読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ひと昔映画日記

素人の映画雑食日記 それこそ我が映画道

イースタン・プロミス(2007)

イギリス カナダ ドラマ ギャング・マフィア サスペンス ハードボイルド 映画賞ノミネート 2000年代 ★4 かっこいい

収録時間:100分
レンタル開始日:2008-11-14

Story
鬼才、デヴィッド・クローネンバーグ監督によるサスペンスアクション。ロンドンの裏社会で暗躍するロシアン・マフィアの男と表の世界で小さな命のために奔走する女の運命を描く。ヴィゴ・モーテンセン主演。R-18作品。 (詳細はこちら

いいんじゃないすかー
これ。
ちょっと、こいつはいい拾いもんだったんじゃないのかしら。


正直、全然期待してなかったんだけど。

主演のヴィゴ・モーテンセンはロードオブザリングで有名になった人らしいけど、自分観た事ないんでしらんかったし、クローネンバーグ監督の映画も観た事なかったのでどういう映画作る人なのかも全く知らずに視聴。

ちょくちょく拝見してる映画評論家のサイトで結構高い評価だったんで見てみよっかなくらいで。
時間も短めだしちょいと観るのにちょうどいいじゃんくらいで。


頭からかなり引っ張られたね。
軽くグロシーンからのスタートだったんで、いきなりかい!
と思いつつグイグイと。
冒頭からマフィアモノってのが前面に押し出されてる。
とりあえず、個人的に最初の餌には食らいつきました。


この映画R-18くらってるらしいんだけど、観るとあぁそういうことなのかって。
いわゆるエロシーンも、ちょとあるんだけど、それ以上の禁じ手が!
サウナの中で全裸で敵と格闘するシーンがあってこれが激しいですー
ダブルでくらってんだな。
でも、派手なドンパチよりリアルで迫力満点!!
良かった。
「あーやべーよ、これ、死んだよ」って何回も思うんだけど頑張りましたね。


危篤状態で病院に運び込まれた妊婦の少女が子供を産み落としてなくなってしまう。
その場に居合わせた看護師(ナオミ・ワッツ)が、彼女の生んだ赤子をせめて彼女の身内に会わせてあげたいという思いで彼女の遺品からロシア語で書かれた日記を持ち帰る。
彼女の身元を確認する為に、あるレストランを訪ねるが・・・


うまくまとまってる
見せ場のボリュームもちゃんとあるけどメリハリもあって”ちょうどいい”感がある。


それに、派手さはないけどスタイリッシュでかっこよろし。
粋って感じ?

極めつけはヴィゴ・モーテンセンの演技だねぇ。
良かったわー
クールでニヒルなイギリス在住ロシアンマフィアをバッチリ演じてくれてました。
ロードオブザリングはともかく、この人の他の映画を観てみたくなりましたな。


↓ネタバレ
マフィアのリアルなんて知る由もないんだけど、狂気的な部分と極端にジェントルな部分が共存してる感じがなんとなくマフィアのイメージとして植え付けられてるわけ。
ゴッドファーザーなんかもそうだけど、正にそんな感じ。
死体さばく時も、親切する時もおんなじ調子でこなしちゃう。

ひたすらクールで毒々しい。
何も感じてなさそうにも、すごく思慮が深いようにも見えて気になってしょうがない。

それがね、いや、あのままマフィアのままってのもありだったけどね。
あの絞り出すような、いや、逆か?押し殺すような?かもだけど、彼のヒューマニズムが垣間見える瞬間。
ぐっときちゃうね〜。
前半のサイボーグなみにクールな演技とのギャップが極上のスパイスになりましたね。
踊らされてるとわかっていても、メインの餌にも食らいついてしまいました。

漢だ。
好きなんですよーこういうの。
漢のロマンさね。
さりげなさがいい!!
こういうところをさ、香港映画なんかでよくありがちなあざとい演出にされたりすると確実にドン引きするとこなんだけど。
この程よい距離感が心地よい。


コーエン兄弟キューブリックのように細胞がザワザワするような類とは異なるんだけど、十分に観る価値はある。
グロっぽいのさえ苦手じゃなきゃ、話もわかりやすくて汲み取ったり感じとったりする為にアンテナ全開にしてなくても全く問題無しなんで、さくっと観れる質の良い娯楽映画だと思う。


<娯楽>
総評:★★★★
物語:★★★
演出:★★★★
映像:★★★
音楽:★★★
役者:★★★★

<ジャンル>
ヒューマン&マフィア&サスペンス

<お奨めの気分>
任侠っぽいのがいいなぁとか
真に戦うクールガイを拝みたいなぁとか
ちょっとグロイっぽいのみようかなぁの時