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ひと昔映画日記

素人の映画雑食日記 それこそ我が映画道

ライフ・イズ・ミラクル(2004)

フランス セルビア モンテネグロ ドラマ ラブロマンス 2000年代 ☆4.5 良音 映像美

出演者:スラブコ・スティマチ、 ナターシャ・ソラック、 ヴク・コスティッチ、 アレクサンダル・ベルチュク、 エミール・クストリッツァ
収録時間:154分
レンタル開始日:2006-04-05

Story
ヨーロッパを代表する巨匠、エミール・クストリッツァ監督が祖国旧ユーゴスラビアの混迷を背景に描いたラブストーリー。92年のボスニアセルビア国境近くの村に鉄道を敷くためにやって来た技師のルカはのんきに暮らしていたが、やがて内戦が勃発して…。2004(C)Les Films Alain Sarde-Cabiria Films-France 2 Cinema (詳細はこちら
うん。
正月やね、でも今年は映画ざんまいできんかった(泪

「エミール・クストリツァ」お勧めって聞いたんで、これ観てみようかなって。

好きだね。
多分、他の作品も好きそうな匂いがした。

音楽?というか音が良い。
音楽だけの枠にとどまらない、音の使い方がすごく好きだよ。
映画の中の色んな音が背景の音楽とシンクロするような作りになっていて素敵だったわ。
映像も好き。
色彩的なものも好きだけど、ロケーションで使った家のある場所の風景っていうのかな良いっす。
なんか、侘び寂びを感じる。



ボスニア紛争を背景にしていて、実話が元になっているらしいんだけど、戦争映画にありがちなヘビーな感じではない。

主人公の身近な人と環境に焦点を絞った描かれ方になっているのでヒューマンドラマ&ラブストーリーって感じ。

とは言っても、背景が紛争なだけに悲しい出来事も結構起こるんだけど、そこんところをコミカル要素やシニカル要素たっぷりな独特の視点で表現されていて、なんとも言えない複雑な心境に陥れられる。
悲しさと微笑ましさが同時に通り過ぎていくような、どうにも言葉では表現しずらい複雑な感じ。
だけど、それがなんか気持ちいい。
望んで落ちて行きたくなる不思議な魅力がある。


スイカに塩とか、
最近はエスカレートして塩キャラメルやら塩大福やら色々バージョンもあるがね、そんな感じ。
一見ミスマッチっぽいのにクセになる旨みみたいなやつがある。


主人公の男性は基本ニヤケ顔?
ヒロインも基本笑顔(可愛い♪)
紛争を背景にした話なのに、主役二人のデフォルト表情が笑顔っていうのが、このお話軸になっているんじゃないの。

あとは、動物ね。
色んな種類の動物が色んな役割で登場するんだけど、使い方うまいこと。
特にロバ。
失恋に絶望して、自殺したいロバくん。

主役の二人がこの話の線路だとしたらこのロバくんは、線路のスイッチ?(なんていうの切り替えポイント?)あれみたいな役割で、要のところで登場しては物語の方向を示したり切り替えたりしていくのね。

ラストシーンに登場するロバくん。
あれはやられたよ、私だって抱きしめたくなるだろう。


どれだけ楽天的で前向きであっても、苦痛や悲しみを避けて通れない時もある。
だけど、絶望だって永遠に続くわけではない、予期せぬところで希望を掴むこともある。

良くも悪くも先のことなんてわからない。
思うがままに生きようじゃない。


総評:☆☆☆☆
物語:☆☆☆☆
演出:☆☆☆☆
映像:☆☆☆☆
音楽:☆☆☆☆☆
役者:☆☆☆☆

<ジャンル>
ヒューマン&ラブストーリー

<お奨めの気分>
ちょっともの悲しいのにほっこりする不思議な映画、ただ長い。
なので時間がたっぷりある時