アメリカサイレント時代の有名な喜劇役者。
だそうです。
勉強不足で、存じ上げておりませんでしたがそれこそチャップリンなんかと並んで時代を築いた方のようですね。
彼は、喜劇に置いて笑わないという印象的な特徴があるらしいのですが、実際拝見してみて、
確かにw
笑わないね、常に困ったような無表情のような顔をしている。
最初に映った時は能面のようなピエロのような印象でちょっと怖いくらいだった。
序盤は少々退屈な向きもありつつ、後半すごいね〜
この人相当な運動神経なんです。
喜劇ですから、いわゆるコメディの類なんだけど、最初はゆるりとちょいちょい挟みつつ、
しかし、彼ならではの特徴はそれ程見受けられない感じ。
ところが、後半一変してアクションシーン満載の追いかけっこがはじまるわけ。
見事なんですわ。
スタント一切使ってないのだそうです。
足めっちゃ早いし、動き絶妙に軽いし、あの時代の映像の荒さも逆にスピード感に拍車をかけていると思わせる。
彼の運動神経+笑わない表情が切り札だよね。
サイレント映画だからセリフ以外の部分で全ての要素を表現しなくちゃいけない。
となるともう、動きと表情しかないわけで、その二つが見事に彼の切り札とマッチングしちゃってるってわけだ。
今観てもね、後半部分は普通にぷぷって笑っちゃうとこあるの。
そんでもって、特に気に入ったのは結構シュールなとこね。
軽いタッチなのに実は割とブラックな要素なんかが、ぶっ込まれてる感が気に入っちゃった。
今は亡き淀川氏がキートンのことをフランス的だと表現していますが、うんうんって感じ。
納得だね、これはほんとに選抜されるべくしてされたのだと、疑う余地がない。
まぁ、ストーリーはサイレントな上にコメディってこと考えるとわかりやすく無いと成り立たないだろうからな。
そこは必然かなと。
総評:☆☆☆☆
物語:☆☆☆
演出:☆☆☆☆
映像:☆☆☆☆
音楽:-
役者:☆☆☆☆☆
前半が少しだけ退屈だったので-1
<ジャンル>
コメディ
<お奨めの気分>
1時間程度と短い映画だし、ほんとに気軽に楽しめるので、何時でもいける