ひと昔映画日記

素人の映画雑食日記 それこそ我が映画道

セブン:ビギンズ ~彩られた猟奇~(2007)

サイコ観たい!な気分だったので行き当たりばったりで借りてみたのだが、、

これはちょっと色々酷い、、、

ネタとしては面白い部分も結構あるのにほんと残念というか、

ウィレム・デフォーが主演ながら日本劇場未公開なのも頷ける。

 

ダメポイント

①犯人がダメ過ぎる、、全然ゾクゾクしないじゃん。サイコしてないじゃん。

 

②邦題がいかがわし過ぎる、、これはダメでしょうw

ヒットしたSE7ENにあやかろうっていう卑しさがダダ漏れしてるじゃん。

 

③話がヘッポコ過ぎる、、これもうアウトだよね、全然繋がってないじゃん。

布石の張り方も回収もノッペリしてて全然惹きつけられない。

 

④キャラが死んでる。生かされてない。

あの新聞記者の人とか何の為に出てきたの?

ライバル刑事との関係もよくわからん。やたらと敵対心むきだしてた割にそのことがどこにも生かされてない。

一時間半も時間使って何してんだか。

回収する気ないなら、入れんでいい。

 

まぁまぁ良かったポイント

①美術作品(いうならトリックアートとかの類かな、詳しくないけど)と連続殺人を結びつけるという題材はとても興味深いし良かったと思うのにね。

 

②ウィレムの演技は安定しているのにね。

 もっと良い映画を回してあげてください。

 

というわけで総合すると、羊たちの沈黙SE7ENの出来損ないという表現が最も妥当な気がしてならない。

 

 

↓ネタバレ

但し、殺人現場の作品内に次の殺人現場の作品をアナモルフォーズという技法を使って特殊な手段で見ると浮かび上がるってのは良かったよね。

それだけに余計に残念。

 

 

総評:☆

物語:☆

演出:

映像:☆☆☆

音楽:☆☆

役者:☆☆☆