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ひと昔映画日記

素人の映画雑食日記 それこそ我が映画道

東への道(1920)

1920年代 アメリカ ラブロマンス 死ぬまで1001 サイレント 未評価

グリフィスとリリアンのコンビも4作目となりました。

目が慣れてきました。(そしてちょっと飽きてきた。。)

  • 監督:D・W・グリフィス
  • 紹介No:0008
  • ページ:33

 

視聴自体は少し前に済んでいたのですが、順番通り書きたかったので保留してました。

レンタル無いので買うか、ネットで。

 

この作品は、大ヒットしたんだそうです。

というのもこの作品のちょい前くらいまで、グリフィスの作品はだんだんとウケが悪くなっていたそうなのですね。

それまでのグリフィスとリリアンのコンビで世に送り出してきた作品というのは、貞操を守る可憐な少女という設定が定番の鉄板みたいな感じだったのですが、大衆は「もう、そういうのいいよ、なんか飽きてきたよ」ってなっていたわけです。

で、グリフィス自身もそのことに気づいていた。

はからずも、冒頭に記載した通り自分もちょっと飽きてきてましたw

 

そこで、グリフィスはヒロインの設定を方向転換したのです。

この作品のヒロイン(リリアン・ギッシュ)は、最初こそいつも通りのピュアで世間知らずな娘として登場しますが、その後は男に騙され結婚詐欺に合う⇒その際妊娠してしまう⇒更に産まれてきた子供がすぐに亡くなってしまう⇒母親まで亡くなってしまう。

そういう散々な目にあうわけです。

貞操設定もなしですね。

その後新天地に移り、頑張ろうと気持ちを切り替えるも、今度は偶々その新天地の近くに例の結婚詐欺男が住んでいてご近所さんとして姿を現すのですよ。

不幸の数珠つなぎです。

 

ただ、その時点で何か起きたかというとそうではなく、過去のことは互いに都合が悪いってんで、だんまりのまま時が過ぎていくというね。

自分を騙した男と近所づきあいしないとならんなんて。。

ヒロインは使用人で詐欺男は客人だから我慢するしかなかったね。

詐欺男の方は、自分が騙した女が住み込みで働いている家のお嬢さんを次のターゲットにするのですから、まぁ、病気ですねw

冒頭にこの男の特技が3つあると紹介されます

内訳は「女と女と女」

三つって言いませんからね。それ。

 

だんまり生活にも慣れてきた頃、住み込み先のご子息といい感じになるも、自分の過去が邪魔をしてOKできないヒロイン。

そうこうしているうちに、ひょんな事から過去の事がバレて真冬の嵐の中、追い出されてしまうのです。

 

ここからが結構すごい。

内容じゃなくて、映像が。

ホントに真冬の川で撮影してますね。

川に浮かぶ氷の形がやけに四角っぽいのは見なかったことにするとして、ヒロインも相手役も頑張ります。

あれは、相当な寒さだろうし、川に浮かぶ氷の上(氷自体が流されている)を歩いて、時々川に片足沈みながら氷から氷へと渡ってますよ。

危ないし、寒い。

ヒロインの方も流される氷の上に横たわって(気を失ってる設定)そのまま川に流されています。

体の一部が水に浸かってるよね。。。

役者魂的なものを垣間見ました。

すごいですねー

設定上はもうすぐ先に滝があってこのまま意識が戻らないと滝からまっさかま!

というスリリングな状況として演出されています。

さすがに滝は別の場所の映像だろうと思いますが。。どうなんだろうか。 

 

最後はめでたく助け出されて、雇い主の息子と結ばれます。

良かった、良かった。

サイドストーリー的に、詐欺男にターゲットにされていた娘の方も寸前で男の正体がバレた事もあり、どんくさいけど実直そうな教授の方と結ばれます。

 

字幕の入れ方なんかも最初の頃と比べるとより会話っぽい感じになっている気がします。

リリアンは可憐ですが、ちょっと猫背っぽいのが個人的に気になってしょうがないの。

そこが、不幸せな乙女らしさを誇張してるのかもしれないから、持ち味なのかな?

とも思うのだけど、やっぱりヘプバーンみたいにシャンとしてる方が素敵だなぁ。

 

監督:D・W・グリフィス

製作:D・W・グリフィス
脚本:アンソニー・ポール・ケリー
撮影:G・W・ビッツァー
撮影:ヘンドリック・サートフ
撮影:ポール・H・アレン
音楽:ルイス・シルヴァース
出演:リチャード・バーセルメス
出演:リリアン・ギッシュ
出演:メリー・ヘイ
出演:ノーマ・シアラー

 

次回はウィズイン・アワ・ゲイツです。