ひと昔映画日記

素人の映画雑食日記 それこそ我が映画道

コン・ティキ(2012)

ノンフィクション+α

 

「コンティキ号」とは、ノルウェーの人類学者、トール・ヘイエルダールが仲間と協力して制作した、マストとキャビンを持つ大型の筏のことで、この筏を使って1947年にペルーからポリネシアを目指して航海した実話を元にした作品。

動力を持たず、波と風だけを頼りに、日数102日間、航海距離約8000キロを旅する物語です。

 

 

監督:ヨアヒム・ローニング、エスペン・サンドベリ
出演者:ポール・スヴェーレ・ヴァルハイム・ハーゲン、 アンドレス・バースモ・クリスティアンセン、 トビアス・ザンテルマン、 グスタフ・スカルスガルド
収録時間:113分
レンタル開始日:2014-04-09

 

Story
ヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリ監督が実話を元に壮大なスケールで綴る海洋アドベンチャー。自らの学説を証明するために、古代の技術で再現した筏“コン・ティキ号”でペルーからポリネシアへ向かう航海に挑んだ男たちの姿を描く。 (詳細はこちら

 

実話を元にしているので大筋としては事実で、ノンフィクションらしい、静けさや壮大さもあって良かったのだけど、一部映画としての間を持たせる為にニセのエピソードが盛り込まれているのはバランスとして微妙な感じが。。。

エピソードの捏造自体が悪いとは言わないのだけど、リアリティを追求した方が大海原を漂う恐怖感などはもっと伝わってきたのではないかなという気はした。

 

筏の上での生活感みたいなものも感じたかったかなというのもある。

食事のシーンなんかがあるとよかったなーとか。

 

ある意味恐ろしく開放的にな空間の中にとても小さな世界があるわけですよね。

見渡す限りの水平線や、満天の星空、地球の大きさを存分に感じられるのに、生活空間はあの筏の上だけで、顔を合わせるのも自分以外にたったの5人だけなのだから、その小さな世界をもっと感じてみたかった。

最後の方に誰かのセリフで「世界には俺たちだけみたいだ。」

みたいな事を言う人がいたんだけど、正にそれで、終盤にその一言で片付けちゃうのじゃなくて、それ自体をもっと見せてよ。っていう感じだね。

 

映像はとても美しい。

何気ない一幕でも見入ってしまった。

内容は別にしてそれだけでも見る価値はあるかなと思う。

セットなどではなく実際に海で撮影しているらしい。

フィクションの海洋冒険ものとは違って、ヒヤヒヤすることの連続!という感じではないので、映像を楽しむつもりで気軽に見るのも良いかなと思った。

 

 

運命じゃない人(2004)

親友の神田が放った「お前一人だけ違う星に住んじゃってる」という言葉が全てを物語っている

 

 

なんかあれね。

いい意味で色々裏切られるのね。

そういう快感って遥か昔、レザボア・ドッグスに出会った頃に感じたっけなぁって思い出したりした。 

 

監督:内田けんじ
収録時間:98分
レンタル開始日:2006-01-27

 

Story
2005年カンヌ国際映画祭批評家週間で4賞を受賞し話題を集めた、新鋭・内田けんじ監督による異色コメディ。どこにでもいる平凡なサラリーマンが体験する一夜の物語が、彼を取り巻く複数の人物の視点からパラレルに描かれ意外な真実を導き出す。 (詳細はこちら

 

昨日「WEEKEND BLUES」を見たばかりなので、、やっぱりプロの人の演技はいいなってw

間の取り方一つで印象が変わることって多々あるけど、セリフだけじゃなくて仕草とか動きも含めてやっぱり違うね。

特にコメディだとそういうの外しただけで水の泡だものね。

知ってる人はいなかったけど、十分w

ありがとうございました。 

 

プロットはもう説明不要だよね。

内田けんじ色ってことです。

 

それだけじゃなくて、この人キャラ設定もいいよね。

真紀さんのちょっとカクカクした感じの動きとか、宮田くんのお人好しな人柄の表現だったりとかね。

見てる人に共感を抱かせるキャラだと思うし、話が進む上ですごい必要なポイントなんだと思う。

特に宮田くんに対しての感情移入や同情?同調?は後々効いてくるから、これが。

  

声に出して笑ったところっていうと、宮田くんの部屋で真紀さんとハグした時に組長から見えていた足の演技のところくらいなのね。

後は、別段ゲラゲラ笑うみたいな性質の作品ではないのだけど、じわじわ来てニヤっとする。

そんな感じ。

 

前回同様「全部が繋がってる」感は健在。

すれ違っただけの人でも、コイツまた後で出てくるんじゃないだろうな?って全ての人が怪しく見えてきちゃう。

  

話が進むにつれて、あーそこ関係あるんだー。

コイツだったのかーっ。

って感じで、間違い探しの答え合わせをしているような気持ちになってくる。

楽しい。

観る側の勝手なんだけど、なんだか作品に参加させてもらっているような気分になれる。

それが楽しいんだと思った。

 ↓ネタバレ

 

 

 

まず出だしに婚約者と別れたばかりの真紀さんが登場する、ほどなくして半年前に分かれた彼女のことを引きずる宮田くんのターンになる。

そうすると、これはそういう話なんだって思わされる。

真紀さんと宮田くんの物語なんだなって。

この二人が主人公なんだなって。

ちょうどそういう刷り込みが終わったくらいの時点で主役交代だよね。

というより、ここからが本編とも言うべきか。

出会った女の子の電話番号を聞き出せて、大喜びしている宮田くんをよそに、他の人達は大変な事になっているという。

彼だけが何も知らず、でも、彼にしてみればいつもよりずっと刺激的な一晩だったに違いないのだけど、他の人達は彼が想像できるレベルを遥かに超えた刺激を味わっていたわけですよ。

ま、ヤクザに殺されるかもしれないと思ったんだ、宇宙人に見えてもしかたがないさ。

神田くんお疲れ様。

 

そして最後の最後に、エンディング巻き戻しての、冒頭に出てきた会社の先輩を登場させるという無駄のなさw

キャラ活かすね。

 

そんでやっぱり、札束手に戻ってきたでしょ。

ああいう、ほっこり感があるんだよね。

そりゃ、宮田くんは幸せになるべき人だもの。

更に、スーパーハッピーエンドではなく、希望の欠片みたいなのを最後にちょっと残しとくみたいな、あの感じもいい。

彼が幸せになれるかどうか?そこにはまた紆余曲折やすれ違いや勘違い、色んなドラマがあるかもしれないもんね。

 

ただ、前作と連続で観てしまうと、ちょっと被ってるなっていうのが気になる部分が正直あって、この後2作品しかないけど、あんまりそういうのが多いとどう感じるのかなっていうのはあった。

けど、最終的にはどうしても前作との比較をしてしまうので、ちょい甘めになるのかな。

 

 

次アフタースクールね。

見たことあるけど、内容忘れてるので初めてのつもりで見直し。

配役が既に好きなので楽しみ。

 

 

 

 

WEEKEND BLUES(2001)

内田けんじはアフタースクールしか観た事がなかったが、作品数も少ないし、全部観てみようと思い立った。

 

アフタースクールはすごく面白かった記憶があったので(内容はちょっとおぼろげなのだけど)結構期待して観ました。

自主制作映画なので、当然低予算で作られたものでしょう。

有名な俳優が出ているわけでもなく、機材やセットなどもそんなにお金はかけられない中で、どうしてもお金にものを言わせなければカバーできない部分はやむなしとして、それ以外についてはすごく頑張ってる感じが見えました。

荒くて生活感丸出しの映像ですが、編集カバーしようという丁寧さを感じたし、音楽の使い方もすごくこだわって入れてある感じがしました。

 

なんと言っても、メインのプロットはこの時点で既に並ではないですね。

ここ最近はちょこちょこ出てくるようになったけど、一昔前はミステリーっていうのは、サスペンスとセットであることが定番だったと思うんだよね。

だけど、この作品はミステリーでありながらコメディでもあるわけで、17年も前の作品ですから、目新しさ、斬新さという点で今観るよりもずっとインパクトがあっただろうと思う。

ただのミステリーコメディかというと、結構ほっこりする部分もあったりして「ミステリーハートフルコメディ」と言った感じだろうか。

随所に仕掛けられた伏線とそれを最後までに綻びなく回収しきる技量。

それでいて、観る者にさりげなく寄り添ってくれるような温かみのようなものも感じる。

 

 

監督:内田けんじ
出演者:中桐孝、 熊沢麻衣子、 横田大吾、 内田けんじ
収録時間:104分
レンタル開始日:2006-01-27

 

Story
運命じゃない人』の内田けんじ監督が自主製作で撮り上げた、2002年PFFアワードの入選作品。失恋して人生に絶望していたサラリーマンが“自信が出て幸せになれる”薬を偶然手に入れる。ところが、その薬を飲んだところ丸1日分の記憶を失ってしまい…。 (詳細はこちら

 

そして、内田けんじ自身も俳優として演技を披露してますが、なかなか良かったかと思いますw

主演の山本くん役の男性も味のある良い演技だったと思いました。

ただ、それ以外の人の演技は。。。

ヒロインも微妙で、ぶっちゃけ山本くんと内田けんじ以外の演技は足を引っ張っていたかと。。。

 

特にナカジマさん?の役の方の演技は残念だった。。。

ぶっちゃけキャラ設定は嫌いじゃないの。

常にローラーブレード?履いてるとか、絶対牛乳とかそういうキャラ設定は割と好きな方。

 

あの役はおそらく役者としての技量がかなり必要な役だと思うんだけど、学芸会レベルの演技で台無しになっていた。

暴力的でちょっと変質者的なところがある役なので、下手だと茶番感が半端ない。

山田孝之あたりが演じたらすごかったんじゃないだろうかと思わずにはいられない。

 

オチは所謂2段オチの感じになっていて、1段目のオチでもそう悪くはないというところを更に追い打ちでもう一段落とすという手の込み用。

そして、その2段目のオチこそが、タイトルでもある WEEKEND BLUESの「BLUES」っぽさをよく表してるなぁと思った。

 

というわけで、やっぱり、一流の役者で撮り直した作品が観てみたいというのが正直なところ。

マッド・ガンズ(2014)

売り出し中の俳優を揃えて制作された作品。

それだけに見栄えはしてたかな。

サバイバルアクションってことだけど、アクションに関してはそこまでね、そんなにアクションっぽさがあるというわけではない。

 

 

近未来設定なんだけど如何せん近未来感は薄く、世紀末感が強く漂っている。

この話に近未来設定が必要なのだろうか?

という疑問はありつつ、世界観自体は嫌いではない。

 

 

監督:ジェイク・パルトロー
収録時間:100分
レンタル開始日:2015-09-02

 

Story
ニコラス・ホルトエル・ファニング、コディ・スミット=マクフィー主演によるサバイバルアクション。水をめぐる争いが絶えない近未来。ふたりの子を養いながら、乾いた荒野に農場を復活させようとするアーネストだが、志半ばで謎の死を遂げてしまう。 (詳細はこちら

頑固親父=アーネスト

反抗期の娘(姉)=メアリー

大人しい息子(弟)=ジェローム

近所に住む青年でメアリーの彼氏=フロム

 

主要人物は上記の4人。

 

あらすじにあるように、水不足の未来でそれを巡っての争いが絶えず、元々同じ土地に住んでいた人達はもっと条件のマシな場所に移り住んでしまって、この土地にはほとんど人が残っていないという設定。

だけど、頑固なオヤジはこの土地でまた農業を再開するというこを絶対にあきらめない。

そのせいで苦しい生活を強いられている為、娘は非常に強く父親に対して反抗しており、常に父親に向かって恨み節を吐き続けている。

弟には優しい。

水が貴重なので、皿洗いなどは砂でやるというね。

洗った気がしない状態ですよ。

弟の方はそんな姉を気遣いつつ、父親のことも尊敬している為、両方とそれなりに良好な関係で、姉とは正反対で口数が少なく絵を書くのが好きな心優しい青年。

 

そして、姉には近所に住むフロムという彼氏が居て、夜な夜なオヤジに怒鳴り散らされながらも目を盗んでは、フロムとのデートを重ねている。

このフロムという青年は、素行が悪くて評判が良くないんだよね。

まぁ、オヤジからしたら娘が心配になるだろうし別れさせたいという気持ちはわからなくもないが、やり方が間違えてるので、逆効果にしかなってないわけだね。

 

そんなある日、頑固親父が突然変死してしまう。

サスペンスな予感。

 ↓ネタバレ

 

 

 

 

まず、この話は全体が3部構成になっている

1部⇒頑固親父

2部⇒フロム

3部⇒弟

というようにそれぞれ、部によって主人公が変わるわけ。

 

1部は親父で、現状や関係性を説明しつつ、最後に自身が死んでしまうところまでが、1部となっている。

 

そして2部がフロムね。

もう、2部の主役がフロムの時点で色々不穏だよねw

その通り。

オヤジの事殺したのコイツです。

ちょっと記憶が曖昧で、最初から殺す気だったのか、勢い余って殺してしまったのか覚えてないのだけど、とにかく殺しておきながらこんなご時世で目撃者もなく、バレることもなくやり過ごしてしまう。

それを機会に、メアリーを丸め込んで、アーネストの持っていた土地を狙うんだよね。

土地は元々広大な農場を持っているわけだから水さえ手に入ればかなり豊かな生活になると考える。

こいつが、まぁ、かなり悪知恵の働くやつで、色々と策略を巡らして、まず姉と結婚して、アーネストの持っていた土地を我ものにした後(権利上は姉のものであるが)、地域の権力者と取引をして水を引くことにも成功する。

そして、まんまと土地と水を手に入れて豊かな生活を悠々自適に送るわけ。

善人面してね。

 

と、この辺くらいまでがフロムの部で、その後、弟の部が始まるのだけど、

弟は元から、フロムの行動について引っかかりは感じている部分はあったようだね。

だけど、それ以上具体的に何かをするというような事はなかった。

ただ、偶然父親を殺したのがフロムであることを知ってしまう。

そのことを誰にも告げずに、一人で父親の敵を取ることを決意する。

 

からしてみたら非常に複雑だよね

自分の父を殺したのが、自分の姉が愛する人なわけだから、だけどそのことを気に病む様子もなく平然と一緒に暮らしているフロムの姿は相当驚異に感じるものがあったのだろうね。

 

結論

・配役やキャラはそれなりによかった

・映像も良い

・近未来設定の必然性は謎

・3部構成で視点を変えてのストーリー立てはよかった

・全体的にのっぺりとしていて、心は動かない。決めてが薄い

 

残念な感じはあるけど、暇つぶし程度にはなるかなぁという感じでした

 

タイム・チェイサー(2013)

また、ほったらかしてしまったな。

どうも、本と映画をバランスよく進めるってのができない。

しばらくハードボイルド小説にどっぷりだったが、小休止で、久々に映画ね。

追加料金なしで見られるものでいくつか適当にあたってみたうちの一つ。

この作品以外にもまとめていくつか観てしまったので、巻きで行く事にしよう。

 

ハーレイ・ジョエル・オスメントといえば、シックス・センスだよ。

あの頃は天才子役なんて騒がれてたっけ。

その天才も時が経てば大人になる訳で。

 

そう。大人になった元天才子役の主演作。

 

大人になったハーレイの見た目は敢えてスルーするとして、ちょっとオーラなさすぎて気の毒だったなー。

エドワード・ファーロング思い出しちゃったじゃないか。

 

内容はタイムトラベルもののヒューマンドラマかな。

ジャンルとしてSFサスペンスなんてものに分類されているようだけど、それについては物申すよね。

SFサスペンスって言われるとそれ相応のものを期待しちゃうかもだけど、それはNG。

自分はジャンルもあらすじも全く知らずに前情報なしで見たので、そこの落差は受けなくて済んだけど。

完全にヒューマンドラマ寄りの内容。

 

監督:リッチー・メタ
収録時間:93分
レンタル開始日:2015-07-03

 

Story
シックスセンス』のハーレイ・ジョエル・オスメントが10年ぶりの映画主演を果たしたSFサスペンス。祖父の下で物理学を学んでいるエロル。失踪した父のタイムトラベルに関する研究ノートを見つけ、父と再会するためタイムトラベルに挑む。 (詳細はこちら

主人公が子供の頃に、出張に行った父親がそのまま出張先で行方不明になっちゃうんだよね。

それで、行方不明のまま主人公が大学生になっちゃうんだよ。

通ってる大学の教授に自分のじいさんがいてね。

で、父親ってのがタイムトラベルの研究をしてた人なんだけど、失踪後に研究ノートが見つかる。それを見て、誰にも告げずにタイムトラベルしちゃったんじゃないかっていう推測を立てるわけ。

だけどじいさんにとってその手のジャンルは専門外で、手がつけられない。

息子はなんか冴えないようにしか見えないのだけどw

実は天才的な頭脳の持ち主で、そのことをじいさんは授業を教える中で気づいていて、あいつなら父の研究内容を紐解けるんじゃないのか?

って考えるようになって、孫を巻き込んで行くわけだ。

 

 ↓ネタバレ

 

 

 

目的はタイムトラベルしたまま帰ってこない父親を連れ戻して、父親が疾走しない世界に戻すというか作る?という事。

 

父親が失踪した原因に検討が付くまでの部分をギリギリミステリと言ってもいいかもしれないけど、あらすじでもタイムトラベルが目的なことが書かれちゃってるくらいだし、序盤でわかる話なので、ちょっと無理があるかなという気もする。

 

その後も例えば、タイムトラベルの仕組みの部分にスポットが当たっていてそれを解明するのが主軸ならSF要素が強まる可能性があったのかもしれないけど、

その辺は結構ついでな状態ですよ。

逆にタイムトラベルまではサクッとできるようになって、父親を探したり連れ戻したりする部分を主軸にして危険がいっぱいな感じになっていればサスペンス要素大になったかもしれない。

しかし、タイムトラベルできるようになるの自体がほんとに終盤なので、ハラハラしたりドキドキしたりするような展開もほとんどない。

 

どっちかというと、研究がうまくいってタイムトラベルができるようになって、父親と会うことができたら、タイムパラドックスが起きるかもしれない。

そうすると今の世界はなくなるかも知れない。

本当にそれでいいんだろうか?

このまま研究を続けるべきかやめて今の現実を受け止めて生きて行く方がいいのだろうか?

という葛藤の部分が一番比重が重い内容なんだよね。

 

ラストで主人公がとった行動も、家族愛から来た行為なわけだから。

あそこまでして父を連れ戻そうっていう彼の決意やそれに至るまでの葛藤という部分はドラマとしてなら悪くない。

ただ、結局これって家族の話だよね?というところに落ち着いてしまう。

それ自体が悪いとは言わないけど、SFサスペンスを謳うのは乱暴過ぎだろ。とは思っちゃうよ。

 

結論

・キャラは立ってない。

・内容はSFサスペンスだと言い張るなら、かなりヒドイ。

 ただし、ドラマだと認めるのなら普通程度

・音楽や映像はあまり印象に残っていないので可もなく不可もなくだったのだと思う

 

 

 

 

 

 

スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013)

このエピソードに限らず、このシリーズに限らずだけど、どうもカーク船長の人となりってのは好きになれないんだよなぁ。

最初のスタートレックの時から思ってて、リメイクでもやっぱ同じに感じるっていうのは、キャラがちゃんと継承されているってことなのか。

 

エンターテイメント性は抜群に高い作品ですね。

今回も。

まず冒頭からえらく派手なシーンですよ。

こんなの最初に出しちゃって後で息切れしないのかね?

って思っちゃうほど。

若干いやらしい感じがして、少し斜めから捉えてしまったりもするのだけどw

でも、素直な人なら素直におお!ってなるでしょうね。

掴みが大事だって話ですよ。

 

監督:J.J.エイブラムス
収録時間:132分
レンタル開始日:2014-01-08

 

Story
J.J.エイブラムス監督によりリブートされた人気SFシリーズの劇場版第2弾。規則違反を犯し船長の座を没収されたカーク。同じ頃に起きたデータ基地爆破事件の調査のために召集されるが、宇宙艦隊アカデミーのトップを狙うハリソンの襲撃を受ける。 (詳細はこちら

 

キャラは前回同様、馴染んでる感がある。

そこに、今回は悪役としてベネディクト・カンバーバッチが投入されるわけです。

どんな化学反応を起こしてくれるかしらー?

と思いつつ、そこはそれほどでもなかった気がするけど。

 

イギリスで佇んでいる彼を見るとついつい、あのキャラと重なってしまいます。

悲しげな役でも、お茶目な役でも、悪者でも何をやっても似合う気がしてしまう。

 

このシリーズは新しい作品群でありながら、初代のイメージを壊してない感じがするところが、すごいよね。

作ってる人たち、みんな昔からスタートレック大好きだったんだろうなーっていうw

あの当時テレビでみて、ワクワクしていた憧れの部分は壊さないように、だけどほとんどおもちゃ同然だったコンピューターとか機械の描写は今持てる最大限の技術を活かして全く新しく、今みてすごく未来的に感じるようにって。

 

話の内容はひとまずいいんじゃないのって感じね。

 

↓ネタバレ

 

パイク提督すてきだったのに。

やっぱり残念な気持ちになるわ。

 

後、最後のシーンは初期のスタートレックシリーズの逆っぽい感じになっていて、

ああいうのはシャレが効いてていいよね。

オリジナルのファンの人は楽しいだろうね。

 

 

 

スター・トレック(2009)

クリス・パインが主演してる方のね

 

実は何気に、ドラマの方のスタートレックを地道にちょっとずつ見進めていて、この前ようやく全部見終わったのだ。

(最新のNetflixオリジナルは別)

 

で、映画も観ておきましょう。という流れであります。

ファンってわけでもないけど、SFの先駆けであるこのシリーズを観るとSFの変遷みたいのがわかって面白いんじゃないかなーなんてね。

初代はなんといっても60年代。

あの時代の技術でSFドラマを作ろうっていう心意気がなんともチャレンジ精神に溢れていて楽し気だ。

あの頃も特殊メイクはそれなりにあったようで、人型の異星人はそこそこ様になっているものの、人型以外の生命体ときたら、犬に被り物をさせたりとかそういうレベルなんだよね。

エレベーターのドアも明らかに人が裏で操作してるだろっていうw

あと、カーク船長のロマンスシーンが無駄に多いw

このエピソードに必要ないでしょう、それ。っていうのの連続w

なかなか楽しかったよ。

と、これはドラマの話しだった。

 

監督:J.J.エイブラムス
出演者:クリス・パイン、 ザッカリー・クイント、 レナード・ニモイエリック・バナ
収録時間:127分
レンタル開始日:2009-11-06

 

Story
クローバーフィールド/HAKAISHA』の人気クリエイター、J.J.エイブラムスが監督を手掛けたSFアドベンチャー。自らの命を犠牲にして乗員の命を救った伝説の艦長を父に持つカークは、一士官候補生としてエンタープライズ号に乗船することになるが…。 (詳細はこちら

 

今回はその初代の人達の映画版。

とはいえ、所謂リメイクとは違うんだよね。

パラレルワールド

タイムパラドックスとは違うってことらしい。

ごめんなさい。ちょっとそういうのあんまりよく把握してなくて理解が不適切かもしれないんだけど。

同一人物ではありつつ、未来から過去へ偶然タイムワープしてしまった、輩の所業によって、60年代カーク船長の世界とは別の世界の流れができてしまった。ってことみたいで。

昔のカークさんは父親に影響を受けて、宇宙を目指すんだけど、本作のカークさんは生まれるとほとんど同時に父親を失ってしまっているんだよね。

 

ロミュランやクリンゴン等馴染の異星人も登場するが、ドラマとはまた全然違うデザインで、違和感はあったけどあれはあれで面白い。

 

本当のファンの人にはどうかわからないけど、主要キャラも初代のイメージを壊さないような配慮がされているように感じるというか、違和感があんまりなかった。

パイクは、次作への布石でもあるのか、カッコいい存在。

そしてね、エンジニアのスコッティ役で、この前まで観ていたエドガー・ライト作品の常連、サイモン・ペグが出ていて、自然と親近感を覚えちゃったよw

味があるよね。

日本でいうと大泉洋的なポジションか?

どこにでも居そうでありながら、替えが利かないユニークさがある感じ。

 

初代のスポックさんもしっかり登場する。

往年のファンの方はやっぱりうれしいのかな。こういうの。

当時の年齢で出演しても違和感が出ないような設定になっていて、この辺は初代スポックを登場させる前提でひねり出したのだろうかと邪推してしまったけどw

 

映像はもちろん格段の進歩。

宇宙を漂う浮遊感とか、スピード感とかね

開いたパラシュートがワンタッチで再収納できるのも面白かった。

獣に追われるシーンも臨場感と迫力がある。

宇宙空間での戦闘シーンも破壊力と未来感たっぷり。

 

ストーリーは割と退屈w

 

次作には、カンバーバッチが登場するらしいので楽しみ。

この作品をスタートとして残り2作品にどのようにつながっていくのか、そういう楽しみはある。

この作品自体は、こんにちは新時代の皆様という、ご挨拶的な感じであり、1作品完結だと物足りなさがあるものの、やはり続編への布石ととらえるとそれなりに面白かった思える。

 

 

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2014)

エドガー・ライト4作目。

 

今回はイマイチだったかなー

かっこよさも足りないし、笑えるところも少ないし、酔っぱらいの話なのであんまり共感もできないし(酒が嫌いというわけじゃないけど)、シュールではちゃめちゃなのはいつものことだから、それは別段障壁にはなっていない。

寧ろそこはこの監督の十八番みたいなところだから無いと困るくらいである。

 

収録時間:109分
レンタル開始日:2014-10-08
Story
ショーン・オブ・ザ・デッド』のエドガー・ライト監督によるSFアクションコメディ。学生時代に達成できなかった“ひと晩に5人で12軒のハシゴ酒”をするべくイギリス郊外の街に戻って来たアラフォー男たち。だが、街の人々は何者かに操られており…。 (詳細はこちら

 

途中転調するところでは、これはきたかなー?っていう期待感があったんだけど、いまいち盛り上がらなかったな。

元同級生5人組で久しぶりに里帰りして、飲み明かそうっていうコンセプトで始まるんだけど、大人になってからわざわざ集まる程の仲なのか?

っていう、その辺の人間関係が表現できてない気がするw

アンディが後半でゲイリーを見捨てずに追いかけて行くけど、それに対して何も感じないわけよね。

やっぱ来てくれたんだ!感が全然ないわけw(ホット・ファズのような)

今のアンディなら見捨てるだろ。って突っ込みたくなるよね。 

 

そしてアクションもいまいちだったんだよね

斬新ではあると思う。

トレイの格闘シーンは一番良かった。

だけど、また比べちゃうが、ホット・ファズ超えのカッコよさを期待しちゃったんだけど超えてない感じだった。

 

並んで歩くところはアレへのオマージュなんだよね

あそこはなかなか良かったねw

 

 

↓ネタバレ

 

酔っぱらいが世界を救うっていう邦題になっているけど、

これ、全然救ったうちに入ってないからねw

ゲイリー自身は心の健康を取り戻せて良かったかもしれないけどさ。

あと仲間も約2名以外は前より幸せになったのかも?だけど。

あのままだったら世界はどうなっていたのか?

人間がいなくなっていたかもしれない。

そういう意味では、最悪の事態は避けられたのかもしれないけど、救うって謳うならもうちょっとちゃんとしなさいよって言いたくなる感じ。

 

もちろん原題にはそんなのついてないんだろうけど。

安っぽい邦題を付けるなよー。

このサブタイでコメディ感を押し出そうとしているのかもしれないし、そういう意味では成功なのかもしれないけど、内容を捻じ曲げるようなものは勘弁していただきたい。

 

 

 

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010)

想定外!戦うマイケル・セラはカッコ良かった

エドガー・ライト3作目。

本国のイギリスじゃなくてアメリカ映画。

且つ舞台はカナダ。

詳しく確認してないけどカナダでは有名なコミックの実写映画化のようです。

 

マイケル・セラをアクション映画で見ることになるとは思いもよらなかった。

↓これに出てた子でしょ。(向かって右)

soulsista0827.hatenadiary.jp

 

気弱で、優柔不断、ゲーム大好き、疑いようのないインドア派。

そういうイメージがこびりついてるし、役づくりの次元を超えた素質も感じるでしょう。

だって、あの内股具合。

あれは訓練してもそう簡単にできそうにないよ。

オタク要員としての需要は高そうだけど、それ以外のキャラは相当限られるんだろうなって思ってたものですから。

 

とはいえ、今回もベースのキャラはやっぱりそんな感じなんだけどねw

でも、バンドマン(売れてない)で、且つ、女の子には結構モテるっていうオプション付き。

 

彼のへっぽこなアクションで失笑を誘う計略なのか??

と思ったりもしたんだけど、視聴してみましたところ、、

かっこいいじゃん、ちゃんとアクションやれてるじゃん!

正直驚いた。

(かなりトレーニングしたらしい、後からなんかのインタビュー記事でみた)

どう見ても、モヤシなのに。

お見逸れいたしました。

だからといって、ファンになるほどじゃないけどな。

 

収録時間:112分
レンタル開始日:2011-09-02

 

Story
『ホットファズ-俺たちスーパーポリスメン!-』のエドガー・ライト監督による青春アクションムービー。ミステリアスな女の子・ラモーナにひと目惚れしたバンドマン、スコット・ピルグリムは、彼女と付き合うために彼女の元カレ7人と戦う羽目になり…。 (詳細はこちら

 


『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』予告編

 

 

相変わらず、絵は凝りまくっている。

今回は特にコミック原作っていうので、エフェクトも漫画っぽさを取り入れたりして、絵遊びが満載な感じ。

ファイトシーンは対戦式の格闘ゲームスタイルになっている。

部分的には結構笑えるところもある。

女子高生のカラーリングが取れちゃうところとか、靴ひもの時だけテンポが悪くなるところとかねw

でも、前の2作品と比べると惹かれるものが少なかったかな。

プロットがオリジナルじゃないのがきっと大きい。

展開は殆どスケルトン状態だからねw

話の結末に対する期待感が持てなかったっていうのが一番大きいのかな。

 

しかし、見れば見るほど、ジョエルとイーサンが思い浮かんじゃうんだよね。

この監督も相当キャラ作りにこだわりがあって、かなり細かいところまでイメージができてる感じなんだと思う。

 

内容を頭に入れなくて良いので観るには楽な作品だった。

 

見所はもちろん戦うマイケルと、もう一つ。

ルームメイトのゲイ友(あのマコーレ・カルキンの弟らしいけど、兄貴よりずっといいね)もナイスキャラでした。

毒を吐きつつ根は優しいので、みんなイチコロになっちゃうのね。

 

ちなみに、出演している女の子達は運動能力を求められるからなのか、ガッシリ系な女子が多くて、魅力的??な感じであった。

 

<オススメ>

・映像がおもしろい作品が観たい

マイケル・セラが好き

・いつものマイケル・セラも好きだけど偶にはカッコイイ彼も観てみたい

・頭使わないで気楽にちょこっと映画が観たい

・今回はグロなしなので、グロが苦手な人もOK

 

ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!(2007)

主演二人の仲良しぶりがあったかい 

 エドガー・ライト2作品目

主演の二人組は前回と一緒w

二人共いい味出してるわ。

 

なんというかもう、ジャンルのてんこ盛りよ。

前回と比べるとコメディ色は薄いけど、クライムサスペンスの要素あり、主演二人組の友情あり、ド派手なアクション有り。

前回同様グロシーンも含まれる。

ホラーとコメディと両方大好きなんだろうなーこれ作った人。っていう感じ。

 

友情の部分に関しては前回よりぐっとイイ。

どちらも田舎の村に勤務する警官の役。

ショーンの時は、ふたり揃ってダメ人間寄りだったけど、

今回はニック・フロスト演じるダニーの方は相変わらずちょっと冴えない警官だけど、心根の優しい可愛らしさもあるのね。

んで、サイモン・ペッグ演じるニコラスの方はめちゃくちゃ優秀だけどまったく冗談が通じない堅物な警官。

そして、ダニーはニコラスにすごく憧れてて何かとかまってくる感じ。

ニコラスの方は元々ロンドンで勤務していたんだけど、その実力を妬まれて田舎に飛ばされてきたという設定。

 

前半はコメディとサスペンスを織り交ぜながら静かな感じで進んで行く、ちょっとそのパートでくじけそうになるかもれないけど、後半は一転して村中全てを巻き込んでのかなり派手なアクションに入る。

コメディとはいってもそんなに笑えるところはないんだけどもね。

この話は一体どこに向かってるんだ?っていう、不安と期待でソワソワする感じだね。 

最後の最後まで振り回されるけど、そこがいい。

 

今回もすごくテンポとキレがあって洒落も利いてる映像だった。

サイモンとニックの掛け合いも息がぴったりで本物のコンビのよう。

映像にリズムを感じるのは彼らの上手さも当然噛んでる。

そして、この二人が心を通わせて行く過程をしっかり組み込んでくれているのもとてもいい。

仲良しぶりがなんだか可愛い。

これが後々ちゃんと効いてくるわけよ。

 

収録時間:121分
レンタル開始日:2008-12-04

 

Story
ショーン・オブ・ザ・デッド』のエドガー・ライト監督、サイモン・ペッグ主演のポリスアクションコメディ。ロンドンからド田舎に左遷されたエリート警官とトロくてお人好しな若手警官が残虐事件に立ち向かう。R-15作品。
※この商品は「特典映像を優先して収録したい」という製作者側の強い意向により、本編再生時に、一部オリジナル音声と異なるタイミングで字幕が表示されます。何卒ご了解ください。 (詳細はこちら

<オススメ>  

新感覚を味わいたい人

グロいのがある程度OKな人

大爆笑したいという人には不向き

だけど、スカッとした気分を味わいたいならOK

(前半我慢が必要)

 

 ↓ネタバレ

 

 

その絵のあり得なさがまたすごかったわ。

 

最後にはニコラス VS 村の老人達でのドンパチだからねw

車椅子に乗って両手にピストル構えながら突進してくるおばあちゃんって。

ちょっと衝撃的過ぎるでしょうよ。

この手の展開はピンとくるものがある。

そうそう、一時期のタランティーノコーエン兄弟に通じる何かを感じてしまったわけ。

(=ファンになりかけてるか?)

そして、事故に見せかけて殺された人々は何か大きな秘密に関わっていた為に殺されたのか?

一連の連続殺人か?!

と、ニコラスと一緒になって探偵気取りしてたら、全然違うそれぞれ別個のくだらない理由で殺されていたとわかった時は。。。

ちょっと恥ずかしかった。。。

 

でも、嬉しい誤算もあったね。

ダニーが老人達とグルだとわかった時はニコラス並にショックだったけど

彼は帰ってきてくれた!

やっぱりダニーはいいやつだった。

そして、最後の、最後ね。

前半のくじけそうになるところをもうちょっとコメディ要素をしっかりめにして、うまく繋いでくれたらっていうのが残念だったけど、やるならハンパはしないっていう潔さと、ギリギリまで裏切り続けてくれるこの全力感。

好きになっちゃったかもな。