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ひと昔映画日記

素人の映画雑食日記 それこそ我が映画道

ホテル・ルワンダ(2004)

収録時間:122分
レンタル開始日:2006-09-02

Story
94年にアフリカのルワンダで勃発した民族紛争を描いた社会派ドラマ。悲劇的な状況下のルワンダで、ホテルマン・ポールは避難民たちをホテルにかくまい始める。国連の平和維持軍も頼りにならない中、彼は自分の力で家族、避難民たちを守る決意をする。 (詳細はこちら
うぉー

しんどい。
これはしんどい。

ずっと眉間に皺がよりっぱなしの厳しい表情での視聴となってしまった。
疲れたよ。

そして辛すぎる・・・

また民族間での争いかぁ。
同じようなこと何回も書いてるきもするけど、こういうのってピンと来ない。
お前は血液型がO型だから殺すとか言われちゃうようなものなのかなぁ。

何れにしても、本人の努力じゃどうともできないような理由で命を狙われるなんざ、想像を絶する。。。
そして集団心理とは恐ろしいものだ。
命を狙われる側もたまったもんじゃないが、その逆も恐ろしい。
むしろ逆の方が怖い。

自分ならどうするだろうか?
殺さないならお前は裏切り者だから、お前を殺すと言われたらどうしょう。
殺すことも殺されることもなくその場を切り抜けることなんてできるんだろうか。

人の命となると事が大事なので、自分に置き換えて考えるのもなかなか難しいけど、
もっと身近なことでも良いので自分に置き換えて考えてみることは大事かなって思う。
みんながやっていること=自分がやって後悔ないことではないのだと、
自覚し、行動できる自分でありたいし、かと言って人の意見に耳を貸さないということとも違う。
うーん、ほんと、まだまだだなぁ。。。と落ち込む。


その点、この映画の主人公は聡明で、なんていうのかな、大人の事情込の聡明さというのかしら、正義感や理想だけではない現実がよく見えているところも含めた賢い人という感じ。
他人をうまく誘導したり利用したりはするが悪用はしない。

何よりあの悲惨な状況にも逃避せず受け入れる強さと即座に適応する柔軟さ。
しかも、妙に高尚ぶったりしてないところがリアルだし、共感がもてる。
爪の垢を煎じて飲ませていただくべきな自分。

実話が元で大量虐殺から1000人以上の人を救ったなんていうと
すっごい英雄みたいな感じがしちゃうけど、
映画の序盤部分では、近所の人が連行されていくのを見てみぬふりをしたりしてんのよね。
そういうところリアルだよね。。
近所の人だってそりゃ助けたいけど、出しゃばって自分の家族が殺されたら、、、って思っら保身的になってしまう気持ちはよくわかる。

彼がこれだけの人を救う結果になったのは成り行き半分というところも実際大きい。
スーパーヒーローなんかじゃないけど、人としての最低限の尊厳を守り、自分にできることをしっかりと理解して、やれることを精一杯やったらそういう結果になりました。
そんな感じがまた夢物語ではなく、こういうことって起きるんだなって思わせてくれる。

とは言っても、虐殺された人口が100万ということを思うと1000という数字があまりに小さく切なくもある。

突き詰めると、諸外国との関係やこの国の内政やら歴史やら色々とネタ元になりそうな題材も盛りだくさんではあるんだけど、鑑賞だけでも結構消耗したのでやめとく。
機会があったら追記する。

普通にスリリングなサスペンスっぽい感じでも観られるし、
掘り下げれば、お国事情や、自分のあり方を見つめ直すきっかけにもなる。

音楽も少し民族っぽいニュアンスが入ってて雰囲気に合っていて良かったな。
とてもいい映画だと思う。


総評:☆☆☆☆
物語:☆☆☆
演出:☆☆☆
映像:☆☆☆☆
音楽:☆☆☆☆
役者:☆☆☆☆

<ジャンル>
ガッツリ社会派

<お奨めの気分>
自分には何ができるだろうか?って思ったら。
だけど、結構全般通してイキの詰まるようなシーンの連続だから消耗もするのでそれを踏まえて。