ひと昔映画日記

素人の映画雑食日記 それこそ我が映画道

river(2003)

ここいらで、まとめて時間をとって鑑賞済みだけど記録していなかった作品についてまとめておこうかなと。。
古いものだと半年前くらいまで遡るので記憶が怪しい部分もあるが、まぁ、思い出せる範囲内で。

さて、”river”
この映画は、なんていうんだろうな、サスペンスまでいかないけどどっちかっていうとそっちの路線かな。

大泉洋の初主演だったかな?の映画。
同郷のよしみってことで、ファンではないんだけど大泉洋は応援してる。
北海道ローカルから発信された映画で最初は向こうでしか上映してなかったらしい。

今となっては、彼もすっかり全国区で大河ドラマにまで出演してしまうほどだけど、恐らく役者として全国区に羽ばたく少し前くらいの作品だろう。

更には彼の役柄のイメージと言うと少し抜けていて、笑い部分の担当みたいな印象が強いがこの映画は映画自体がひじょーーーーに暗い。
最初から最後までとにかくずっと暗い。
ギャグとか一切なし!(厳密には一箇所くらいはあったかもだけど)


※以降ネタばれ

あらすじは、こんなだ↓
大泉洋扮する主人公は、警察官。
だが、拳銃を使用することに抵抗があり、違反と知りつつ常に拳銃の弾を抜いた状態で勤務していた。
そんなある日、偶然にも若い女性が通り魔に襲われている現場に遭遇してしまう。
女性を人質にとった犯人から数メートル離れたところで拳銃の銃口を犯人に向けて対峙している。
そんなシーンからスタートする。

あらすじじゃなくて冒頭か。

前情報なしで観たので、大泉洋=ほのぼの系と勝手に決め付けていた。
結果、ド頭から裏切られることになる。
途中で転調するのかとも思ったが、それもなし。
それが悪いわけじゃないよ。シリアスな大泉もいいもんだなあとくれば逆に面白い。

結果的に私の印象としては悪くないかなーくらいの温度だったけど。


ローカル映画という認識だったし、実はあんま期待してなかったけど普通に観れる。
ストーリーに関しては、オリジナリティーは感じないけどちゃんと作られていて退屈しないで観ることができるし、ラストシーンも工夫されていて、頑張って作ったんだなぁっていうのが解る。
映像は結構良かった。
特に私はオープニングの映像が好きだったな。好きなタッチだった。

面白い映画、良い映画、好きな映画というように表現は色々あるけれど、この映画に対して私が抱いた印象は、
「好感の持てる映画」という気持ちだった。
(同郷ポイントも多分入ってるけど)
応援したくなる。そんな感じかなぁ。
ぶっちゃけ、作品そのものをフラットに評価すると及第点という感じだが、その後に期待!!ってやつ?
鈴井貴之氏の作品はこれが初視聴だったので、他の作品がどうかはわからないけど、観てみたいかなと思いました。
どんな風に成長してるのか気になる!という好奇心は少なくともそそられます。

目だった不満点で言うと、話の内容が暗いからってことだろうけど、ささやくような話し声のシーンが多くて、
そればっかりは大泉氏にはあってない(イメージではなく声質的に)感じがして違和感+聞きとりずれーってのはあった。


総評:☆☆☆
物語:☆☆
演出:☆☆☆
映像:☆☆☆☆
音楽:☆☆☆
役者:☆☆☆☆
制作年:2003


<ジャンル>
むずいなぁ、一応サスペンスにしとくかな


<お奨めの気分>
くらーい映画なので、疲れてるときや沈んでる時は観ない