なんだか、微妙ですけど
一応一回くらいは観とくかなと。
原案キューブリックってことみたいだし。
結論から記録すると⇒一回観ればもういい。
全然集中してみることがかなわなかった。
それはつまり、飽きてるってこと。
キューブリックの名前がいいように使われてるなーという印象。
ああいう感じのは撮らないでしょ。
どっからみてもスピルバーグじゃないかと、まぁ確かに作ったのは本人だし当たり前か。
ひとつの物語としては新作オリジナルなんだけど、ばらばらにするとすべてが代用品のような、
釈然としない思いが残る。
なんだか良くわからないけど、あの物語に人の心を繋ぎ止める魅力があるとは思えなかった。
主人公の人間離れした感じは頑張ってたなとはおもうけど。
※以降ネタバレ↓
不治の病の息子を持つ夫婦の所に寂しさを埋める為に、人工知能をもつ少年型ロボットのデヴィッド(主人公)を招き入れるが程なく不治の病だった息子が奇跡的にふっかーつ!
そして、捨てられる。
人間ドラマだとおもって観はじめたのだが早々にSF・ファンタジーアドベンチャーに方向転換することとなる。
もうここから先は「はいはいはい」な展開。
この映画を観て主人公に感情移入したり、情けをもって受け止めたりする人も多いようだが私はまったくそのように思えなかった。
思えなかった理由を自分なりに分析してみると。。。
デヴィッドが最後まで追い求めるママさん。
このママさんが残念だけど魅力的じゃない。
そこまでして求めるほどのママですか?とどこかで思っているんだろうな。
きっとこのママ像がもっと惹かれる人物なら受け止め方もだいぶ違ってきただろう。
あの母親に腹立たしささえ覚えてしまうので、それが全体の旅する意義の部分を鑑賞している私から奪ってしまったんだろうな。
人間の身勝手さを表現するものであると解釈することもできるし、そういう意図であったのかもしれないが、
だとしても、どうにもその辺の人物像が薄っぺらで入ってこない。
印象に残らない映画だったな。
総評:☆☆
物語:☆☆
演出:☆☆
映像:☆☆☆
音楽:☆☆☆
役者:☆☆☆
制作年:2001
<ジャンル>
SFファンタジー?
<お奨めの気分>
もう観ない