ティム・バートンの中では割と合ったと思ったけど、ラストは首をかしげる
バートンの処女短編を長編にリメイクしたストップモーションアニメ。ティム・バートンはどっちかって言うと苦手だなぁという傾向があったのでどうだろうか?と思いながら観始めた。
劇場ではIMAX3Dでの公開もされたようで、今更遅いがIMAX3Dで観ておきたかったなぁというところ。
白黒なので奥行もカラー以上に感じられそうだし、ホラータッチだと奥側への引き込みも魅力になりそうだものね。
実際はDVDで視聴ですが、、、
アカデミーでは長編アニメにノミネートはされたけど、賞はメリダに持って行かれてたなぁ。
『アリス・イン・ワンダーランド』の鬼才、ティム・バートン監督による冒険ファンタジー。孤独な少年・ヴィクターと彼の唯一の友だちである“禁断の実験”によって甦った愛犬・スパーキーの愛が巻き起こす大事件を描いた白黒ストップモーションアニメ。 (詳細はこちら)
フランケンってタイトルに付いてるくらいだし、そう、死者の蘇生を扱っています。
とはいっても人間ではなく対象は愛犬やペット達ですが。
わりと楽しめた。
なんだろうね、最初の作品のリメイクだからなのか、ヤリ過ぎ感が少ない気がした。
だから自分でもいけたのかも。
彼はオタク文化に精通してるらしいけど、この作品でもチラ見えしてるよね。
来日するとメイドカフェや中野ブロードウェイを満喫するっていうんだから、他のハリウッド関係者と比べると明らかに異端児だわなw
マイノリティに対する彼なりの思いというのは最初からだったのかなぁと感じるものがあった。(オリジナル知らないのでわかんないけど)
キャラも最初から飛ばすねぇ、キモ可愛い系?(可愛くもないがw)
こういうちょっと不気味なビジュアルのキャラを愛らしく育てる事に最初からこだわりがあったのかしら?と思う。
映像は懐かしさと新しさがバランスよくMixされていて良かったかな。
↓ネタバレ
限りある命の意味をテーマにどんなメッセージを織り込んで来るのかと期待したが、自分のペットだけ納得の行く理由も無く別格みたいな扱いにするのは、ご都合主義だろう。
あれさえなければ結構好きだったかも知れないんだけどなぁ。
総評:★★
物語:★★
演出:★★
映像:★★★★
音楽:★★★
役者:★★★
<ジャンル>
コメディホラーアニメ
<お奨めの気分>
そんなに怖くない。
ホラーにカテゴライズしたけど、ホラー苦手でも大丈夫なくらい。
年齢層は割と広いと思う。但し、不完全燃焼感を溜め込む可能性もある。