ凶暴な面と柔らかい面を感情豊かに見事に演じ分けてくれています。

彼の演技を見ていると自然に引き込まれていきます。

やっぱり素晴らしい役者ですね。

 

総評としてはこの感じならありかなと思える出来だった。

が、残念な事に次のシリーズはまた違う監督らしい。。。

理由はキュアロンが売れちゃって忙しくなっちゃったから、ってことみたい。

残念だなぁ。

だけど、今後のシリーズでもシリウスの出番はあるようなので、ゲイリーが出るなら観てもいいかなという気持ちになっています。

 

ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002)

寝れない夜に見たら寝落ちできる映画リストに入れよう!

 

 
収録時間:161分
レンタル開始日:2003-04-25

 

Story
記録的ヒットを放った前作に次ぐ第2作目が早くもDVD化。叔母と叔父の容赦無い仕打ちを受け、友人との連絡も断たれて、楽しい夏休みを過ごせないハリー。そんなある日、ハリーの寝室に屋敷しもべ妖精・ドビーが現れる。 (詳細はこちら

どうにか2作品目まで観たけども、飽きる、弛れる。

途中何回も寝そうになりながら3日間かけてやっと観終わった。

CG技術をお披露目するためのPVのよう。

 

クリス・コロンバス監督が前作と今作と撮っていますが、元々ファミリーや子供向けの作品が多い人だし、見る前からこうなる予感はちょっとありましたけどね。

ホーム・アローンとか好きじゃなかったし、、)

飽きるけど不快感を覚える程ではないので、その意味ではホーム・アローンよりはましだけど。

 

で、こんな感じで今後も続くならもう観ても意味がないと思い、止めようと思ったのだが、次の3作目は監督が変わるらしいのだよー。

アルフォンソ・キュアロンが監督してるんだって。

監督が変わればカラーは当然違ってくるだろう。

ゼロ・グラビティはあまり好きじゃなかったけど、この監督はそれ以外の作品をまだ観た事がないので良い機会だと捉えることにしよう。

そんな訳で、しゃーない。もう一作だけ、付き合いますか。

 

致し方ないのだけど、みんなデカくなっちゃってて、この時点でかなりギリギリな感じ、前作ではハリーの笑顔が可愛らしいと感じたが、今作はもう無理だった。

 

よくこの後同じ主人公で5作品も作ったものだ。

「魔法少年」が「魔法兄さん」になるってことなんでしょ?

どんな流れで持っていくのか、その点は少々興味をそそられる。

 

ハリー・ポッターと賢者の石 (2001)

ものすごく今更感が漂っていますが、まぁあれです。

新作に合わせてHuluで1月6日まで期間限定配信されていたので、

大した興味もないんだけど、ちょっと見てるかなぁ的なノリですね。

 

収録時間:152分
レンタル開始日:2002-05-15

 

Story
驚異的なセールスを記録した『ハリー・ポッター』シリーズの映画化第1弾。魔法学校で魔法使いになるための勉強をする少年少女らが繰り広げる夢と冒険のファンタジー。 (詳細はこちら

 

原作は未読で今後も読む予定はありません。

なので、映画としてだけの感想になります。

 

お子様には楽しい作品ではないかと思いますが、大人が見ても大した面白いもんではないという印象でした。

思ってたよりスケールが小さいと感じてしまったりして。

なんというか、ハイ・ファンタジーなのに庶民的な香りがするんです。

それ自体が嫌なわけではないのですが、そこの設定が上手く生きてないというか、どうにもバランスが悪い感じがしちゃって、残念だったなぁって感じです。

 

同じハイ・ファンタジーのロード・オブ・ザ・リングは結構好きなんですが、

あの作品で感じた、一緒に冒険に出かけたくなるような高揚感も感じなかったですし。

 

まぁでも、それに関してはそこまで重要ではなく、 

最も受け入れらないのは、話の顛末ですよね。。。

全体のストーリーは映画の時間内に収めるために色々と削いでいるのでしょうから、言及しないでおきますが、ああいう薄っぺらい出来レースは観ていてしらけてしまいます。

子供を主役にしたって、そこんとこはおまけできませんよ。

 

映像がすごいとか言ったって今は映像がすごいだけなら他にもたくさんあるしなぁ。

 

ただ、この後に続々とシリーズが映画化されているので、その為の序章という位置づけだとしたら、今後のシリーズ次第では評価も変わるかもしれないですが。

 

ハリーの笑顔は初々しくて可愛らしいかったですけどね。

 

というわけで最終評価は一応他のシリーズを観てからにしておきます。

 

ブリングリング(2013)

ソフィアらしいような全然ソフィアじゃないような...

ようやくソフィアの最新作まできた。

(現在「白い肌の異常な夜」のリメイクに取り掛かり始めているようだけど)

 

出演者:エマ・ワトソン、 ケイティ・チャン、 クレア・ジュリアン、 イズラエル・ブルサール、 タイッサ・ファーミガ、 レスリー、 マン
収録時間:90分
レンタル開始日:2014-07-02

 

Story
ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン主演で贈る、少女たちが実際に起こした窃盗事件を映画化。ロサンゼルス郊外の高級住宅地を舞台に、セレブの生活に憧れる5人の少女たちの無謀な冒険を描く。監督は『SOMEWHERE』のソフィア・コッポラ。 (詳細はこちら

 

 Huluに吹替と字幕両方ありましたので、字幕で視聴。

 

すっごくソフィアっぽい部分と、なんか違う?という部分が半々という印象。

ファッションとか女の子のスタイルなんかは、すごくソフィア節が際立っている。

主役の子達の年代が近いのもあるかもだけど、デビュー作の「ヴァージン・スーサイズ」をちょっと彷彿とさせるような。

 音楽も使い方が上手いと思った。

ソフィアにしては「やかましい!!」という感じの曲が多いんだけど、扱う題材が窃盗なので、その逆なで感がというか、若干の不快感も含めて内容とリンクされている感じがした。

特に冒頭の曲の使い方はいい。

変わり種の警報器の音か??と一瞬思わされるようなタイミングで入ってくるんだけど、実は音楽で、実は彼女たちのテンションだったというね。

 

ただ、キャラの魅力はイマイチだった気がするなぁ。

その辺りはヴァージン・スーサイズと差が付いちゃった部分な気がしてしまった。

エマ・ワトソンには悪いが彼女も含めて全員がモブっぽいというのか、、、。

魅力的なキャラが一人でもいたら作品全体に奥行がでるような気がするし、彼女たちの犯した行為自体の見え方も違ってくる気がしたんだけど。

 

内容に関しては、どうだろうなぁ。

ソフィア自身もチャレンジだったと言ってはいるんだけど、今までのソフィアの作品が結構お気に入りだったという人には逆に合わない可能性があるという感じがする。

自分もどちらかというとソフィアの作品のマッタリ感が結構気に入ってた派だったので、こういう感じだったら、わざわざソフィアの作品で見なくてもいいかなと思う部分は無きにしも非ずであった。

サクサク進むので観るのは楽チンだけどね。

 

総評:☆☆✩
物語:☆☆
演出:☆☆☆
映像:☆☆✩✩
音楽:☆☆☆☆
役者:☆☆

<ジャンル>

ノンフィクションに近いクライム

&ファッション映画


<オススメ>

女の子達のスタイルは可愛いと思うのでそういう目線で見るならとてもおすすめ

今までのソフィア作品がプラス評価の人は注意が必要

 

↓ネタバレ

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