ひと昔映画日記

素人の映画雑食日記 それこそ我が映画道

アフロサムライ&リザレクション

こいつは結構昔に観ていたんだが、書くの忘れてた。


えっと、わりと話題になったか、サミュエル・L・ジャクソンが吹き替えを担当した異色の時代劇?
時代劇とはいえないか。。。

何しろ主人公はアフロヘアに袴姿の黒人サムライという設定で、雰囲気は一応和風であるけど、なんでもありの無国籍&時代考証無視という世界観。

リザレクションの祭り(劇中ではカーニバルと表現されている)のシーンでは、巨大祇園がそのまま巨大スピーカーとなっており祇園のてっぺんにはDJブース、足元にはラップに合わせて和服の集団が阿波踊りを踊り、更には巨大ねぶたまで登場するという、目立つモンならなんでもぶっこめ!的な絵ずらとなっている。

それはそれで、時代劇だと思わなければ楽しい映像である。
センス良かったと思う。

第一作目のアフロサムライ、二作目のリザレクションとも、映像と音楽はかなりかっこいい。
その点はとてもよかった。

内容については、父の敵を取る為にサムライとして旅をしながら復讐を果たすというシンプルな内容だ。
設定として面白いのは、元々主人公の父がNo1ヘッドバンド(ま、一番と書いてある鉢巻のことね)を所持していて、
その鉢巻は世界一の剣豪の証であると。
そして、そのNo1ヘッドバンドを持つ男にチャレンジできる資格を持つのがNo2ヘッドバンドを持つものだけで、
剣豪の証が欲しい剣士達がNo2ヘッドバンドを奪い合いNo1にチャレンジするというものだ。

その辺はいいよね。なかなか楽しい設定だし期待感を煽ると思う。

主人公がまだ幼かったある日、No2ヘッドバンドを手にした男が父にチャレンジしてきたが、目の前でNo2に父が敗れてNo1の鉢巻を奪われる。
愕然と立ち尽くす主人公に父を打ち負かした男がNo2ヘッドバンドを手渡し、強くなって倒しにこいと。
まぁ、ここから先は何てこと無い想像通りのストーリなんだけど。

ストーリーに工夫が無いなら他で魅せるしかないと思うし、そういう意図で作ってるんだろうと思うから良いとしても、一作目はちょっと不要なシーンが多すぎた気がする。

この手の話の場合は、うんと派手に短く太く突っ切っちゃわないと危険。
にもかかわらず、一作目は合間合間の回想のシーンが多すぎてクールダウンしっぱなし、暖めなおしてももう間に合わないってなくらいに、その辺の演出がいけてないので、だいぶ間延びしてた気がする。

対照的にリザレクションの方は割と短く、そして内容も無駄を省いてシンプルにした分見やすかったし結構良かったんじゃないかなー

アフロサムライ
総評:☆☆☆(ほんとは2.5くらい)
物語:☆☆☆
演出:☆
映像:☆☆☆☆
音楽:☆☆☆☆
役者:☆☆☆
制作年:2006


<ジャンル>
サムライアクション

<お奨めの気分>
暇な時で、BGM代りに流す感じか


アフロサムライ リザレクション
総評:☆☆☆
物語:☆☆☆
演出:☆☆☆
映像:☆☆☆☆
音楽:☆☆☆☆
役者:☆☆☆
制作年:2009

<ジャンル>
サムライアクション

<お奨めの気分>
まぁ一作目よりはOKなんで、時間があってちょっと現代アートっぽいやつでも観たいかなって時