エドガー・ライト4作目。
今回はイマイチだったかなー
かっこよさも足りないし、笑えるところも少ないし、酔っぱらいの話なのであんまり共感もできないし(酒が嫌いというわけじゃないけど)、シュールではちゃめちゃなのはいつものことだから、それは別段障壁にはなっていない。
寧ろそこはこの監督の十八番みたいなところだから無いと困るくらいである。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』のエドガー・ライト監督によるSFアクションコメディ。学生時代に達成できなかった“ひと晩に5人で12軒のハシゴ酒”をするべくイギリス郊外の街に戻って来たアラフォー男たち。だが、街の人々は何者かに操られており…。 (詳細はこちら)
途中転調するところでは、これはきたかなー?っていう期待感があったんだけど、いまいち盛り上がらなかったな。
元同級生5人組で久しぶりに里帰りして、飲み明かそうっていうコンセプトで始まるんだけど、大人になってからわざわざ集まる程の仲なのか?
っていう、その辺の人間関係が表現できてない気がするw
アンディが後半でゲイリーを見捨てずに追いかけて行くけど、それに対して何も感じないわけよね。
やっぱ来てくれたんだ!感が全然ないわけw(ホット・ファズのような)
今のアンディなら見捨てるだろ。って突っ込みたくなるよね。
そしてアクションもいまいちだったんだよね
斬新ではあると思う。
トレイの格闘シーンは一番良かった。
だけど、また比べちゃうが、ホット・ファズ超えのカッコよさを期待しちゃったんだけど超えてない感じだった。
並んで歩くところはアレへのオマージュなんだよね
あそこはなかなか良かったねw
↓ネタバレ
酔っぱらいが世界を救うっていう邦題になっているけど、
これ、全然救ったうちに入ってないからねw
ゲイリー自身は心の健康を取り戻せて良かったかもしれないけどさ。
あと仲間も約2名以外は前より幸せになったのかも?だけど。
あのままだったら世界はどうなっていたのか?
人間がいなくなっていたかもしれない。
そういう意味では、最悪の事態は避けられたのかもしれないけど、救うって謳うならもうちょっとちゃんとしなさいよって言いたくなる感じ。
もちろん原題にはそんなのついてないんだろうけど。
安っぽい邦題を付けるなよー。
このサブタイでコメディ感を押し出そうとしているのかもしれないし、そういう意味では成功なのかもしれないけど、内容を捻じ曲げるようなものは勘弁していただきたい。