演技派俳優の無駄遣い
実のところ流れで、アイアンマン3をチラ見したのですが、序盤からもうアベンジャーズネタをぶち込まれて嫌な予感がしたので一度視聴をやめました。
「ちきしょー」と思いながら、ここにたどり着いたわけです。
Netfilixに入っててくれて良かった。
追加で支払ってまで見るのは悔しかったんでw
2003年に映画化されたマーベル・コミックの人気キャラクターを、エドワード・ノートン主演で再映画化したヒーローアクション。科学実験で怒りを感じると巨大な緑色のモンスターに変身する体になってしまったブルースは、治療法を求め世界を駆け巡る。 (詳細はこちら)
だけど、この作品は主演がエドワード・ノートンで、重要な役どころにティム・ロスが使われているんですよ。
なんとまぁ。
ノートンはかなり好きな役者なのですが、こういう作品に出るのは意外ですよね。
・何年か前のアン・リー版の時もオファーがあったがそれを断っている
・今回脚本や演出にまで首を突っ込んでいる
という点を考えると「オイラの好きにやっていいなら出る」的な事でしょうか?
そうは言っても、何をどう演出しようが超人物には違いないわけですのでね。
ノートンはこれほんとに出て大丈夫だったの?
彼の黒歴史にならなきゃいいんだけど。
まぁ、演技自体は問題ないんですよ。
そんなことは最初から心配もしてない。
実際のところ前半部分はサスペンス調の逃亡劇という側面が強くて、ノートンの演技も生きてる感じがありました。
けど、最終的にはウガーってなるでしょ。
そういう役をノートンがやるっていうのがやっぱり生理的に拒絶反応みたいなものがあるのかもしれないです。
(作品自体が気に入った場合は、意外な一面を観れられて良かった!という感想になるのかもしれないですけどね、、、)
それとティム・ロスね。
彼も好きな役者だし良い演技する人だと思ってるんだけど、ロスもまた、この作品に出て良かったのだろうかという気がしてならない。
何に裏打ちされてるのかよくわかからない、頭の弱い戦闘マニアみたいな感じで、ただの残念な人になっちゃってると思うのですよ。
リブ・タイラーのくたびれた感たっぷりのヒロインは自分は好きでした。
アクションシーンも冗長的で飽きがきちゃいましたし、なんとも微妙だったとしか。
そもそも、アクションとドラマとどっちが売りなのかわからないし、両方売りにしたかったんだとしたら共倒れだろうとしか思えないし。
ハルクが最初に発したセリフが「ハルクなんちゃらー」とか言う技名っていうのももはや笑い事じゃないですよ。
ツッコミどころが満載なのは見る前から覚悟の上なのでいいとして、だったらもうちょと他を頑張ってくれないとなぁ。
とはいえ、後に続く諸々の布石でもあるのだろうし、各俳優さんの演技自体は問題ないというところでもありますので、不可解さは多少見逃せる要素はあるかと思います。
アイアンマンと比べると明らかに湿度の高い感じの内容なので、見てスカッとした気持ちにならないならアメコミ原作モノを見る意味があるんだろうか?という気持ちになってしまいました。
個人的な好みの問題も大きいと思いますが、自分がこの手の作品に求めているのはそういうところですので。
じゃなかったらもっと別の作品を観た方が良いのですから。
正直なところ次回作以降、ノートンはこの役を断ってると知って安心してしまいました。
けど、武道に勤しむノートンは素敵だったよ。
ってことでちょっとオマケしとくわ。
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総評:★★
物語:★
演出:★★
映像:★★★
音楽:★★★
役者:★★★
<ジャンル>
アクション(後のヒーロー?)
<オススメ>
とりあえずMCUを今後も観るならおさえておかないといけない感じなのかな。