クリス・パインが主演してる方のね
実は何気に、ドラマの方のスタートレックを地道にちょっとずつ見進めていて、この前ようやく全部見終わったのだ。
(最新のNetflixオリジナルは別)
で、映画も観ておきましょう。という流れであります。
ファンってわけでもないけど、SFの先駆けであるこのシリーズを観るとSFの変遷みたいのがわかって面白いんじゃないかなーなんてね。
初代はなんといっても60年代。
あの時代の技術でSFドラマを作ろうっていう心意気がなんともチャレンジ精神に溢れていて楽し気だ。
あの頃も特殊メイクはそれなりにあったようで、人型の異星人はそこそこ様になっているものの、人型以外の生命体ときたら、犬に被り物をさせたりとかそういうレベルなんだよね。
エレベーターのドアも明らかに人が裏で操作してるだろっていうw
あと、カーク船長のロマンスシーンが無駄に多いw
このエピソードに必要ないでしょう、それ。っていうのの連続w
なかなか楽しかったよ。
と、これはドラマの話しだった。
『クローバーフィールド/HAKAISHA』の人気クリエイター、J.J.エイブラムスが監督を手掛けたSFアドベンチャー。自らの命を犠牲にして乗員の命を救った伝説の艦長を父に持つカークは、一士官候補生としてエンタープライズ号に乗船することになるが…。 (詳細はこちら)
今回はその初代の人達の映画版。
とはいえ、所謂リメイクとは違うんだよね。
タイムパラドックスとは違うってことらしい。
ごめんなさい。ちょっとそういうのあんまりよく把握してなくて理解が不適切かもしれないんだけど。
同一人物ではありつつ、未来から過去へ偶然タイムワープしてしまった、輩の所業によって、60年代カーク船長の世界とは別の世界の流れができてしまった。ってことみたいで。
昔のカークさんは父親に影響を受けて、宇宙を目指すんだけど、本作のカークさんは生まれるとほとんど同時に父親を失ってしまっているんだよね。
ロミュランやクリンゴン等馴染の異星人も登場するが、ドラマとはまた全然違うデザインで、違和感はあったけどあれはあれで面白い。
本当のファンの人にはどうかわからないけど、主要キャラも初代のイメージを壊さないような配慮がされているように感じるというか、違和感があんまりなかった。
パイクは、次作への布石でもあるのか、カッコいい存在。
そしてね、エンジニアのスコッティ役で、この前まで観ていたエドガー・ライト作品の常連、サイモン・ペグが出ていて、自然と親近感を覚えちゃったよw
味があるよね。
日本でいうと大泉洋的なポジションか?
どこにでも居そうでありながら、替えが利かないユニークさがある感じ。
初代のスポックさんもしっかり登場する。
往年のファンの方はやっぱりうれしいのかな。こういうの。
当時の年齢で出演しても違和感が出ないような設定になっていて、この辺は初代スポックを登場させる前提でひねり出したのだろうかと邪推してしまったけどw
映像はもちろん格段の進歩。
宇宙を漂う浮遊感とか、スピード感とかね
開いたパラシュートがワンタッチで再収納できるのも面白かった。
獣に追われるシーンも臨場感と迫力がある。
宇宙空間での戦闘シーンも破壊力と未来感たっぷり。
ストーリーは割と退屈w
次作には、カンバーバッチが登場するらしいので楽しみ。
この作品をスタートとして残り2作品にどのようにつながっていくのか、そういう楽しみはある。
この作品自体は、こんにちは新時代の皆様という、ご挨拶的な感じであり、1作品完結だと物足りなさがあるものの、やはり続編への布石ととらえるとそれなりに面白かった思える。