ひと昔映画日記

素人の映画雑食日記 それこそ我が映画道

CASSHERN(2004)

別に観たかったわけじゃないんだけど
たまたまレンタル料が10円になっていたので10円なら良いかと思って。
えーと、実写ね。


さすがに、本職写真家ってだけのことはあって、映像は美しい。
構図や配色は素敵だなぁと思いました。
静止画として切り絵にしちゃえばそのまんまアートって感じで。
とても低予算で作られているとは感じませんでした。
ほんと、技術の進歩様々ってやつ?
まぁアクションシーンなどは「ん?」なところもあったけど。

が、しかしだ。。。
それ以外がちょっと。。。

終始音楽が流れていて、それが邪魔になってる印象を受けてしまった。
BGMという次元の音じゃないんだよね、、、
異常に長いプロモーションビデオでも見せられてるかのようだよ。
あれって逆効果なんじゃないか。
メリハリって大事だと思うんで、音楽だって使いどころだと思うんすよね
前半からあんなにガンガン音ならしっぱなしでラストの見せ場のシーンとかどうするんだろうと思いながら見ていたけど、
音がでかくなっただけだった、、、

ストーリーやセリフや設定、あと登場人物のキャラクター設定とかも、安っぽくて陳腐。
映像にばっかり気が行って他がお留守ってな感じ?
黙して語るっていう手法は嫌いじゃないんだけど、演出がしっかりしてないと逆効果だし。
盛り上げどころも微妙なんで、やっぱりそういうのは専門の人におまかせした方がよかったんじゃないだろうかと。

自分のこだわりとか主張とか通すのも構わないけどそれなら覚悟決めて捨てるもんは捨てて欲しい気がしちゃった。
あれもこれもと欲張り過ぎて、潔さが感じられないのでこっちも気合入んない。


美術監督としてなら引く手あまただろうになぁ
なんだかもったいない。早く自分の才能を正しく認識して欲しいと思っちゃたりしました。


総評:☆
物語:☆
演出:☆
映像:☆☆☆☆☆
音楽:☆
役者:☆☆

<ジャンル>
なんだ?SFかな

<お奨めの気分>
まじめに観るもんじゃない