ひと昔映画日記

素人の映画雑食日記 それこそ我が映画道

だいたい二年記念ここいらで順番つけとく

知らない間に2年近く経過。
しかしまぁ、2年そこそこで60本程度とは、、、すくな。

毎日は無理にしても、今後は週1、2ペースでは視聴してゆきたいな。

掲題どおり過去大体二年以内で視聴した映画に自分ルールで順番をつけてみようの回。

第10位
GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
この映画というかこのシリーズという意味で。
一番決めるの難しかった。
星4が多い上にその中からの最後の一個だったからね。

私にとってはちょっと普通と違う特別な意味がある。
SFに対する固定概念と食わず嫌いを打ち消した貴重な作品であるので、やっぱり自分への影響力の大きさという点でこの映画かな。
ドスンと落っこちる少佐の姿に惚れ惚れしたもんだわ。


第9位
「キリクと魔女」
二つ続けてアニメーションとは。
昔の自分なら考えられないラインナップだわ。

しかし、10位とは対象的にかなりの古典風。
逆に新鮮というのもあったのかも。
童話のような親しみやすさの中に少し不気味な感じが混在しているなんとも形容しがたい「ふわっ」とした感じと絵のセンスの良さにやられたのでしたっけ。


第8位
シド・アンド・ナンシー
これは、自分の昔からの趣味に沿うところが大きい作品だったな。
ゲイリーが輝いていた。
廃墟フェチだからな。
そういう趣向に通じるところがあるんだろう。
荒廃していて目を背けたくなるような部分も多分にあるのに、それでもやっぱり気になってしまったり、そういう中に置かれて初めて輝くものがあるのだと知ることへの好奇心を止められないのだな。


第7位
フルメタル・ジャケット
戦争映画と言ったら自分はこれだわー
初視聴ではないけど、やっぱ外せない。

どこまでがほんとだったのかは知る由もございませんが、ああやって殺戮マシーン人間兵器が製造されていたのだろうかと、身震いしたもんだわ。
リアルに思えてしょうがないわけ。
人を殺して勲章がもらえるなんて、まともな神経で立ち向かっていけるような事態じゃない。
生まれた時からそういう教育されるような昔話ならいざしらず、ベトナム戦争の頃ですから当然入隊するまでは今の自分らとさほど変わらぬ生活をしていたはずなわけで、そんな人が突然戦場へぽいっと放り込まれたところで何もできるわけがない。
軍隊に入って武器や戦車の扱いを覚えたとしたって同じことだろう。
だから、あれが必要だったんだ、そういうことだったんだ。
という具合にまんまと仕向けられた。
戦争の恐怖ではなく、狂気を感じる映画としては自分の中では他の追随を許さぬ作品。
今のところね(戦争映画もまだまだ観てないものが沢山だな)


第6位
キッズ・リターン
お、初の邦画(実写)だわ。
北野作品ってファンの人はほんと熱心よね。
自分はそこまでじゃない。

なので偏りなしで判断したつもりでいるんだけど、煽られず控えめに評価したとしても
映像と音楽がいいんだよなぁ。
人のものじゃない彼の中にある思いが詰め込まれている感じがしちゃうんだわ。
んで、やっぱ楽しいんだろうなっていうのも感じる。
映画作るの好きなんだなぁって。
ああいう世界だから、圧力とかあのレベルの人であったって全くないわけじゃないんだろうなぁとか思ったりもするけど、それでも羽がある感じするじゃん。
そこがいいんだ。

後、この映画の大事な要素があったんだった。
やっぱ石橋凌だよ。
そんな演技うまいって感じもしないのになんであんなに引き込まれてしまうんだろうなぁ。
あの人出るだけでテンションあがってしょうがない。

ぶっちゃけ北野映画でストーリーにそこまで感じ入ったりすることは今のところあんまりないw
(そんな中で、これはストーリー的にもまあまあいい感じだったかな)
が、それを差し引いても絵と音と、そして石橋凌に惚れてしまう。


第5位
「パプリカ」
再びアニメーションですが、この人の映画はもうアニメーションの次元超えてる。
この映画はなんといっても圧倒的な映像美。
映像がほんとに素晴らしくて目が喜んじゃって大変ですよ。
今敏監督の映画は一応全部観たかな。
色使いがほんとスゲーなとか思いながら他の作品も観たけど、
中でもこれは秀逸。
色がしゃべってる。。。そんな感覚にとらわれるほど圧倒されたのでした。


第4位
「オアシス」
これはほんと、衝撃的だった。
そもそも韓国映画をほぼ観た事がなかったわけ。
なんか韓流とかアホくさとか思ってたし、どうせハリウッドのパクリしか作ってないという決め付けで視聴する機会をことごとく失っていた。
しかし、ほんとごめんなさい。
実際視聴してみて、そんな気持ちでいっぱいでした。
むしろ日本の映画なんかよりずっと気合入ってる。
こういう映画って日本じゃ作れないからすごく貴重だと思うし、今後も徹底的にやれるところまでやって欲しい。
そんな期待も膨らんでしまう。
地味だけどかなりエグイ。
目を背けたくなるシーンも多い。
だけど、そこには何かある。
等身大の目線でしっかりと向き合えば、必ず自分の中の何かが反応する。
この映画のように自分自身と向き合える機会を作ってくれる映画は好きだ。


と、ベストスリーを前に、、、疲れた。