ひと昔映画日記

素人の映画雑食日記 それこそ我が映画道

ウィズイン・アワ・ゲイツ(1920)

これは疲れたな。

 

監督:オスカー・ミショー
紹介No:0009
ページ:34

 

DVDにしろオンラインにしろ日本語字幕がありません。

↑のDVDもインポートなので、買う意味ないし、ネットで。

 Within Our Gates

 

とりあえず、字幕多すぎーーw

映画なのに殆ど字かよっていう印象の方が強くて。

内容以前に、これだったら挿絵の多い本でいいんじゃないのかと思ってしまいました。

メッセージ性の無い作品だったら途中で観るのを止めてます。

 

とは言え、黒人の方が監督した現存する最古のフィルムという事らしいので、歴史的価値はあるのだろうし、強烈なプロバカンダを含んだ過激な内容(それでも相当な回数検閲に引っかかったというから、だいぶ削られているはずですが)になっています。

 

本書によるとミショーは黒人映画監督の父と言われているそうで、48年間に渡って独立系映画を約40本程撮ってるそうです。

この作品はそのうちの2本目ですから、この後長年に渡ってメッセージを発信し続けるわけですね。

それ自体は偉大な功績なんだと思いますし、トーキーだったら違うのも見たいかなと思います。

 

5年前(1915年)に公開されたグリフィスの國民の創世に対する回答編とも言われています。

ま、仕返しみたいなもんですかね。

 

映画としてというより資料的な意味と歴史的な意味において観見ることができて良かったのだと思います。

めちゃくちゃ疲れますが・・・

 

 

話をざっくりまとめると

アメリカ南部に住む聡明な黒人女性教師が学校の運営資金を集める為、北部を旅する物語です。

その間、経済抑制や肉体的・身体的暴力等様々な差別に遭遇しながらなんとかそれを乗り越えていくというお話ですね。

 

人種ってのは選べる事じゃないし、それによって優劣が決まるなんて意味わからん。と、単純に思ったりもするけど、実際のところ国が違えば文化が違うし、民族の差異がそういう事態に発展しちゃうってこともあるだろうから、とても難しい問題だとは思う。

例えそうだとしても解決策が暴力ってのイケてない。

 

次回は「霊魂の不滅」です。