ひと昔映画日記

素人の映画雑食日記 それこそ我が映画道

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(2011)

本来ならタイトル見ただけで避けるような作品。

だけど、今年のアカデミーで脚本賞にノミネートされたというその事実一点で、ならちょっと観てみるかと。

主演の女性がコメディエンヌで彼女自身が書いた脚本みたいね。

 

 

所謂ドタバタコメディってやつね。

しかも、大人向けの。

大人向けな理由としては幾つかあるけど、一つはやっぱ下ネタの多さだよな。

クライマックス以外殆ど常時下ネタくらいの勢いだ。

下ネタを扱う映画ってどうしようもなく下品でイラつく類と、なんか可愛くて許せる類があるんだけど、若干前者寄り。

眉間にしわ寄せながら下ネタ扱うのやめてくれるか。

後は、主要人物がみんなミドルエイジの女性ってことで子供が見たって絶対つまらんよね。

 

何をやってもうまくいかないっていうありがちな主人公設定の入りなんだけど、明らかに自業自得w

不運に見舞われて・・・という類ではない、君の性格が悪いのだからしょうがないっしょ。ってレベル。

 

ただまぁ、あの鼻持ちならない金持ちのポッと出友人に頭にくるってのは確かに不幸というか、あれやられたら大概ムカつくだろうなというのは共感できなくもない。

 

昔、OLの女子グループ内で似たようなことやってなぁと思い出したりした。

持ち物やら、服、出入りする店に至るまで全部真似されて「なんなのあの子ムカつく」みたいなねw

一人になっても良いからそんなグループ抜けるけどな。

なんて思いながらも関わらないようにしていたことを思い出した。。。

 

国民性もあってか流石にその辺は日本の一般的なOLさんとは訳が違う。

激しいのなんのって。。。

ああいうの、アメリカ人が観ると面白いって思うんだろうねー

アカデミーにノミネートされるぐらいなんだから。

自分は疲れたよw

いくらギャグベースでもあんな醜い争い、別にみたくねーよーってなところだ。

主人公がパーティーの席でブチ切れて暴れだした時は思わず早送りしてしまった。

 

やっぱアカデミーってのは世界標準じゃなくて、アメリカ標準なんだなぁと痛感するに至った。

なので、感覚がアメリカ寄りの人ならコメディとして楽しめるだろうけど、自分は日本的感性の持ち主だと自覚のある人や日頃はヨーロッパ映画を好んで観ていますって人が観たら失敗するだろうと思う。

 

但し、一度は大概の人が通る道っていうのかな。

ぶっちゃけ30過ぎてまでやることじゃないだろうに、、、とは思うがw

学生時代くらいならね。

という観点に切り替えると共感できる部分も結構沢山あるかな。

 

若ければ若いほどに対応の選択肢ってのが少ないだろうから、些細なことで勝手に追い込まれちゃったりもする。

良くも悪くもいい歳して青春してるなぁって感じ。

あからさまな嫌がらせなんて、はっきり言ってパワー使うもん。

それやれるって事自体私からしてみたら青春だわw

 

総評:★

物語:★

演出:★

映像:★★

音楽:★★

役者:★★

 

<ジャンル>

下ネタガールズコメディ

 

<お奨めの気分>

上記のジャンルが好きなら