ナタリー・ポートマン主演のサスペンス
面白かった。と言いたいところなんだけど、この映画の本当の面白さは理解できてないだろうね。
ガイ・フォークスっていうイギリスに実在した人物へのオマージュだったり、外国文学の引用であったり、更に政治色も強いので元々の知識がないと??な要素が多い。
イギリスの歴史や文学・政治などに詳しくないと存分には楽しめなさそう。
その上、多様なテーマを内包している結構複雑な内容でもあるので掘り下げれば幾らでも掘っていける奥深さのようなものは感じるよね。
今度少し勉強してから改めて観て見ようと思った。
観るたびに新しい発見がありそうな可能性を感じる映画だったな。
ただ、それを除いても個人的にはそれなりに楽しめたよ。
『レオン』のナタリー・ポートマンと“エージェント・スミス”ことヒューゴ・ウィービング共演による近未来サスペンスアクション。独裁国家と化したイギリス。労働者階級の女性・イヴィーは仮面をまとった男・Vに出会う。 (詳細はこちら)
ナタリー・ポートマン観てるとさ、なんかこう気の強いオードリーみたい?な気がするのって私だけかなw
凛としていて、可憐でもあるけど逞しさも感じる。
女性が憧れる女性像そのもののようなね。
私も好きだけど。
そのナタリーが丸坊主になります。
いやー坊主になってもその美しさは変わらないどころか逆に引き立つ。
囚人服が意図的なのかわからないが、アジアの僧侶のようで、その衣装に身を包む坊主姿のナタリーは本当に高尚な僧のように思えた。
そして、もう一人の主役V。
最後まで仮面をつけたままでしたが、所作と声や言い回しだけでキャラクターを作り上げてくれました。
正義の味方らしく紳士的で、クールで強い信念に基づいた心身ともの強さを持ち合わせている。
って言ってもテロリストなんだけどねw
でも、この映画は政府こそ悪の世界なのでテロリスト=正義で良いのだろう。
そんなクールな彼が、ナタリー演じるイヴィーに心を奪われ苦悩する姿はいいよね。
全てを捨てて理念を貫くために生きてきたVの心が大きく揺れちゃうわけだ。
しょうがない。
イヴィーは魅力的だもの。
Vのクールでミステリアスな語り口もこの映画にはすごくあっててよかったよね。
普通の映画だったらちょっとやりすぎっぽい。。。ってげんなりしそうなんだけど、この映画の世界観だとあのくらいでちょうどいい感じ。
是非字幕で。
吹き替えで観ると多分良さが死ぬ映画です。
この映画にはウォシャウスキー兄弟が絡んでます。
アクションシーンがマトリックスっぽかったw(実はちゃんと見たことないけど、有名ですからね)
どうしてもそこはかっこよくしたかったんだなぁってのが判ります。
個人的にはあんまりやりすぎるとファンタジー寄りになるので程々にというギリギリのライン。
でも、見ごたえは確かにある。
とはいってもアクションメインの映画ではないので、ひとつの要素ですけど。
映像も音楽もそつなく納得の範囲でまとまっているので全体をアシストしてると思った。
ほんとの意味での感想は2回目見た後じゃないとできなさそうなので、今回はこの辺で。
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総評:☆☆☆☆
物語:☆☆☆
演出:☆☆☆☆
映像:☆☆☆☆
音楽:☆☆☆☆
役者:☆☆☆☆
<ジャンル>
難しいね。サスペンス?ラブロマンスもあるし、社会派でもある
<オススメ>
上述の通り色んな要素が含まれているので難しい。
けど、逆に言うと色んな楽しみ方ができる映画だろう。
ナタリーの美しさをただ堪能するも良し。
荘厳で美しい映像や音楽を楽しむもよし。
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