完全に予測を裏切られた。
これは、寧ろプラスの意味。
タイトルだけなら観ないという意味では懲りずにチャレンジということになる。
にも関わらず、おや?なんかちょと面白い?
期待してなかったからハードルが低かったってのもあるとは思うけど、それにしても意外にもという感想になっちゃうね。
この前コメディで外してるし迷ったんだけど、映画賞取ってるし、方々で良い評判を聞くのでちょっと気になってしまってたのでした。
基本苦手なアメリカのコメディだが、偶にバッチリツボにハマっちゃうのは確かにあって、ジョエル&イーサンやウェスなんかがそうだったんだけど、近かったのかなぁ。
なんかこう、必死こいて笑わしてますって感じじゃないのがいい。
プロットもちゃんとしてて、ミステリー仕立てになっているんだよね。
意味がちゃんとあるのw
良かったよね~
話関係なくビジュアルとか言動とか勢いやノリだけで笑わせるって感じじゃない、所謂シチュエーションコメディってやつかな。
ストーリも含めてだけど、キャラとか設定なんかも結構練りこまれてるって感じ。
あ、そっかそんな感じはジョエル&イーサンと近いわね。
爆笑って程じゃないけど、普通に「あはっ」って感じくらいにはなるなる。
元々、王道系のコメディより、(特に巻き込まれる系の)シチュエーションコメディの方がずっと好きなのでその辺が合ったのかも。
チャップリンよりキートンの方が好きだと思うのもその辺だったんだろうか。
自分でもいまいちコメディに関しての好みが自覚できてないんだけど。。
結婚を控えた花婿が独身最後のパーティーを、男友達×2+花嫁の弟と一緒にベガスでぱーっと行こうぜってことで、行くんだけど、翌日目が覚めると花婿が行方不明になっていて、残りの3人も全員記憶が全く無い。
しかも、部屋は荒れ放題で何故か虎と赤ん坊が居るという状況に。
そこから、花婿の行方+虎と赤ん坊が居る謎を解く為に3人で捜索を開始することになる。
軽くロードムービーの色も漂う。
花嫁の弟が、目を離すとすぐプチ奇行に走る。
これがちょうど良い感じの度数だったんだよね(自分には)。
激しい奇行だと多分冷めるんだろうな。
最初は鼻につく感じがちょっとしてたのに、だんだん、面白い感じしてきちゃったわ。
あの挑戦的な目つきがねw
特にあの子供とスタンガン対決になった時。
なに往年の名勝負っぽい雰囲気醸してんだよw
総評:★★★(3.5くらいよ)
物語:★★★
演出:★★★★
映像:★★★
音楽:★★★
役者:★★★★
監督:トッド・フィリップス
<ジャンル>
コメディだけど、だいぶプロット部分が大事なので、ミステリーコメディってことで。
<お奨めの気分>
消耗しないで気楽に観られる割りと良質なコメディが観たい時