ひと昔映画日記

素人の映画雑食日記 それこそ我が映画道

吸血ギャング団(レ・ヴァンピール)(1915)

久しぶりにお勉強の時間。

途中までしか観れてない、、、だって全部合わせて440分って、、、長いわ。

 

10話構成になっていて、その一本一本が一応ストーリーとしては完結している。

ただし、ギャング団の面々やそれを追う新聞記者など共通の人物が毎度登場してくるスタイルで、一話完結物の連ドラみたいな感じ。

(各話の長さはまちまち)

 

パブリック・ドメインなのでネットで見た。

もちろんサイレント。


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本書によると、ルイ・フイヤードの伝説の1本であり、スリラーもののはしりで、その後ジャン・ルノワールオーソン・ウェルズがそのテクニックを深めていったのだそうだ。

今じゃすっかり古典となってる設定は、この人が生み出したのね。

それこそルパン三世なんかも、そういう関係性だったりすると。

正義側より泥棒側の方がキャラが立っているという点も然り。

 

イルマ・ヴェップというギャング団の女頭領が全体を通してのメインキャラクターのようになっているが、この女性は1,2話くらいまでは登場しない。

3話くらいで初めて登場するが、これが受けが良かった。

その為、途中からメインキャラを入れ替え方向性を転換させたということらしい。

そんな手さぐり感が、昔っぽい。

イルマ・ヴェップを演じたミュジドラはこれをきっかけにスターダムにのし上がることになる。それほど、印象深いキャラだったのだろうね。

因みにイルマ・ヴェップという名前はヴァンピールのアナグラムになっている。

 

昔っぽいといえば、このころはまだ太陽光が無いと撮影ができない。

つまり日中しか映画を撮れないのだが、そうは言いつつ映画の中のシーンには夜のシーンも含まれている。

じゃあどうしたか?

フィルムを染色するんですね、日中に撮影したフィルムを後から、夜なら青、日中野外なら緑、室内ならオレンジ。

という具合に、ただ、これが目にキツイw

色が割と濃いのでなんか気持ち悪いんだなぁ。

もっと淡かったらそれほどでもないのかもしれないのだけど。

 

さて、感想は一応10話全部観てから改める。

さすがに見るだけで疲れてしまいました。

とりあえず次に進みたい。

 

監督:ルイ・フイヤード

脚本:ルイ・フイヤード
出演:ミュジドラ
出演:エデュアール・マテ
出演:マルセル・レヴェスク
出演:ジャン・エメ
出演:スタシア・ナピエルコウスカ

 

次回は、D・W・グリフィスイントレランス 

 

↓CD?サイレントなのに何故。。。