ひと昔映画日記

素人の映画雑食日記 それこそ我が映画道

スター・トレック(2009)

クリス・パインが主演してる方のね

 

実は何気に、ドラマの方のスタートレックを地道にちょっとずつ見進めていて、この前ようやく全部見終わったのだ。

(最新のNetflixオリジナルは別)

 

で、映画も観ておきましょう。という流れであります。

ファンってわけでもないけど、SFの先駆けであるこのシリーズを観るとSFの変遷みたいのがわかって面白いんじゃないかなーなんてね。

初代はなんといっても60年代。

あの時代の技術でSFドラマを作ろうっていう心意気がなんともチャレンジ精神に溢れていて楽し気だ。

あの頃も特殊メイクはそれなりにあったようで、人型の異星人はそこそこ様になっているものの、人型以外の生命体ときたら、犬に被り物をさせたりとかそういうレベルなんだよね。

エレベーターのドアも明らかに人が裏で操作してるだろっていうw

あと、カーク船長のロマンスシーンが無駄に多いw

このエピソードに必要ないでしょう、それ。っていうのの連続w

なかなか楽しかったよ。

と、これはドラマの話しだった。

 

監督:J.J.エイブラムス
出演者:クリス・パイン、 ザッカリー・クイント、 レナード・ニモイエリック・バナ
収録時間:127分
レンタル開始日:2009-11-06

 

Story
クローバーフィールド/HAKAISHA』の人気クリエイター、J.J.エイブラムスが監督を手掛けたSFアドベンチャー。自らの命を犠牲にして乗員の命を救った伝説の艦長を父に持つカークは、一士官候補生としてエンタープライズ号に乗船することになるが…。 (詳細はこちら

 

今回はその初代の人達の映画版。

とはいえ、所謂リメイクとは違うんだよね。

パラレルワールド

タイムパラドックスとは違うってことらしい。

ごめんなさい。ちょっとそういうのあんまりよく把握してなくて理解が不適切かもしれないんだけど。

同一人物ではありつつ、未来から過去へ偶然タイムワープしてしまった、輩の所業によって、60年代カーク船長の世界とは別の世界の流れができてしまった。ってことみたいで。

昔のカークさんは父親に影響を受けて、宇宙を目指すんだけど、本作のカークさんは生まれるとほとんど同時に父親を失ってしまっているんだよね。

 

ロミュランやクリンゴン等馴染の異星人も登場するが、ドラマとはまた全然違うデザインで、違和感はあったけどあれはあれで面白い。

 

本当のファンの人にはどうかわからないけど、主要キャラも初代のイメージを壊さないような配慮がされているように感じるというか、違和感があんまりなかった。

パイクは、次作への布石でもあるのか、カッコいい存在。

そしてね、エンジニアのスコッティ役で、この前まで観ていたエドガー・ライト作品の常連、サイモン・ペグが出ていて、自然と親近感を覚えちゃったよw

味があるよね。

日本でいうと大泉洋的なポジションか?

どこにでも居そうでありながら、替えが利かないユニークさがある感じ。

 

初代のスポックさんもしっかり登場する。

往年のファンの方はやっぱりうれしいのかな。こういうの。

当時の年齢で出演しても違和感が出ないような設定になっていて、この辺は初代スポックを登場させる前提でひねり出したのだろうかと邪推してしまったけどw

 

映像はもちろん格段の進歩。

宇宙を漂う浮遊感とか、スピード感とかね

開いたパラシュートがワンタッチで再収納できるのも面白かった。

獣に追われるシーンも臨場感と迫力がある。

宇宙空間での戦闘シーンも破壊力と未来感たっぷり。

 

ストーリーは割と退屈w

 

次作には、カンバーバッチが登場するらしいので楽しみ。

この作品をスタートとして残り2作品にどのようにつながっていくのか、そういう楽しみはある。

この作品自体は、こんにちは新時代の皆様という、ご挨拶的な感じであり、1作品完結だと物足りなさがあるものの、やはり続編への布石ととらえるとそれなりに面白かった思える。

 

 

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2014)

エドガー・ライト4作目。

 

今回はイマイチだったかなー

かっこよさも足りないし、笑えるところも少ないし、酔っぱらいの話なのであんまり共感もできないし(酒が嫌いというわけじゃないけど)、シュールではちゃめちゃなのはいつものことだから、それは別段障壁にはなっていない。

寧ろそこはこの監督の十八番みたいなところだから無いと困るくらいである。

 

収録時間:109分
レンタル開始日:2014-10-08
Story
ショーン・オブ・ザ・デッド』のエドガー・ライト監督によるSFアクションコメディ。学生時代に達成できなかった“ひと晩に5人で12軒のハシゴ酒”をするべくイギリス郊外の街に戻って来たアラフォー男たち。だが、街の人々は何者かに操られており…。 (詳細はこちら

 

途中転調するところでは、これはきたかなー?っていう期待感があったんだけど、いまいち盛り上がらなかったな。

元同級生5人組で久しぶりに里帰りして、飲み明かそうっていうコンセプトで始まるんだけど、大人になってからわざわざ集まる程の仲なのか?

っていう、その辺の人間関係が表現できてない気がするw

アンディが後半でゲイリーを見捨てずに追いかけて行くけど、それに対して何も感じないわけよね。

やっぱ来てくれたんだ!感が全然ないわけw(ホット・ファズのような)

今のアンディなら見捨てるだろ。って突っ込みたくなるよね。 

 

そしてアクションもいまいちだったんだよね

斬新ではあると思う。

トレイの格闘シーンは一番良かった。

だけど、また比べちゃうが、ホット・ファズ超えのカッコよさを期待しちゃったんだけど超えてない感じだった。

 

並んで歩くところはアレへのオマージュなんだよね

あそこはなかなか良かったねw

 

 

↓ネタバレ

 

酔っぱらいが世界を救うっていう邦題になっているけど、

これ、全然救ったうちに入ってないからねw

ゲイリー自身は心の健康を取り戻せて良かったかもしれないけどさ。

あと仲間も約2名以外は前より幸せになったのかも?だけど。

あのままだったら世界はどうなっていたのか?

人間がいなくなっていたかもしれない。

そういう意味では、最悪の事態は避けられたのかもしれないけど、救うって謳うならもうちょっとちゃんとしなさいよって言いたくなる感じ。

 

もちろん原題にはそんなのついてないんだろうけど。

安っぽい邦題を付けるなよー。

このサブタイでコメディ感を押し出そうとしているのかもしれないし、そういう意味では成功なのかもしれないけど、内容を捻じ曲げるようなものは勘弁していただきたい。

 

 

 

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010)

想定外!戦うマイケル・セラはカッコ良かった

エドガー・ライト3作目。

本国のイギリスじゃなくてアメリカ映画。

且つ舞台はカナダ。

詳しく確認してないけどカナダでは有名なコミックの実写映画化のようです。

 

マイケル・セラをアクション映画で見ることになるとは思いもよらなかった。

↓これに出てた子でしょ。(向かって右)

soulsista0827.hatenadiary.jp

 

気弱で、優柔不断、ゲーム大好き、疑いようのないインドア派。

そういうイメージがこびりついてるし、役づくりの次元を超えた素質も感じるでしょう。

だって、あの内股具合。

あれは訓練してもそう簡単にできそうにないよ。

オタク要員としての需要は高そうだけど、それ以外のキャラは相当限られるんだろうなって思ってたものですから。

 

とはいえ、今回もベースのキャラはやっぱりそんな感じなんだけどねw

でも、バンドマン(売れてない)で、且つ、女の子には結構モテるっていうオプション付き。

 

彼のへっぽこなアクションで失笑を誘う計略なのか??

と思ったりもしたんだけど、視聴してみましたところ、、

かっこいいじゃん、ちゃんとアクションやれてるじゃん!

正直驚いた。

(かなりトレーニングしたらしい、後からなんかのインタビュー記事でみた)

どう見ても、モヤシなのに。

お見逸れいたしました。

だからといって、ファンになるほどじゃないけどな。

 

収録時間:112分
レンタル開始日:2011-09-02

 

Story
『ホットファズ-俺たちスーパーポリスメン!-』のエドガー・ライト監督による青春アクションムービー。ミステリアスな女の子・ラモーナにひと目惚れしたバンドマン、スコット・ピルグリムは、彼女と付き合うために彼女の元カレ7人と戦う羽目になり…。 (詳細はこちら

 


『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』予告編

 

 

相変わらず、絵は凝りまくっている。

今回は特にコミック原作っていうので、エフェクトも漫画っぽさを取り入れたりして、絵遊びが満載な感じ。

ファイトシーンは対戦式の格闘ゲームスタイルになっている。

部分的には結構笑えるところもある。

女子高生のカラーリングが取れちゃうところとか、靴ひもの時だけテンポが悪くなるところとかねw

でも、前の2作品と比べると惹かれるものが少なかったかな。

プロットがオリジナルじゃないのがきっと大きい。

展開は殆どスケルトン状態だからねw

話の結末に対する期待感が持てなかったっていうのが一番大きいのかな。

 

しかし、見れば見るほど、ジョエルとイーサンが思い浮かんじゃうんだよね。

この監督も相当キャラ作りにこだわりがあって、かなり細かいところまでイメージができてる感じなんだと思う。

 

内容を頭に入れなくて良いので観るには楽な作品だった。

 

見所はもちろん戦うマイケルと、もう一つ。

ルームメイトのゲイ友(あのマコーレ・カルキンの弟らしいけど、兄貴よりずっといいね)もナイスキャラでした。

毒を吐きつつ根は優しいので、みんなイチコロになっちゃうのね。

 

ちなみに、出演している女の子達は運動能力を求められるからなのか、ガッシリ系な女子が多くて、魅力的??な感じであった。

 

<オススメ>

・映像がおもしろい作品が観たい

マイケル・セラが好き

・いつものマイケル・セラも好きだけど偶にはカッコイイ彼も観てみたい

・頭使わないで気楽にちょこっと映画が観たい

・今回はグロなしなので、グロが苦手な人もOK

 

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007)

主演二人の仲良しぶりがあったかい 

 エドガー・ライト2作品目

主演の二人組は前回と一緒w

二人共いい味出してるわ。

 

なんというかもう、ジャンルのてんこ盛りよ。

前回と比べるとコメディ色は薄いけど、クライムサスペンスの要素あり、主演二人組の友情あり、ド派手なアクション有り。

前回同様グロシーンも含まれる。

ホラーとコメディと両方大好きなんだろうなーこれ作った人。っていう感じ。

 

友情の部分に関しては前回よりぐっとイイ。

どちらも田舎の村に勤務する警官の役。

ショーンの時は、ふたり揃ってダメ人間寄りだったけど、

今回はニック・フロスト演じるダニーの方は相変わらずちょっと冴えない警官だけど、心根の優しい可愛らしさもあるのね。

んで、サイモン・ペッグ演じるニコラスの方はめちゃくちゃ優秀だけどまったく冗談が通じない堅物な警官。

そして、ダニーはニコラスにすごく憧れてて何かとかまってくる感じ。

ニコラスの方は元々ロンドンで勤務していたんだけど、その実力を妬まれて田舎に飛ばされてきたという設定。

 

前半はコメディとサスペンスを織り交ぜながら静かな感じで進んで行く、ちょっとそのパートでくじけそうになるかもれないけど、後半は一転して村中全てを巻き込んでのかなり派手なアクションに入る。

コメディとはいってもそんなに笑えるところはないんだけどもね。

この話は一体どこに向かってるんだ?っていう、不安と期待でソワソワする感じだね。 

最後の最後まで振り回されるけど、そこがいい。

 

今回もすごくテンポとキレがあって洒落も利いてる映像だった。

サイモンとニックの掛け合いも息がぴったりで本物のコンビのよう。

映像にリズムを感じるのは彼らの上手さも当然噛んでる。

そして、この二人が心を通わせて行く過程をしっかり組み込んでくれているのもとてもいい。

仲良しぶりがなんだか可愛い。

これが後々ちゃんと効いてくるわけよ。

 

収録時間:121分
レンタル開始日:2008-12-04

 

Story
ショーン・オブ・ザ・デッド』のエドガー・ライト監督、サイモン・ペッグ主演のポリスアクションコメディ。ロンドンからド田舎に左遷されたエリート警官とトロくてお人好しな若手警官が残虐事件に立ち向かう。R-15作品。
※この商品は「特典映像を優先して収録したい」という製作者側の強い意向により、本編再生時に、一部オリジナル音声と異なるタイミングで字幕が表示されます。何卒ご了解ください。 (詳細はこちら

<オススメ>  

新感覚を味わいたい人

グロいのがある程度OKな人

大爆笑したいという人には不向き

だけど、スカッとした気分を味わいたいならOK

(前半我慢が必要)

 

 ↓ネタバレ

 

 

その絵のあり得なさがまたすごかったわ。

 

最後にはニコラス VS 村の老人達でのドンパチだからねw

車椅子に乗って両手にピストル構えながら突進してくるおばあちゃんって。

ちょっと衝撃的過ぎるでしょうよ。

この手の展開はピンとくるものがある。

そうそう、一時期のタランティーノコーエン兄弟に通じる何かを感じてしまったわけ。

(=ファンになりかけてるか?)

そして、事故に見せかけて殺された人々は何か大きな秘密に関わっていた為に殺されたのか?

一連の連続殺人か?!

と、ニコラスと一緒になって探偵気取りしてたら、全然違うそれぞれ別個のくだらない理由で殺されていたとわかった時は。。。

ちょっと恥ずかしかった。。。

 

でも、嬉しい誤算もあったね。

ダニーが老人達とグルだとわかった時はニコラス並にショックだったけど

彼は帰ってきてくれた!

やっぱりダニーはいいやつだった。

そして、最後の、最後ね。

前半のくじけそうになるところをもうちょっとコメディ要素をしっかりめにして、うまく繋いでくれたらっていうのが残念だったけど、やるならハンパはしないっていう潔さと、ギリギリまで裏切り続けてくれるこの全力感。

好きになっちゃったかもな。

 

 

ショーン・オブ・ザ・デッド(2004)

しばらくまた映画を観ていなかったので、少し再開してみるか。

わりと最近の監督で面白そうな人はいないかと物色。

エドガー・ライトでもいってみるか。

イギリスでコメディを得意にしてるみたいなので、ながら見にもぴったり。

監督初作品もちょうどHuluに入ってるという都合の良さもあり、いざ。

ショーン・オブ・ザ・デッド [DVD]

 

いやーw

久しぶりにパンチのある作品に出会ったわー。

ホラー×コメディ

 

揚げ足取りの駄作じゃなくて、オリジナリティがある。

 

出演者:ニック・フロスト、 ケイト・アッシュフィールド、 ビル・ナイ、 ルーシー・デイビスサイモン・ペッグ
収録時間:99分
レンタル開始日:2004-12-22

 

Story
公開当時、イギリスのゾンビファンたちを唸らせた傑作ホラーコメディ。母との関係がうまくいかず、パブに入り浸る自堕落な生活を送るショーンは、恋人に振られたことをきっかけに更正を決意する。しかし、突如として死者が甦り彼を襲い始めてしまう。 (詳細はこちら

好きなところ

・抱腹絶倒っていう面白さではないのだけど、こんな映画見たことないわ。

 っていう新鮮さがあって良かった。

・ショーンの親友エドがほんとに憎たらしい感じでよく作られてる。

・前半は完全にコメディなんだけどちょとしたシーンにホラーっぽい演出がされていて、オマージュなんだか馬鹿にしてんだかどっちだって言いたくなるところ。

 B級っぽさを逆手にとったような大胆さ。

・環境がちょっとずつゾンビ寄りになってきているのにまったく気づかず普通に生活しているショーン。

・ゾンビに囲まれてると気づいてからのショーンはなかなか男らしく戦っていてカッコよかった。

・プラン想像時のゆっくりお茶のウインク(最後だけビール)

・クイーンの曲に合わせて、、、

・一歩間違えたら自分の嫌いな、90年代のアメリカンコメディのようになってしまったかもしれない、紙一重感。

・テンポがいい、各シーンにキレがあってリズム感を感じる。

 

嫌いなところ

・オチが嫌

 自分が生き延びる為に戦うのは許容できる、とことんまでっていう方向性も嫌いではない。

グロやバイオレスの映画が嫌いなわけでもない。

それでも、嫌な気持ちがしちゃったので、ダメだった。

 

けど、普通の映画にはちょっと飽き飽きしていて、少し変わった作品が観たいという時にはもってこい。

 

<オススメ>  

新感覚を味わいたい人

グロいのがある程度OKな人

B級っぽさ歓迎の人

 

ショーン・オブ・ザ・デッド [DVD]

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白いカラス(2003)

観てから結構時間が経っちゃったのでうろ覚えなんだけど、一応。

 

 

白いカラス、うまいこと言ったもんですね。

このタイトルの意味は映画を最後までみると、ほほーなるほど。

と思わせる。

なかなかのセンス。

 

収録時間:108分
レンタル開始日:2004-11-05

 

Story
アンソニー・ホプキンスニコール・キッドマン共演で贈るヒューマンドラマ。ふたりの男女の人生を通して、アメリカの人種差別の複雑さを提起する。人生最後の恋をした大学教授・コールマンは、掃除婦のフォーニアに50年間胸に秘めた告白をするが…。 (詳細はこちら

 

内容の方は重めのテーマを盛りすぎて、消化しきれていない印象。

人種差別問題や階級社会問題、年の差恋愛、家族との関係。

 

しかし、ニコール・キッドマンはとても美しく女盛りで、彼女のファンならばその演技を見るだけで満足できるのではないかと思う。

人生に疲れきって半ば投げやりで生きているような、やさぐれた役なので、

所謂、きらびやかな美しさとは全然違うのだけど、だからすごい。

飾り立てれば普通の女でもある程度キラキラにはできるけど、あんなにズタボロの役なのに輝いてるっていうのは彼女の自力を感じるよね。

 

アンソニー・ホプキンスエド・ハリスの演技も素晴らしく、その点はとても見ごたえを感じた。

静けさの中で堕落した魂が蠢いているようなヒンヤリとした作品の雰囲気も良かったと思います。

 

なので、良い映画になりそうな要素が割と多いのにもったいなかった。

役者の演技でだいぶカバーされているとは思うのだけど、

それでも残念ながら、痛みや悲しみが今一歩、こちらには届きにくかった気がした。

冒頭のシーンがもっと突き刺さる印象になるまで、引き込まれるものであったらとても良かったとのになぁと思わずにはいられない。

 

<オススメ>

ニコール・キッドマンが好きなら

 

 

黒部の太陽 (1968)

先日黒部ダムに行きました。あそこに行くとやっぱりこの映画観てみたくなるよね。

黒部の太陽 [通常版] [DVD]

2部構成で三時間強。

かなり長い、大丈夫かなーと。

心配だったけど、意外とすんなり観られました。

あの時代に黒部にダムを作ろうなんて、ほとんど無謀に近い計画をやり遂げたのですから、凄まじいガッツと執念です。

作品自体は黒部ダムの建設というより破砕帯突破の話になります。

大の大人が吹っ飛ばされる程の強烈な勢いの出水と土砂に阻まれ僅か80m程の距離を掘るのに7ヶ月を費やす事になります。

 

監督:熊井啓
収録時間:196分
レンタル開始日:2013-03-20

 

Story
昭和30年代当時不可能と言われた黒部ダム建設に命を懸けた男たちのドラマをかつてないスケールで映画化。トンネル掘りに対する父の強硬さに反抗した岩岡は、家を出て設計技師となるが…。石原裕次郎三船敏郎二谷英明ほか豪華俳優陣が共演。 (詳細はこちら

 

作品の中で関西電力の社長が言ってました「できるとわかってることをやるのは事業のうちに入らない、勝算7割で勇断を持って実行するのが本当の事業だ」って。

実際やってみたら、それ以上の綱渡りで肝を冷やしたことだろうけど。

そんな命懸けの物語を再現することも、また勇断が必要なプロジェクトだったことでしょう。

 

制作サイドとしては色々なものを背負い失敗が許されないというところで、プロットは無難な印象が否めなかったです。

記録映画的なものでもあるので、当然っちゃ当然ですけど。

それだけだと味気ないので、家族愛や恋愛もバランスよくきりばめときますかー的なものも見え隠れしてます。

宇野重吉寺尾聰のリアル親子共演のシーンはいるのか?

と思わなくもないのですが、それも制作側の大人の事情なのかな。

宇野さんの演技は良いですけど、その辺を削って時間を短くした方が映画としてはスッキリしそうではあります。

 

映像は圧巻ですよ。

今のように危険なシーンはCGで!とはいかないので、撮影自体も本当の危険を冒して作られています。

そういった本物の迫力っていうのはやっぱりすごくって、CGでは足元にも及ばないものだと思いました。

ラストの黒部ダムや周りを取り囲む山々の風景なども美しくて良かったです。

もちろん風景という点では、実際に本物を見たときの方が感動的でしたけどね。 

 

但し、冒頭のシーンで人が崖から落ちるところだけは例外です、、、

あれはね、人形なのがバレバレ過ぎて、今見るとどうしても、もうちょっとどうにかできないものかね、と思ってしまうのですが。

でも、それ以外はリアルさを徹底して追求した作りになっていて迫力満点ですね。

普通に作業するのも大変だろうけど、あんな水浸しの危ない場所でよくもまぁカメラ撮影などできたものだと。

 

裕次郎はさておき、三船敏郎はすごいねー

おっさんなのに、背筋がシュッとしてて見栄えがするし、存在感が際立っている。

威風堂々ってやつですね。

相当カッコイイです。

ラストにとてもおめでたい出来事ととても悲しい出来事が同時に起こるところはなんとも日本的な感じのシーンですが、その際の彼の演技は流石でした。

 

裕次郎は存在感自体はあると思うのですが、台詞まわしがなんというか、何をやっても裕次郎にしかならない感じで、サラリーマンとは思えないという点で若干雰囲気を壊してる感があった気がします。

演技もそんなに上手とは思えなかったし、彼はやっぱりお山の大将的な役をやるのが合っている感じがしてしまった。

まーでも、この作品でもぶっちゃけ美味しいところはほとんど裕次郎さんのものなので、ある意味お山の大将的ではありましたけど。

最後の貫通独り占めはないだろ、、、逆に引くわ。

 

音の使い方も結構凝っていて、水の流れる音にかき消されて聞こえないところを、表情や動きだけで表現することで緊張感を作ったり、鹿威しや蝉の鳴き声などを作品にメリハリを持たせる為にうまく利用していると思いました。

ただ、「音楽」という点ではちょっと微妙。

バリエーションも一辺倒だし、映像のスペクタクルに追いつけてない。

 

映像と三船氏の演技は観て損はないと思います。

でも、ヘルメットに酒を入れるのはやめてほしいw

 

<オススメ>

三船敏郎万歳な人

三船敏郎とかよく知らないんだけど、どんな感じかちょっと興味あるって人

・カッコイイおっさんの演技が観たい人

・CGじゃない、本物の迫力ある映像を堪能したい人

・破砕帯って何?っていう人

黒部ダム行こうかな、とか行ってきたって人

・命を懸けて働くってどんな感じだろうって人

 

黒部の太陽 [特別版] [DVD]

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ドクター・ストレンジ (2016)

別にマーベルフリークってわけじゃないんだけど、偶々が続く。

カンバーバッチが出てると聞けばとりあえず観ておくでしょ。

 

この話は天才外科医だったドクター・ストレンジさん(カンバーバッチ)が、交通事故で手の神経がマヒしてしまって、医者としての地位や名誉や富を一瞬にして失うところから始まる。

よくある導入です。

まあ、いいよ、アメコミだもの。

 

以前の自分を取り戻したい一心で最後にたどり着いたのが、ネパールのカトマンズにある修行場カマー・タージ、そこでワン師匠と出会う。

このノリも相当使い古されたステレオタイプだけど、まぁまぁ、見過ごそう。

 

ワン師匠役はティルダ・スウィントンが演じていますが、彼女の演技はすごく素敵でした。

見おぼえある顔だなーと思いながら観てたんだけど、最後の方になって「オルランド」の人だと気づいた。

忘れようもない、あの強烈な映画。

あの作品では、男性役と女性役の両方をこなしていたティルダ・スウィントンですが、今回の作品では頭をスキンヘッドにして、これまた性の超越を感じさせる素晴らしい存在感。

オーラを感じました。

あの人ならほんとに異次元の力が使えそうに見えるもの。

彼女のアクションシーンはドクターやその他大勢より、ずっとカッコよかった。

マーベル人選は冴えてる。 

 

話を戻すと、その後はマーベルお決まりの勧善懲悪です。

最初は、傲慢で、自分の手を治す事しか考えていなかった彼が

ワン師匠にその傲慢さと弱さを諭され、正義のスイッチがオン。

そして、天才外科医改め、魔術師ヒーローとしてやっていく決意をする。

 

収録時間:115分
レンタル開始日:2017-06-02

 

Story
SHERLOCK」シリーズのベネディクト・カンバーバッチ主演によるヒーローアクション。突然の交通事故により神の手を失った天才外科医、ドクター・ストレンジが、過酷な修業を経て魔術師として闇の魔術に立ち向かい、壮絶な戦いに巻き込まれていく。 (詳細はこちら

 

見せ場はやっぱり「魔術」の映像なんでしょうね。

それはわかってるけど、それにしてもちょっと話が薄すぎないか?

肝心の映像にしてもちょっと盛り過ぎ?

凄いのはもうわかったからって言いたくなる。

やり過ぎてて、ごちゃごちゃしすぎて観ずらい部分もあったし、

これはすごい!っていうのは腹八分目でいいわけよ。

もう少し、派手なアクションシーンを減らして、ドクターに正義のスイッチが入る部分を段階的に表現してくれてもよかったんじゃないのかなと思ったり。

 

でも、魔法のアイテムのマントは良かったね。

マントと空飛ぶ絨毯が合体したような少し古典的な匂いのする面白アイテムなんだけど、主従が逆転してる風で微笑ましい感じ。

それだけに、ドクターのキャラももうちょっと愛嬌割増しの方がこの世界観にあってるように思ったけど。

 

後、悪役はちょっと無いでしょ。

マーベル作品には「ロキ」っていうとても存在感のあるいかした悪役がいるもんだから、彼と比較しちゃうと小者っぽさが否めない。

 

ま、でも、カンバーバッチは相変わらずやっぱりいいし、今回はティルダ・スウィントンがとても素敵だった。

 なので、おまけ。

 

<オススメ>

・マーベル作品を抑えている人

・カンバーバッチにキュンとしてる人

ティルダ・スウィントンにもキュンとしてる人

・でかいスケールのCGが観たい人(CG酔い?に注意)

  

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014)

踊るグルートが、、、可愛すぎだった
収録時間:121分
レンタル開始日:2015-01-21

 

Story
犯罪歴を持つ宇宙のお尋ね者5人が、ひょんなことから銀河滅亡を阻止するヒーローとなって活躍するアクション。幼い頃に地球から誘拐されトレジャーハンターとなったピーター・クイルは、悪党たちから追われる羽目に。ジェームズ・ガン監督作。 (詳細はこちら

続編が公開したばかりで、予告編で見つけたちっさい木のような生き物が気になってしょうがなかった。

で、ちょうど期間限定配信をHuluでやっていたので観てみた。

 

ところが、1の方では「全然ちっさくない!」

むしろでかい。

ちょっとがっかりした訳だけど、あれはあれでなかなか味があっていいですね。

このキャラなしだと正直見る価値なしまで下がるw

けど、グルートのおかげで「話はつまらんけど、まっ、いっか」って思えちゃうスペシャルな存在。

 

こいつがちっさくなって続編で再登場する。

それだけの為に劇場に行ってもいいんじゃないかと思う次第。

でも、そういう人多いんじゃないかな。

ベビー・グルートに心奪われちゃった人ね。

 

それと、凶暴アライグマでグルートの相棒でもあるロケットですが、ブラッドリー・クーパーが声を担当している。

これがとても良かった。

ロケット自身というよりグルートの魅力を引き出す良い働きをしています。

 

映像はマーベルっぽさ全開で、あのお面はトニーを思い出させる。

宇宙船を連結バリアで止めようというところはなかなかの迫力。

 

内容は、はみ出しものが、はみ出しものらしさを生かしつつ悪と戦うという話なんだけど、ある意味娯楽に徹している。

ただ、悪の存在が全然恐怖感を感じない為、どうにもだれてくる感じがあった。

リタイアしかけたんだけど、何回かに分けてどうにか視聴完了。

最後までみるとちょっといい事があったので、結果からいうと頑張って観て良かったかな。

 

音楽は80年代のヒットソングになっていて、懐かしい人にとっては親しみやすくて受け入れ安い。

ジャクソン5に合わせ踊るグルートが忘れれられない。

 

 

 

スポットライト 世紀のスクープ (2015)

ひとつ前のアカデミー受賞作
監督:トム・マッカーシー
収録時間:128分
レンタル開始日:2016-09-07

 

Story
アカデミー賞作品賞脚本賞を受賞した社会派ドラマ。ボストン・グローブ紙の記者たちがカトリック教会のスキャンダルを暴いた実話を元に、事件の内幕を取材に当たった記者たちの目線で克明に描き出す。監督は『扉をたたく人』のトム・マッカーシー。 (詳細はこちら

 

展開が早く、抑揚がない作品だがそこがノンフィクションベースであることを観る側に強く意識させる。

うまい作り。

マイケル・キートンは若い頃よりお年を召してからの方が雰囲気あって素敵だった。

非常に静かな作品だけど、緊張感があって集中して見ることができた。

 

信仰はその宗派を信じる人にっとってとても大きな心の拠り所だから、言い方かを変えれば最大の弱点でもあるだろう。

神父の口からもっともらしいことを聞かされたら抗う術はないか。

子供なら特に。

罪を犯した神父はきっと罪悪感がないんだろね。

自分の行いを正当化してしまうのだろうし、言い訳ではなく本人自身がそう信じきっているのだろうから。

拠り所にされる側の物差しっていうのは、自分本位になってしまう。

比較する必要もなければ、咎められる事もないから、どんどん本人にとって都合良く形を変えてしまうのだろう。

もちろん全員ってわけじゃないだろうけど。

 

今でこそ昔ほどではないのかもしれないけど、一時代は教会が政治、経済、文化の全て意のままにしてきた時代もあったのだろうから、こういうことは悲しいかな起こるべくして起こってしまったのかも知れない。

野放しのままで終わりにならなかったことがこのケースでは唯一の救いだった。

それも氷山の一角なのかもしれないが、、、