見たの結構前なんでちょっと、忘れかけてきたけど。
これはだな、透明人間もの。
だけどファンタジー系じゃないよ。
透明人間になる研究は既に成功してるんだが、そこから戻る為の研究がもうちょっとで完成しそうだけど、できてない設定ね。
んで、主人公(ケビン・ベーコン)の天才?科学者が戻す実験(ゴリラ)に成功するってところから始まる。
題材が題材だから、VFXが多様されとります。
もしホントに透明人間になる技術が開発されたらこんな感じかもだねーと思うよ。
ブラック・ブックと同じ監督じゃね?ってことに観た後で気づく。
随分と色が違うな・・・。驚いたんですよ。
なんなら氷の微笑もこの監督だった。。
(えらく話題になったけども、ダグラス好きじゃなかったので記憶から抹消されていた)
それも踏まえると、なんか更に半端な感じしちゃうよね。
こういう監督って最後までやりたい放題を貫いて欲しい感じがするもの。
ハリウッド枠の中で辟易して母国に帰国し、その後作ったのがブラック・ブックだそうで、色々思うところあったわけね。
と、納得してしまった。
実際、この映画を撮るにあたって制約やら条件やらてんこ盛りで、やりたいことが全然できなかったと。
確かに中途半端というか窮屈そうよね。
ホントは主人公ももう一つ一線越えた感じにしたかったのかもしれないなぁ。なんて。(だったら、自分はもっと食いついたぞ)
話の方はというと、実験の成功に調子こいた主人公が自分の体で人体実験して成功することで富と名声を得ようという目論見から周りの反対を押し切って自分を透明にしちゃうんだけど、元に戻れなくなっちゃうのね。
最初は大人しく我慢してても、研究室に閉じ込められたことや実験が成功しないことへのストレスから、脱走しますw
脱走した後はやりたい放題だわw
いや、人から見えないともう本能のままね。
この人じゃなくても多分そうなるんだろうけど。
子供を怯えさせる、女性の部屋に忍び込む、終いには邪魔者を消しに行くとこまでエスカレートする。
最後の方はVS仲間の研究者で命懸けのファイトすることになるんだけど
その辺に行くと殆どホラーだわ。
この辺がなぁ、ただの暴れん坊みたいでちょっと単調過ぎた感じがしちゃったなぁ。
もちょっと精神的に詰めてもらった方が自分は良かったな。
ケビン・ベーコンは結構好きな役者だし、演技も良かった
バカっぽい感じがうまいね。
総評:☆☆☆
物語:☆☆☆
演出:☆☆
映像:☆☆☆
音楽:☆☆☆
役者:☆☆☆☆
監督:ポール・バーホーベン
<ジャンル>
意外と難しかった。SFは良いとして、ホラー?サスペンス?うーん
全体のバランスを考えてサスペンスにしといた
<お奨めの気分>
なんだろうね。ジャンル決めるのに悩んだのがそのまま反映されるが、難しい。
監督が好きだったとしても、この作品に関しては監督自身が不満を持っているので、そういう意味ではお奨めじゃないし。
やっぱケビンの演技目当てや、透明人間になってみたい人?w