途中までいい感じだったのに最後失速したなぁ。
勿体無いな。
もっとサイコっぽいのかと思ったけど、違うのね。
タイトルから容易に題材が想像できるのもなんかコノ手の話にしちゃダサい。
実際、その名の通りネット上のとあるイカレサイトで巻き起こる、イカレ事件を追うFBIのIT捜査科っぽい部署に所属しているのが本件の主役(ダイアン・レイン)
サイバースリラーってやつね
だが、まぁ、普通の刑事ものと思って観れば普通に楽しめるとは思う。
なんというか、ある意味セオリー通りに進む印象で、当然その分面白みや意外性やオリジナリティが欠如してるように感じてしまう。
なので、予想外の事が嫌いな人にはいいのかもw
IT用語が結構多用されてるので(特に前半)そういうのが苦手な人はつまらないかも。
サイバー押しにするなら最後までサイバー頭脳戦路線でも良かった気がするし、スリラー押しにするならもっと、後半部分の細部を工夫して欲しかったというところだ。
非合法や、犯罪に関連している疑いのあるサイトの調査を行い尻尾を掴むってのが彼女らのメイン業務ね。
ある時、一般からのタレコミにより「あるサイト」の調査をして欲しいという依頼が舞い込んでくる。
確認してみるとそれは、ライブ映像で、猫を虐待しているというものだ。
結局その猫は死亡してしまうが、たかが猫の虐待でしょ?という上層部の判断で、なかったことにされる。
わかりやすくフラグオンしました。
いいんですよ。序盤ですからね。
さてしかし、第二の犠牲者は猫ではなくおっさんだった。
まぁ、そうなるよね。それみたことかですよ。
正しく公開処刑ですわ。
映像は結構エグイ。
しかも犯人は、サイトのアクセスが増えれば増えるほど死亡までの時間が早まる仕掛けを施すという鬼畜趣味ヤロー。
Wikiにはシャーデンフロイデに対する投げかけとあるが、実際おっさんは死んでしまう=それだけサイトを閲覧していた人が大勢いたということになるのだが、リアルならどうなんだろう。
最初の一回目は本気にしない人も大勢いてその結果不幸が起こるという可能性も大なので除外するにしても、実際そのせいで人が亡くなったとニュースで流れたとしたら、次も観るのか?
好奇心をそそられることは否定しない。
でも、自分なら遠慮したいけどなぁ。。夢に出そうだし。
フィクションと解っているから、好奇心に素直に従えるけど、そうじゃないなら、好奇心以外の判断基準も加味するのが、標準であって欲しいところだ。
色々詰が甘いにしろ、一応はこうやってシャーデンフロイデについて考えてみたので、目論見自体はかろうじて達成ということになるのだろうかね
↓ネタバレ
突然現れたサイバーサイコヤローに翻弄される警察の図。
ネタは結構良いというか好きなネタなんだよな。
でも結果的には消化不良。
どんな鬼畜ヤローなのかと楽しみにしていたのに、結局なによ。
怨恨?ありえねー、、、
何それ、、、
引くわー
最後なんて自分が捕まるの覚悟の上での道連れ犯行て。。。
サイコヤローはそんなみみっちぃことせんわ。
しかも、狙われてるのわかってるのに護衛もつけないなんて、ありえないと思うしー
、最後だけなんで拘束がヌルイのかも疑問だしね。
その前までは徹底して体の自由奪ってたのに急にやり方変えるなよー
それとも、ほんとは心のどこかで、殺して欲しいと願っていたのだろうか?
と、変な深読みしたくなるw
総評:★★
物語:★★
演出:★★
映像:★★★★
音楽:★★
役者:★★★
<ジャンル>
サイバースリラー
<お奨めの気分>
エグイ映像好きorセオリー好き向きかな