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ひと昔映画日記

素人の映画雑食日記 それこそ我が映画道

マリー・アントワネット(2006)

アメリカ フランス 日本 史劇 ラブロマンス ドラマ 人生 映画賞受賞 2000年代 ☆3

サブタイトル打った方が良かったんじゃない?

監督:ソフィア・コッポラ
別にコッポラつながりって訳でもないんだけど。

いいなぁと思うところと、なんだそれって思うところと極端な映画だった。
上手いなぁとは思った。さすがに大監督の娘か。
映像は大変良かったし、衣装は当然アカデミーで賞を取るだけのことある、納得の出来栄え。

だけどなんていうか、映画全体としては今ひとつピンと来なかった。

フィクションの映画としてなら悪くない感じなんだけど。
「マリーアントワネット」ってタイトルに出しちゃうと、そういうの前提になっちゃうよね。
マリーアントワネットの生涯については、知らない人の方が多分少ないくらいだろうし、
どうしたって史実と重ね合わせて受け止めようという、心構えができてしまう。
観る前に伝記映画として観るという先入観を与えてしまうし、この映画に関してはそれが大きな仇になってくるわけだ。

この映画は伝記として観るには程遠い内容になっている。
ある女の子の生涯を描いたフィクションであるという前提なら楽しく観れる。
そんな感じがした。

料理でもそうだよ。
メニューに書いてある名前からどんな料理なのか想像する。
当然だよね、実物を見たり食べたりする前はそれしか判断材料が無いんだから。
だからタイトルと中身がリンクしている、含みを持たせる、意図的に意味を持たせないなどなど、
手法はさまざまだけど、安直なタイトルだとそれ自体が足を引っ張る場合もある。

だからせめて、サブタイトルでもいいからなんか伝記としてではない映画としてみる心構えみたいなものを植えつけるとかね。
して欲しかったかな。
正確にはラストをあれにしたいなら、そうするべきだった気がする。


↓以降ネタばれ

というよりむしろ、最後の部分いらない。
それならあれはあれで、こういう路線なんだって思えるしだとしたら新鮮でよかったんだよなぁ。
逆に新しいじゃん。みたいな感じでとことんポップ路線で突き進んで欲しかった。

それを最後の最後でシリアスな流れに持っていこうったって無理があるよ。
ああいう切り替えするならもっと勢いをつけてなぎ倒しくらいでいくか、
もうちょい映画の時間長くして彼女の心情の変化や環境の変化をきちんと描くかどっちかじゃないと厳しい気がする。。
あんな、中途半端にとってつけたみたいなラストだと興ざめするんですが。

ということで非常におしい感じ。勿体無い。
主役の演技もとてもよかったしね。
あの配役はばっちりだった気がするよ。


総評:☆☆☆
物語:☆☆
演出:☆☆
映像:☆☆☆☆☆
音楽:☆☆☆☆
役者:☆☆☆☆
制作年:2006


<ジャンル>
難しいよなぁ、伝記としては認められないし、ドラマかね

<お奨めの気分>
楽しい感じなので気軽に観れる